人と人を結ぶ温かいことば

 日増しに秋が深まってきています。学習やスポーツに集中して取り組むのに絶好の季節です。10月21日(土)の運動会では、たくさんの温かい拍手や励ましの声を子どもたちに送っていただきありがとうございました。

 さて、学校では11月を人権月間として、いろいろな取組を通して、人権について考えます。教室からは、人権月間のテーマソング「世界がひとつの家族のように」の歌声が聞こえてきます。今、校内には温かい二つのメッセージが掲示されています。一つは、PTA人権委員会で取り組まれた子どもたちのいいところカードです。お家の方からも、その子のよいところを伝えてくださっています。「優しくて元気なところ」「とてもがんばりやなところ」「いろんなことにチャレンジできるところ」「好きなことに熱中できるところ」など。書いてくださったお家の方の願いや思いがメッセージとして、子どもに伝わっています。

 もう一つは、6年生の子どもたちが書いた「あいさつメッセージ」です。  

 「あいさつで 自分も相手も いい笑顔」

 「元気よく あいさつすれば 気持ちいい」

 「みんなのあいさつで 笑顔いっぱい ひかり小」

 学校や家庭、地域で、人と人を結ぶ温かいことばを交わし合うことを実践していきたいです。

 また、朝の登校で、列から遅れそうになる低学年の子に、上級生が手をつないだり、ランリュックにそっと手を添えたりして歩いているのを見かけます。がんばって歩けるように、事故に遭わないように見守ってくれている気持ちが伝わってきます。思いや心は誰にも見えないけれど、思いやりや心遣いは見えるものです。

                              校長 日下部 正登