「よむよむ」による朝の読み聞かせ

図書室

1年生
「かぼちゃのだいおう」
作)おおいじゅんこ       
ほるぷ出版 

「かぶっているのは だあれ?」布を使ったコラージュと、かわいくあたたかいイラスト。ハロウィンをテーマに、縦に開いていく絵本です。
かぼちゃのだいおうをかぶっているのはだれでしょう?
絵をよく見て、次はだれがかぶっているのかに気が付く子どもたちもいました。


「いそっぷのおはなし」
再和)木坂 涼       
グランまま社

 「きつねとつる」「うさぎとかめ」「よくばりないぬ」「うしとかえる」「ひつじかいとおおかみ」「きこりとおの」「からすときつね」「ありときりぎりす」「きたかぜとたいよう」
イソップ作とは知らなくても、これまでに読んだことや聞いたことのあるお話もあったようでした。
今日も落ち着いてしっかりお話を聞いていました。


2年生
「はらぺこおつきさま」
作)ニシノ ミサ       
家の光 2023年9月号より

くいしんぼうのおつきさまとくろねこレストランの、「中秋の名月(十五夜)」のこの時期にピッタリのお話です。
子どもたちも、中秋の名月とか十五夜とかをよく知っているのですね。
十五回目のおかわりで満月に気づくところがさすがおつきさま!
「しあげは笑顔をぱっと一ふり!」


「たんぼでおにぎりぎゅっ‼」
作)長野 ヒデ子       家の光 2024年9月号より

「♪おにぎりギュッ!おにぎりぎゅっ!うめぼし入れて、おにぎりぎゅっ!おにぎりぎゅっ!」
歌いながらおばあちゃんがおにぎりを作ります。
こどもたちも歌に合わせておにぎりをギュッ!とにぎった気持ちになりました。
お米不足が騒がれている昨今ですが、もうそろそろ美山では美味しい新米の季節ですね。

3年生
「おはぎちゃん」
作)やぎ たみこ      
偕成社

おじいさんとおばあさんがすんでいる、ちいさないえのちいさなにわ。そっとしゃがんで、じめんのちかくをのぞいてみれば…ほら、じつはこんなにたのしいなかまたちが、きょうもわいわいおおさわぎ!とてもたのしくてとびきりしあわせな、ちょっと不思議なおはぎちゃんのお話です。
「おはぎ」はみんな知っているようで、半数ぐらいの子どもたちは大好きだそう。なんといっても甘いですから。合いの手を入れてくれる子もいて、みんなとてもお話に引き込まれているようすでした。
季節の移ろいの感じられる絵が美山を連想します。背表紙に登場人物の名前がかかれているところに、作者の登場人物への愛情が感じられます。



4年生
「3びきのかわいいオオカミ」
作)ユージーン・トリビザス      
冨山房

「3びきのこぶた」をすてきにひねった愉快なお話。
うちを出て、自分たちの家をつくることになった3匹のオオカミ。
まずレンガの家を建てますが、こわいブタにハンマーでたたき壊されてしまいます。
続いて建てたコンクリートの家も、ブタが電気ドリルで、めちゃくちゃに壊してしまいます。
もっと丈夫な家を建てなくてはと決意して三匹が建てた家は、鉄でできた家。
これなら、と思ったものの……。さて、オオカミとブタの関係はどうなるのでしょうか?

「3びきの子ブタ」はみんな知っているからこそ、意外な設定にどんどん引き込まれ、最後の場面では思わず拍手がわきました。

5年生
「たのきゅう」
監修)松谷 みよ子     
童心社

紙芝居を面白おかしく聞かせていただきました。
むかしむかし、『たのきゅう』という旅芝居の役者がおりました。ある時、母親が病気になったので、たのきゅうは急いで故郷に帰ることになりました。途中、山の麓の茶屋で「夜の山にはウワバミが出て人間を喰ってしまう」という話を聞きましたが、先を急ぐたのきゅうは構わず歩き続けましたーウワバミとの知恵比べでうまくだまし、最後のオチでは拍手が沸き起こりました。
紙芝居の魅力が子どもたちに伝わった瞬間でした。

6年生
「おしえてくれる?わたしのなまえ」

作)ナイジェル・グレイ    ゴブリン書房

9月が世界アルツハイマー月間であることにちなんで、少女と、記憶をなくしかけたおばあさんとの、さりげない、でも、たしかな友情を描いた一冊。共感とユーモアにあふれ、認知症の実際の様子について、子どもたちが理解するよいきっかけになるお話です。
みんながとても真剣に聞き入っていた様子が印象的でした。

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