寄宿舎

寄宿舎紹介

 今年は、新しく20名の通年入舎生を迎えて、新年度がスタートしました。

 男子15名、女子5名の児童生徒たちが、4~7名のグループをつくって過ごしています。

 毎日、友達とともに様々な取組や食事、お風呂、洗濯などを行いながら、共に育ち合い学び合っています。

 さらに、6月からは、短期入舎生も加わり、賑やかな寄宿舎生活がはじまります。

 寄宿舎で友達と共に一年間を過ごすことによって、集団の中での生活力や、人との関わり方等、児童生徒たちの自立に向けた新たな力を育んでいきます。

 小学部1名、中学部1名、高等部2名、合計4名の男子グループです。グループ名は、楓の木から「かえで」をとりました。花言葉、「美しい変化」「大切な思い出」「調和」「遠慮」「自制」などがあります。紅葉によってその色を変え、季節ごとに美しく変化していく様子からつけられた花言葉です。また、小さく控えめな楓の花の様子などから、「自制」「遠慮」の花言葉がつけられた説もあるそうです。児童生徒たちが色のちがいや変化を楽しんで、大切な思い出になる一年になったらと願いを込めました。

 グループとして、「変化を受け入れ、様々な場所で安心して過ごせる」ということを念頭に、様々な場所での取組や活動を行い、自分の思いを表現すること、伝えること、楽しい見通しがもてること、を大切にしていきたいと思います。

 高等部男子2名、女子2名、中学部男子1名、合計5名のグループです。

 児童生徒たちは、友達と一緒に遊ぶ楽しさを感じたり、やりがいを感じたりするなかで、友達を求め、意識し、自分でやってみたい気持ちが芽生えてきています。そして、その思いを一生懸命伝えようとしています。そんな子どもたちの思いや、「楽しかった」「伝わった」「できた」と感じられる生活を大切にします。また、「もっと~」の気持ちや「やってみたい」思い、「自分も○○」等の気持ちを膨らまし、様々なことに挑戦してみようとする姿を引き出していきます。

  個性豊かな、ドラえもんの子どもたちのように、自分の思いをしっかりと出しながら友達たちと共に成長していけるグループになればと思います。

 中学部男子1名・高等部男子5名、女子1名、合計7名のグループです。寄宿舎の生活に慣れはじめ、友達との共同生活を楽しめるようになってきました。砂防提への散歩、体育館のドッチビー、お菓子作り等、児童生徒たちの「やってみたい!」を大切に、時にはグループを越えて活動をしています。友達と一緒に楽しいことをしたり、人との関わり方を学んだりする中で、「自分でできること」を増やし、自分の心地よい生活を作っていきます。

 高等部2年生の男子2名、女子2名、合計4名の四葉グループです。4人で相談しながら、日々の活動を決めています。「体を動かすのは苦手」だけれど、楽しく活動する友達の姿を見て「私も一緒にやってみよう。やれば楽しい・できそう」。放課後からの活動、入浴、就寝、そして登校までの時間は、自己認知・他者理解へと日々啓発し合えるグループを目指しています。将来に向けた「私の在り方」を模索していく四葉グループ。食堂には4人の好きなカラーのクローバー(四葉)を、折り紙で示しました。みんなの個性が輝く1年となるよう、現在・未来に向けた、自分なりの「幸」と「希望」のつまったウエルビーイングの生活を探していきます。