学校長挨拶

子ども一人一人が 「今も未来も幸せな学校」 を目指して
さて、子どもの幸せ(幸福度)を考えるとき、「ウェルビーイング( Well-being)」という概念があります。ハピネス(happiness)が感情的で一瞬の幸せであるのに対し、ウェルビーイングはその状態が持続する幸せです。正に「今も未来も幸せ」ということなのです。
第2期京都府教育振興プランに示された目指す人間像(「めまぐるしく変化していく社会において、変化を前向きにとらえて主体的に行動し、よりよい社会と幸福な人生を創り出せる人」)や、3つのはぐくみたい力(「主体的に学び考える力」「多様な人とつながる力」「新たな価値を生み出す力」)も、一人一人の多様な幸せや社会全体の幸せとも言うべき「ウェルビーイング( Well-being)」につながります。その実現に向けては、多様な子どもたち一人一人を大切にし、誰一人取り残すことなく個性や能力を最大限伸ばす教育を、学校・地域・家庭がコミュニティとしてそれぞれの強みを活かしてつながりながら推進することが必要です。
青谷小学校でも「元気で まじめに やり通せ」の校訓を土台にしながら、一人一人の意欲を高める学びや、授業のユニバーサルデザイン化、ICTを積極的に活用した授業改善等の取組を推進します。また、温かな人間関係を基盤にした様々な活動を通して、子どもの自己肯定感を高める働きかけを積極的に行います。子ども一人一人の心に寄り添い、しっかり話を聴いて自己決定を促します。子どもの挑戦を、その結果のみで評価しません。保護者の皆様とのコミュニケーションを大切に、子どもたちの成長を共に支えたいと思います。そして、学校において何より大切なのは、子どもが安心して学ぶことができる教育環境です。すべての活動は子どもの人権を守りきり、一人一人の命を大切にすることを基本に進めます。
一方、新型コロナウイルス感染症については、まだまだ警戒を緩めることができない状況です。城陽市立の各学校では、文部科学省「学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアル」をもとに、子どもたちに感染が広がらないよう教育活動を進めています。今後も引き続き感染防止対策の徹底を図りながら学習活動や行事等を工夫することで教育活動を継続し、児童の学びを保障していきます。新型ウイルスへの対応は、今後も長期に渡ると考えられます。学校では、子どもたち一人一人の心のケアに努めます。気になる様子がありましたら遠慮なくご相談ください。
私たち教職員は、チームとして、学校が幸せを感じる場所、子ども達の居場所になるよう力を合わせて指導にあたります。保護者や地域の皆様には、今年度もご支援とご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
令和4年(2022年)4月
城陽市立青谷小学校
校長 江上 新一
学校概要

青谷小学校は、明治22年に開校し、4番目に古い伝統がある学校です。校区は自然に恵まれ、「青谷梅林」の里としても有名な地域でもあります。戦前までは、お隣の綴喜郡井手町多賀地域(当時は多賀村)といっしょになっていた頃もありましたが、戦後は市内10小学校の中で唯一、分離・統合を経験せずに現在に至っています。
先祖代々青谷地区にお住まいのご家庭も多く、親・子・孫の3世代とも本校の出身というのは珍しくありません。まさに、地域に根ざした学校です。
児童180名、8学級(特別支援学級2クラス、1~6学年各1クラス)で、青谷小学校の令和4年度がスタートしました。今年度も保護者や地域の皆様と手を携え、子ども一人一人が「今も未来も幸せな学校づくり」に取り組んで参ります。どうぞよろしくお願いします。
- 学校教育目標
本校の校訓
「元気で まじめに やり通せ」…本校の普遍的な教育目標
