1年生
「おしりどろぼう」
作)陣崎 草子 くもん出版
パンツもはかずに、どどどっと、おうちを飛び出したかばくん。
「かばくん パンツを はきなさい!わたしたち とっても おしりが りっぱなのよ。おしりどろぼうに とられたら どうするの!」
ママがさけびましたが、かばくんは行ってしまいました。
そこへ、いぬ、ねこ、うさぎにまんどりるが、ぽいんぽいんのおしりをクッション、パラシュート、ぶつかってあそぶもの、それに、おしゃれなぼうしにしたいといっておいかけてきます。
「おい! かばくん おしりをとるぞ!」
かばくんは大ピンチ。そこへあらわれたのは・・
「おしり」とかって 低学年は大好きなキーワードですよね。
それの言葉があるだけで 絵本にみんなの注目が集まります。
でも お尻を盗むことなんて できるのかな?
2年生
「だごだごごろごろ」
作)梶山 俊夫 福音館書店
むかしむかしあるところに気のいい、じいさんとばあさんがおったと。
ばあさんはダンゴ作りがとてもうまかった。ある日ダンゴを川に落としてしまい、それを拾おうとしてばあさんはオニにつかまってしまったが…。
ばあさんを助けようと赤とんぼが恩返しをするほほえましい昔話。
おばあさんが しゃもじで船を漕いで逃げていく場面で 「どうなったと思う?」と 聞いてみたら
「化学物質が入っていて 鬼が死んだ」と!!!
なんとまぁ(笑)
3年生
「やまださんちのてんきよほう」
作)長谷川 義史
やまだ家の一日を天気予報とともに描くユーモア絵本。
きもちを天気であらわすと、雨もあれば台風もある!かみなり、なだれ・・・。
笑顔にしてくれる元気な絵本です。
4年生
「それしかないわけないでしょう」
作)ヨシタケシンスケ
大人になったときに未来に待っているのは、大変なことばかり。それって本当!?
それしかないわけないでしょう! 考え方ひとつで楽しい未来がたくさん見えてくるはず。
未来に不安を抱えるすべての人に読んでほしい一冊です。
5年生
「あかいかばんのひみつ」
作)エマ・アレン 国土社
小学校入学でモニカが母親から渡されたのは、みんながもっているのとは全然違う赤いスーツケース。
「こんなかばんで学校にいくなんて、絶対いや!」モニカはかんかんに怒りましたが……
赤いかばんには秘密の力があったのです。
こ
読み始める前に「かばんの秘密って なにかな、と 思いながら聴いてね」と言いました。
読み終えて 「カバンの秘密って 何かわかった?」と 言うと すっと みんなが目線をそらしたので(笑)「考えてみてね」で終わりました。
6年生
「希望の木」
作)新井満 大和出版
あの日、大津波に飲み込まれた陸前高田市の高田松原7万本の松の中で、たった1本生き延びた松があった――。
遺された者への希望と再生、そして“家族の絆”を紡いだ感涙の写真詩集
とても静かに聞いてくれていました。
震災のあった年に生まれたのが今の6年生。遠く離れた場所で暮らしていることもあって なかなか自分ごととして捉えることはむずかいかもしれないけど 時には考えてくれる機会があればいいなと 思います。
たまたまですが ちょうど 今日の社会の勉強で震災のことが取り上げられるらしく タイムリーだったと思います。