本校は京都府で唯一の全日制・定時制・通信制の三課程を併設している学校として多彩な教育活動を展開しております。それぞれの課程においては、多様な生徒の社会的自立を目指し、個々の「生きる力」の涵養に向けての支援を行ってもおります。
伝統的な、自由闊達な校風のなかで自主・自立の気概を培い、「自ら学び」、「自ら律し」、「自ら鍛える」姿勢や態度を身につけた結果、心豊かに、そしてたくましく育った卒業生たちに続くべく、生徒たちは日々の学習活動を大切にし、部活動の充実に努めているところです。
全日制課程普通科は、基礎学力の充実を図るとともに確かな学力を育むため、数学・英語に習熟度別講座を実施して学力の伸長に努めています。進路指導においては、自らの能力、適性、興味を把握した上で、主体的に進路を選択する能力を育てるために、きめ細かな進路指導講座(進路別説明会、補習授業、実カテスト、模擬テスト、模擬面接等)を設けています。 また、中学校時代の事情ある欠席日数が受検に不利とならない「長期欠席者特別入学者選抜」を平成18年度から実施しています。
定時制課程普通科は、単位制により4年卒業コースに加えて3修制コース(3年で卒業できる制度)を設置しています。定時制では、「働きながら学ぶ」勤労生徒をはじめ、社会人特別入学者選抜で入学された方など、幅広い年齢層の生徒が学んでいます。その学習を支えるために、栄養バランスに配慮した完全給食を実施してもいます。
通信制課程も定時制同様単位制ですが学年の区分はなく、「自学自習」を基本とする学習システムを特徴としており、普通科の卒業資格を取得できます。学習形態は、自宅でのレポート学習が中心ですが、登校指定日のスクーリング、テスト、特別活動も行います。 通信制においては、仕事など様々な事情により毎日の登校学習が困難な人や、再度高校教育を受ける機会に挑戦する人など多様な人が学習に励んでいます。
京都府立朱雀高等学校
校 長 塩 川 拓 司