6月9日(金)、医学進学プログラムの一環として、「医療現場の現状や課題について~病院で働くということ、実際に循環器内科医として勤務して~」というテーマの講演会が行われました。講師は、本校を卒業し、現在は京都中部総合医療センターの循環器内科で医師として活躍されている吉田詩織さんです。医学部の学年ごとの学習内容や、医師として働いておられる今の生活の様子を話してくださいました。講演を聴き、医療の現場で働くことの具体的なイメージをつかむことができ、医療の仕事におけるやりがいと覚悟を学ぶことができた貴重な時間となりました。
【生徒の感想】
・現在の医療現場の様子だけでなく、高校生や大学生の頃のお話も聞くことができて良かったです。自分と同じ学校で3年間過ごし、医師として活躍されている方の高校時代は親近感がわき、これから改めてがんばろうと思いました。また、実際の症例やカテーテルの様子など具体的な内容を知ることができ、貴重な機会でした。想像以上に忙しそうでしたが、やりがいが伝わってきて楽しそうにお仕事をされているのが分かり、医師のかっこよさを感じました。後半はいろいろな質問や疑問に答えてくださり、知らなかったたくさんのことを学ぶことができました。普段は聞けないお話を聞くことができたので講演会に参加して良かったです。
・実際の勤務内容、目で見ているからこそ分かる医療現場の厳しさや現状をとても細かく話してくださったので、分かりやすかった。吉田先生が退院される患者様からお礼を言ってもらうのがとても嬉しい、というエピソードを笑顔で話されていたのが印象的だった。自分のしたいことができると楽しく働くことができると分かった。夢の実現につながる進学ができるように、日々、学習し、常に成長をし続けたいと思った。
・「私たちに知ってほしいこと」の内容の一つにあった「覚悟」や「責任」のことについてが深く印象に残った。医療に関わる道に進むと必ず要求される責任は、これまでは深く考える機会はなかった。だからこそ、今回の講演会の中で考える機会が持てて良かった。勉強だけでなく、人と向き合うための心構えを要求されることを忘れないように生活をする。加えて、多忙な毎日の中にやりがいを見つけて過ごしたいとも思った。