2年の数学の授業では、これから新しく始まる「連立方程式」の単元で 生徒たちは、これまでに培った数学の力をフルに働かせて、 新しい数式の謎に挑みました。授業の冒頭、宮崎先生から提示された数式を見て、 生徒たちは1年生の時に習った「1元1次方程式」との共通点と相違点を探しました。 「どちらも『=(イコール)』があるし、『解』や『解く』という言葉を 使うのは同じだ!(共通点)」 「でも、文字の数も、式の数も増えている! それに、式の横に中かっこのような記号がついている!(相違点)」 ただ新しい計算方法を教わるのではなく、自分たちの知っている知識と比べることで、 「文字や式が2つに増えたこと」がこれからの学びの鍵になることに、 生徒自らが気づいていったようです。 数式の構造の違いを押さえたところで、 「修学旅行のお菓子を、180円のものと10円のものを合わせて 1000円分買うとしたら、それぞれ何個ずつ買えばよいか」と 先生から身近な問題が提示されました。 先ほど見つけた相違点を意識しながら、実際に計算を始めます。 しかし、ノートに書き進めるうちに、5個と10個、2個と64個……など、 答え(組み合わせ)がいくつも出てきてしまうのです。 「金額の条件だけじゃ、答えが一つに決まらない!」という、 新しい数学の壁(事象)に直面し、ペアや全体で「どうすればいいか」と 話し合いが深まっていきました。 次に「合わせて15個買った」という2つ目の条件(もう一つの式)が追加されました。 2つの条件が揃った瞬間、生徒たちのタブレットやノートの上で 一気に計算が走り出します。「あ、これなら一つに決まる!」 「5個と10個だ!」と、教室のあちこちから納得の声が上がりました。 振り返りでは、2つの方程式を同時に満たす値(連立方程式の解)の必要性を、 自らの試行錯誤を通して見事に導き出したようです。





