【国際理解プログラム】フィールドワーク in 神戸

 10月5日(月)にキャリア学習部・国際理解プログラムの活動でフィールドワークを実施し、高校1年生7名が参加しました。
 行き先は神戸・長田、日本でも有数の他民族共住地域として知られる地域です。

 「神戸在日コリアンくらしとことばのミュージアム(通称:ナドゥリミュージアム)」の館長である金(キム)さんに長田の街を案内してもらいながら、長田で生活を築いた在日コリアンの方たちがどのような暮らしを送ってきたかについて教わりました。

 

~参加した生徒の感想~
●元々、商店街のような、人々の生活が分かる場所を見るのが好きなので、長時間でも楽しんで歩くことができた。商店街に台湾やミャンマー料理のお店があることが印象的で、そうした違いをどう受け入れるかが大切だと考えさせられた。
●長田の商店街にあるお店を経営している方は韓国人の方が多く、裏道の商店街には韓国語やベトナム語で書かれた貼り紙を発見し、多文化共生の街を肌で感じることができた。また、阪神淡路大震災で長田に大きな被害があったことを初めて知り、写真で見た震災直後の様子の面影が全くなかったので、すごいなと思った。
●長田が靴の生産で有名なことが分かったが、そこには在日韓国人の方々が関わっていることを知った。震災から再開発や地域の発展の背景には在日の方たちが密接に関わっているということに気づいた。
●母国から離れて生活する時間が長くなり、世代を経るごとに日本風の暮らしへと変わっていく中で、韓国の暮らしの有り様を忘れてしまう人が多くなっていることを初めて知った。日本人の考え方の一部として、外国人を排除しようとしている現状もある中で、一度身近な現状を考えながら、問題について考えようと思った。
●人気のK-POPや韓国ドラマ以外にも、日本と朝鮮は産業や経済の発展で深い関わりを持っていると分かった。朝鮮語が基になって日本語ができたことや、100年以上前から大勢の朝鮮人が神戸の暮らしを支えてきた事実を知った。ナドゥリミュージアムで見た当時の家族写真からは、人々の服装や習慣が読み取れて興味深かった。
●生活の中で色々な壁があり、本名を隠して「通名」を利用するなど様々な制限を受けないといけなかったと知った。当時、在日韓国・朝鮮人は日本語を教えてもらえず、大人になってから初めて教わった日本語で記された「ありのままの思い」(ミュージアムの展示)に驚いた。現代では、在日の特に若い世代の間で、母国語の継承が困難になってきている現実にも気づかされた。
●朝鮮半島から日本に移って慣れない場所で暮らしながら、「朝鮮からきた」という理由で周囲から差別されるのは想像しきれないほど辛いものだと思った。長田の街の雰囲気やナドゥリミュージアムのような、自分の故郷・ルーツが感じられる場所には元気づけられると思った。長田で韓国の文化を守って伝えていくことは、ルーツを大切にするという点に加え、差別の歴史を風化させないという意味でも大切だなと思った。

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