(生命尊重) (心の基盤形成) (意欲)
☆めざす児童像 ○よく考える子…思考・判断・創造 ○仲よくする子…人権尊重・信頼・友情 ○やりぬく子…努力・責任・根気 ○元気な子…健康・明朗・勇気
令和4年度の教育目標
○京都府教育委員会の「学校教育の重点」並びに城陽市教育委員会の「学校教育指導の指針」を踏まえ、本校の伝統や校風を大切にしながら、児童一人一人に確かな学力を身に付けさせる。
○豊かな人間性と、たくましく健やかな身体をはぐくむことを通して、『地域に信頼される開かれた学校づくり』を目指す。
- 学校沿革
学校沿革
明治22.10.18 京都府綴喜郡青谷尋常小学校創立 25. 5. 5 中村龍福寺から現在地に移転 26. 4. 1 井手、多賀、青谷組合立多井青高等小学校設置(多賀村) 40. 4. 1 京都府綴喜郡青谷尋常高等小学校と改称(修業年限2年高等科設置) 43. 4. 1 修業年限4年高等科設置 大正11. 2.11 雨天体操場、教室増築 昭和 9. 9.21 室戸台風により雨天体操場、南校舎1棟倒壊 16. 4. 1 学制改革により京都府綴喜郡青谷国民学校と改称 22. 4. 1 学制改革により京都府綴喜郡青谷村立青谷小学校と改称 26. 4. 1 町村合併により京都府久世郡城陽町立青谷小学校と改称 34. 4. 1 養護学級新設(国立京都療養所内) 40. 8.13 青谷小学校プール竣工 47. 5. 3 城陽市制に伴い校名を京都府城陽市立青谷小学校と改称 62.10. 1 運動場拡張、プール解体、新プール建設着工 63. 4. 1 新プール完成 平成 1.10.18 創立100周年記念式挙行 2. 4. 1 北校舎増築2教室(1階図工室、2階普通教室) 3. 4. 1 障害児学級設置(うめの実学級) 6.11.25 府小研理科大会を開催 7. 8. 8 韓国・慶山市の小学生と交流会実施 8. 4. 1 児童・生徒のボランティア活動指定校となる(3年間) 11. 4. 1 児童・生徒のボランティア活動の取組を継続(5年間) 11. 7. 8 青谷小学校の自校出版「わたしたちのふるさと青谷」発刊 12. 4. 1 京都府教育委員会・城陽市教育委員会指定の「教育実践パイロット校」として総合的な学習の時間」の研究指定を受ける 12. 9.30 コンピュータ教室新設 13.11.22 府・市教育実践パイロット校「総合的な学習の時間」研究発表会 14.10.31 全日本特別支援教育研究連盟全国大会(京都府大会)公開授業校「生活単元学習」 17. 8.31 北校舎大規模改修工事 18. 4. 1 京都府教育委員会から「京の子ども夢・未来校」(『やましろ未来っ子』研究推進校)「ジョイントアップ研究開発」の研究指定を受ける。 25. 1. 7 体育館大規模改修工事 26. 4. 1 特別支援学級、クラス増(うめの実学級2クラス) 29. 5. 1 各普通教室空調システム設置 令和2.12.18 GIGAスクール構想による1人1台タブレットの配備 3. 4.~ 駐車場新設工事 3. 8.~ 新駐車場完成 使用開始 - 教室配置図
令和4年度 教室配置図
- 本校の研究(学力向上プログラム)
令和4年度 学力向上プログラム
- 校区略図
校区略図
- 校歌
青谷小学校 校歌 作詞 鴨原 一穂 作曲 山田 一雄
一
山河の恵み 豊かなる
ここ青谷の 学び舎に
学ぶ我ら 光の子
ああ大空に 照る日より
なおかがやける ゆくてかな二
木津の流れに 身をきたえ
梅の香りの 品そえて
伸びゆく我ら 力の子
ああ若草の 萌ゆるより
なおすこやかな すがたかな三
真理の泉 ひとすじに
とめゆく我ら 青谷の
栄えをになう 希望の子
ああ天山の 木々よりも
なおさかんなる ながめかな↓校歌のメロディが流れます。