城陽市立北城陽中学校、開校43年目を迎えました。
本校では開校以来「自立・自律」の教育理念を大切にし、将来、子どもたちが社会でよりよく生きるための力が付けられるよう、教職員一同力を合わせ、日々の教育活動に取り組んで参ります。そして、城陽一、京都一、日本一の中学校を目指したいと考えております。何卒、保護者の皆様、地域の皆様のご支援をよろしくお願いいたします。
4月、第43回入学式を挙行し、85名の新入生を迎え入れました。新2年生92名、新3年生91名、全校生徒268名で、城陽市立北城陽中学校の令和5年度がスタートしました。
<以下、入学式校長式辞より>
春の暖かな日差しが感じられ、若々しい青葉が芽吹く季節となりました。 本日、城陽市教育委員会教育委員 堀井 誠史 様、城陽市副市長 本城 秋男 様をはじめ、多くの来賓の皆さまのご臨席を賜わりますとともに、保護者の皆さまのご列席のもと、城陽市立北城陽中学校「第四十三回入学式」を挙行できますことに、高段からではございますが厚くお礼申し上げます。 八十五名の新入生の皆さん、入学おめでとうございます。今日から皆さんは、北城陽中学校の仲間として、新たな一歩を踏み出すこととなります。北城陽中学校に入学してよかったと心から言えるよう、在校生の先輩や先生方と一緒に学習や行事、部活動等に精一杯頑張りましょう。皆さんのやる気に満ちた頑張りに大きく期待をしています。 さて、本校では「自立・自律」の力を付けることを目標として教育活動を進めています。「自立」は自分で考え行動できる力。「自律」は社会のルールを守り、自分で目標を立てそれに向かって進む力。この「自立と自律」は、将来、皆さんが社会でよりよく生きるために大切なことだと考えています。あらゆる教育活動を通してこの力を付けていきましょう。 ここで、これからの中学校生活の中で、皆さんが目標を持ち、互いに成長し合える集団となるために、大切にしてほしいことを三つ伝えます。 一つ目は「温かい心をもってほしい」ということです。皆さん一人一人には個性があり、考え方や思いはそれぞれ違うことがあります。集団生活をする中で、自分のわがままを少し我慢して、他人のことを考え、互いに認め、理解し合えるような温かい心の持ち主になってほしいと願います。 二つ目は「確かな学力を身につけてほしい」ということです。皆さんは、三年後に自分の希望する進路を実現させるという大きな目標を持つことになります。コツコツとまじめに努力し、一時間一時間の授業を大切にして、いろいろな知識を身につけると同時に、学んだことを活かして、自分の考えをしっかりと表現することができる力を身につけてください。 三つ目は「自分で正しく判断する」ということです。やって良いこと・悪いこと、今すべきがどうか、GOかSTOPか、AかBか、人に言われて行動したり発言するのではなく、自分の考えを持つことが大切です。ただし、自分一人では判断に迷う場合は、周りの信頼できる人に相談し、人の意見に耳を傾ることも必要となります。 ぜひ、温かい心、確かな学力、正しい判断という三つの言葉を忘れないで中学校生活を送ってください。
後になりましたが、保護者の皆様、本日はお子様のご入学、誠におめでとうございます。子どもたちの成長には、家庭と学校、そして地域の方々との連携が欠かせません。三者が力を合わせて子どもたちの教育に当たることが重要であると考えております。特に保護者の皆さまには、お子様が中学生となり手を離すことが多くなるかもしれませんが、目と心は離さないようお願いいたします。 私たち教職員一同、皆様との信頼関係を大切にし、期待に応えられるよう精一杯努めて参りますので、何卒、ご支援とご協力をお願いいたします。 また、今後、この間のコロナ禍の制限が段階的に緩和され、教育活動もその範囲が拡充されることとなりますが、引き続き、安心・安全な学校生活という視点を忘れずに教育実践を継続して参りたいと考えておりますので、併せて、ご理解をお願いいたします。
最後にもう一度、新入生の皆さんのこれからの大きな羽ばたきに期待を込めて式辞とします。 一緒に頑張りましょう。
令和5年4月10日 城陽市立北城陽中学校 校長 奥田 昇