小さな幸せは、人とのつながりの中に
今年度も学校運営協議会・「みのり会」(地域学校協働活動)の取組として、地域の皆様が企画・運営してくださる「ひかりふれあいデー」(6/12)を実施しました。祖父母の皆様にもご参加いただき、子どもたちは「ブンブンごま」「紙工作」「竹でっぽう作り」「ボッチャ」「みたらし団子作り」「百人一首」など、学年に応じた活動を楽しみました。
教えてくださる地域の方がいて、「できたね。」と一緒に喜んでくれるお家の人がいる。初めて出会う方にも褒めてもらったり、「ありがとう。」「もう一回やりたい。」という言葉が飛び交ったり、自然に笑顔になる。…この日は、そんな温かな空気が学校中に広がっていました。
本校では、人権教育の取組として「小さな幸せ見つけ」を進めています。人権教育とは、自分を見つめ自らの行動について考えたり、一人一人をかけがえのない存在として大切にする心を育てる教育です。言葉にすると簡単で当たり前のことなのですが、「人を大切にする」とは、具体的にどのようなことなのかを我々は考え続ける必要があります。
誰かが優しく声をかけてくれたこと、一緒に笑ったこと、給食がおいしかったこと…そんな日常の暮らしの中にある小さな幸せに目を向けると、その多くは誰かの優しさや思いやり、支えによって生まれていることに気付きます。今回のひかりふれあいデーの授業でも、子どもたちはきっと多くの「小さな幸せ」を見つけたことでしょう。人との関わりの中で生まれた「小さな幸せ」の積み重ねが人を大切にする土台となり、自分も誰かに幸せを届けられる存在であることに少しずつ気付いていくのだと思います。
竹でっぽうの玉がポンという心地よい音とともに飛んだ瞬間、ナイスコントロールでボッチャの得点になった時…幸せは特別なできごとでなく、人との関わりの中で生まれるものだと、子どもたちは実感したことと思います。地域の皆様、祖父母やお家の方との学びは、知識や技術だけでない、人生を豊かにする「小さな幸せ」を子どもたちに届けてくださったように思います。
人は人との関わりの中で育ちます。思いやりや喜びはもちろん、時には葛藤やすれ違いも、人を理解し、自分を見つめ直す機会になります。大切なのはつながりを絶つことではなく、よりよい関わり方を学び、支え合いながら歩んでいくことです。これからも学校・家庭・地域が手を取り合い、一人一人が「小さな幸せ」を感じられる学校を皆様と創っていきたいと思います。
校 長 中田 匡恵


