校長挨拶

第24代校長  藤田 浩

「個を活かし、公に生きる」

 

 京都府立福知山高等学校・福知山高等学校附属中学校のホームページを御覧いただきありがとうございます。

 福知山高校は明治34年(1901年)に京都府立第三中学校として創立されて以来、創立124年目を迎える歴史と伝統を誇る高校です。本校、分校を合わせて卒業生は約4万名を数え、政治・経済・医療・教育・文化・芸術など様々な分野、国の内外で広く活躍しています。
 現在、福知山高等学校には、本校(全日制)と三和分校(昼間定時制)、さらに附属中学校が設置されています。

 本校は普通科と文理科学科を擁し、府北部の伝統校としての期待に応えるべく、充実した学習環境、学習する雰囲気、丁寧かつ熱心な指導により、生徒一人ひとりの「希望進路の実現」を目指し取り組んでいます。「みらい学」や「みらい考」の探究活動や医学進学プログラムや教員養成プログラムをはじめとした充実したキャリアプログラム等により、地域や社会に関心を持ち、自ら考え主体的に行動する力を育成しています。スーパーサイエンスネットワーク京都校として、サイエンス教育の充実にも力を入れているほか、文部科学省WWL(ワールド・ワイド・ラーニング)コンソーシアム構築支援事業共同実施校の経験を踏まえ、国際理解教育を充実させ、グローバル人材の育成にも取り組んでいます。

 三和分校は昭和24年(1949年)に細見分校として開校し、昭和30年(1955年)に三和分校と改称され現在に至っています。農業科・家政科を設置し、京都フロンティア校として地域と連携し、実習や体験学習を重視した地域密着型の特色ある教育を推進するとともに、4年間でゆっくり、確実に基礎から学ぶことができる学校です。農業科と家政科のコラボによる学びを推進しています。

 附属中学校は平成27年(2015年)に開校しました。高校の本校と同一敷地内で共に学び、卒業後は文理科学科に進学します。教科の学習だけでなく、「みらい楽」(総合的な学習の時間)では、SDGsの視点を踏まえて地域の課題解決に主体的に取り組んでいます。高校生も含めた幅広い異年齢集団の中で、6年間一貫して学ぶよさを最大限に活かし、新たな教育を推進していきます。

 日頃より多くの諸先輩方、保護者の皆様、地域の方々に御理解・御協力をいただき、あらためましてお礼申し上げます。
 取り巻く社会環境の複雑性が増し、次々と想定外の出来事が起こり、将来を見通すことが困難な時代、これまで正解とされていたことが通用しなくなり、「正解のない時代」と言われる時代を力強く生き抜くため、生徒一人一人の可能性を伸ばし、主体性を持って多様な人たちと協働する力を養い、「個を活かし、公に生きる」人材の育成に全力を尽くして参ります。
 今後とも、皆様の御支援・御協力を賜りますようお願いいたします。

 令和6年4月1日

                         京都府立福知山高等学校

                           京都府立福知山高等学校附属中学校

                          校 長  藤 田  浩

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