育ちと学びをつなぐ幼児教育&生活科講座Ⅱ(2021/07/27)

7月27日(火)に、育ちと学びをつなぐ幼児教育&生活科講座Ⅱを実施しました。武庫川女子大学 藤本 勇二 准教授の講義で、幼児理解に基づく質の高い保育の在り方や、生活科の指導に生かす方策について学びました。

【受講者の感想から】
◇「考えない教師は考えない子どもをつくる」という言葉に考えさせられ、続く「有能な学び手としての子ども観が問われている」という言葉が腑に落ちた。生活科の授業研究を通して有能な子どもの才能をより育てていく、子どもに負けない学び手になりたい。本研修の内容は、生活科の教科や小学校の校種に限定されることのない、教育の原点だった。
◇生活科の活動をグループで考えるにあたり、他校種の方と共に考える中でたくさんのヒントや取組例を聞くことができた。また、幼小接続における共通認識としての「育って欲しい姿」を生活科でどう実現していくかということも勉強になった。「子どものため」と言う言葉は、上から目線で発しているのではないか。子どもを理解するということは相手を尊敬し、相手から学び取ろうとする謙虚な精神であってこそ、という理念に心動かされた。
◇私たちに必要なのは、見たいように見て聞きたいように聞いているという確証バイアスを超えること。子どもは自分の関心事でなければ受け止めない。そのための指導技術として、音声化し、視覚化し、子どもに合わせて言葉を磨いていくことが大切である。そして、子どもを「見取る」視点を持つこと。環境によって子どもたちに学ばせている。だからこそ、子どもにとって切実な問題に出会わせることで自分事にしていくことが大切だと学んだ。

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