校長より

 城陽市立北城陽中学校、開校44年目を迎えました。

 本校では開校以来「自立・自律」の教育理念を大切にし、将来、子どもたちが社会でよりよく生きるための力が付けられるよう、教職員一同力を合わせ、日々の教育活動に取り組んで参ります。そして、城陽一、京都一、日本一の中学校を目指したいと考えております。何卒、保護者の皆様、地域の皆様のご支援をよろしくお願いいたします。

 4月10日、第44回入学式を挙行し、98名の新入生を迎え入れました。新2年生87名、新3年生92名、全校生徒277名で、城陽市立北城陽中学校の令和6年度がスタートしました。

<以下、入学式校長式辞より>

 春の柔らかな日差しを感じ、若々しい青葉が芽吹く季節となりました。
 本日、城陽市長 奥田 敏晴 様、城陽市教育委員会教育委員 木村 有美子 様をはじめ、多くの来賓の皆さまのご臨席を賜わりますとともに、保護者の皆さまのご列席のもと、城陽市立北城陽中学校「第44回入学式」を挙行できますことに、高壇からではございますが厚くお礼申し上げます。
 98名の新入生の皆さん、入学おめでとうございます。今日から皆さんは、北城陽中学校の仲間として、新たな一歩を踏み出すこととなります。北城陽中学校に入学してよかったと心から思えるよう、後方に並んでいる2年生、3年生の先輩と共に、学習や行事、部活動等に精一杯頑張りましょう。

 本校では、生徒の皆さんが「自立・自律」の力を付けることを目標として教育活動を進めています。自分で立つの「自立」は自分で考え、自らの責任において行動できる力。自分を律するの「自律」は社会のルールを守り、自分で正しく判断して前に進む力。この二つの「ジリツ」は、将来、皆さんが社会でよりよく生きるために大切で、必要なものとなります。中学校生活のあらゆる活動を通して、この力を付けていってください。 
 次に、これからの中学校生活を送る上で、大切にしてほしいことを三つ伝えます。
 一つ目は「優しい心をもってほしい」ということです。皆さん一人一人には個性があり、価値観や考え方が違うことは当たり前です。そのことを理解した上で、集団生活をする中で、自分のわがままを少し我慢して、相手を思いやり、お互いを認め、理解し合えるような優しい心の持ち主になってほしいと願います。
 二つ目は「確かな学力をつけてほしい」ということです。皆さんは、今から三年後に、自分の希望する進路を自分の力で切り拓くという大きな使命を持ちます。学習に対して、コツコツとまじめに努力し、一時間一時間の授業を大切にして、いろいろな知識を身につけると同時に、学んだことを活かして、自分の考えをしっかりと表現することができる力を身につけてください。
 三つ目は「何をするにも目標を持ってほしい」ということです。先ほどの進路実現の話もそうですが、これからの中学校生活の中でさまざまな活動や経験をしていきます。その一つ一つの取組に対して、ただ何となくやるのではなく、目標を持ち、一生懸命に取り組んでほしいと思います。そのことにより、達成感や感動、充実した中学校生活を味わうことができます。
 ぜひ、この、優しい心、確かな学力、目標ある行動という三つの言葉を忘れずに、中学校生活一日一日を大切に送ってください。

 後になりましたが、保護者の皆様、本日はお子様のご入学、誠におめでとうございます。子どもたちはこの3年間で本当に大きく、逞しく成長していきます。その成長には、家庭と学校、そして地域の方々との連携が欠かせません。三者が力を合わせて、子どもたちの成長を温かく見届けていきたいと思います。特に、保護者の皆さまには、お子様が中学生となり、手を離すことが多くなると思いますが、目と心は決して離さないようお願いいたします。
 私たち教職員一同、皆様との信頼関係を大切にし、期待に応えられるよう精一杯努めて参りますので、何卒、ご支援とご協力をよろしくお願いいたします。

 それでは、新入生の皆さん、これからの中学校生活を存分に楽しんでください。皆さんのこれからの大きな羽ばたきに期待を込めて式辞とします。
 一緒に頑張りましょう。

    令和6年4月10日    城陽市立北城陽中学校 校長 奥田 昇

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