京都府教育振興プラン~つながり、創る、京の知恵~
プランのデータを掲載するとともに、プランの構成や特徴をお知らせします。
■プラン本体
京都府教育振興プラン~つながり、創る、京の知恵 全体PDF(2分割)
■概要パンフレット
京都府教育振興プラン~つながり、創る、京の知恵 概要パンフレット
プランの基本情報・特徴等
◆プランの位置付け
- 教育基本法第17条第2項において地方公共団体が定めるよう努めることとされている教育振興基本計画
- これからの新しい京都づくりの羅針盤(府政運営の基本)として平成22年12月に策定された「明日の京都」の分野別計画
◆プランの期間
- 平成23年度から平成32年度までの10年間
- 重点目標と主要な施策の方向性については、概ね今後5年間で取り組む事項としており、5年程度で計画の中間見直しを行う予定
◆プランの主な構成
- 今後10年間を通じた「京都府の教育の基本理念」(第3章)
- 「目指す人間像」
- 人づくりの基本となる3つの「はぐくみたい力」
- はぐくみたい力を引き出し伸ばすための「包み込まれているという感覚」
- 様々な取組を推進していく上で常に持っておくべき3つの「施策推進の視点」(第4章)
- 基本理念を実現するための10の「重点目標」と38の「主要な施策の方向性」(第5章)
◆プランの特徴
(1)他府県には見られない府の特性を踏まえ、歴史と伝統にはぐくまれた京都の「知恵」を継承し(つなぎ)、発展させる(創る)人を「目指す人間像」としたこと
京都の伝統と文化を守り、受け継ぎ、新たな文化を創造する心と技の育成に向けて、「京都府内のすべての子どもが『京都』にある自然・歴史・文化・産業等を学ぶ機会の充実」「府内各地域の自然や歴史、伝統・文化、スポーツ等について学びあう交流校活動の支援」などの取組を具体策として盛り込んでいます。
(2)これまで「生きる力」や「知・徳・体」として表現されていた概念を、3つの「はぐくみたい力」(「展望する力」・「つながる力」・「挑戦する力」)として、より具体的にあらわしたこと
(3)子どもの意欲を引き出し高めるためには、子どもが周囲からの温かくも厳しい愛情や信頼、期待などに「包み込まれているという感覚」が大切としたこと
すべての子どもが「包み込まれているという感覚」を実感できるようにしていくことが、教員、保護者から地域の人々まで、すべての大人の責務であると考えます。
(4)取組を推進する上で常に持っておくべき視点のひとつとして、地域のつながりや人材、自然、伝統や文化など、ふるさと京都が持つ様々な力を活かした京都府ならではの教育を進めることが大切としたこと
地域の伝統行事にみられるように地域社会のつながりが比較的強いこと、最高水準の研究を行う大学や研究機関が存在すること、日本三景のひとつ「天橋立」をはじめとする豊かで美しい自然が存在すること、府内の各地域にそれぞれの伝統や文化が息づいていることなど、京都府は様々な強みを持っています。これらの力の活用については、第5章の重点目標や主要な施策の方向性、主な取組の中の随所にちりばめています。こうした「京都府ならではの教育」を通じて、子どもから大人まですべての人々が生涯にわたって力強く歩み続けることができる人づくりを進めていきたいと考えています。
プランには、「施策推進の視点」のひとつとして「社会総がかりで取り組む教育」を掲げています。
学校はもとより家庭・地域社会・行政が、プランの理念を共有し、その実現に向けて一丸となって取り組んでいけるよう、教育関係者・団体にお知らせしていくほか、保護者や地域の方々など広く府民の皆様の御理解をいただくための工夫を重ねていきます。