「いどむ つながる かがやく」子どもの育成
春の陽気がようやく訪れ、温かい日差しの中で桜の花が咲き誇る季節となりました。
中丹支援学校長を拝命し、4年目となります。どうぞよろしくお願いします。
さて、本年度は4月9日の入学式において、42名(小学部7名、中学部17名、高等部18名)の入学生を迎え、全校児童生徒150名(小学部52名、中学部42名、高等部56名)で令和7年度をスタートします。
中丹支援学校では「自ら障害を克服し、他と連携を行い、強く、明るく、心豊かに生きぬく児童生徒を育成する」という教育理念のもと、「いどむ つながる かがやく」を学校教育目標としています。
「いどむ」 主体的に学び、未来に向かって挑戦していく児童生徒
「つながる」いろいろな人や地域とのつながりの中でともに歩んでいく児童生徒
「かがやく」新たな価値を創り出し、自分らしく生きていく児童生徒
昨年度の挑戦や取組をベースに、今年度は、
「ともに行こう!冒険の続きへ~未来を紡ぐChutan 42nd~」
をテーマとして、10年先の未来へ向けて、新たなことへの挑戦とこれから目指すべき学校の姿を明確にしながら、子どもたち一人一人の可能性を見出し、伸ばす教育をさらに充実・発展させていく所存です。学校教育目標のもとで、地域や関係機関とのつながりを深めながら、魅力ある学校づくりへ向けてさらなる取組を進めていきます。
学びとつながりを積み上げ、広げ、生かし、「やってみたい」という意欲を育てる小学部、「誰とでもできる」という経験を育てる中学部、「地域社会でできる」という自信を育てる高等部、それぞれの学部で「一人一人の持てる力を最大限に伸ばす」教育を推進していきたいと思います。様々な困難を克服しながら、懸命に学ぶ子どもたちの姿をとおして、中丹支援学校の魅力をより多くの方々に広く知っていただくことや、他校や地域との交流及び共同学習をとおして、ともに学ぶ楽しさを追求することにも努めていきます。本校で付けた力をもとに地域で生き生きと活躍し、共生社会を生き抜き、自分らしく幸せな人生を送ることを願っています。
私たち教職員は、そのために切磋琢磨し、授業力を身に付け、高め、子どもたちがより幸せに生きていけるよう、力を合わせて本校の教育を推進していきます。
本校の教育に御理解と御協力を賜り、皆様のお力をお貸しいただきますよう、よろしくお願いします。
令和7年4月吉日
京都府立中丹支援学校 校 長 高野 美和