グローバルネットワーク京都交流会は、社会参画意識を醸成するとともに、国際社会に貢献できるリーダーを育成するため、課題分析力・思考力・判断力・表現力を培うことを目的にしています。また、グローバルネットワーク京都を通じて、他者の意見と触れ合うことで、自己の資質・能力の向上を図ることも目的としています。
交流会について
2月1日(土)、京都工芸繊維大学にて、グローバルネットワーク京都交流会が行われました。「持続可能な国際社会への展望」をテーマに、パワーポイントとポスターセッションの形式で提言発表が行われました。
提言発表Ⅰでは、パワーポイントを使用したプレゼンテーションが行われました。本校の英語ゼミの生徒たちが、「Our Challenge to reduce "Mottainai" food」のタイトルで発表を行いました。
提言発表Ⅱでは、ポスターセッションが行われました。本校の教養科学科1年生の代表の生徒たちが、「言語の壁を越えるには」、「水素自動車」のタイトルで発表を行いました。
論文コンテストでは1年5組北澤奈桜さんが、「持続可能な国際社会への展望~私たちにもできること、食品ロス削減~」で最優秀賞を受賞しました。
教養科学科人文・社会科学系統では、GSP(グローカル・スタディーズ・プログラム)の一環として「文学探究」という授業を開講しています。「文学探究」は、宇治という地域に目を向け、そこから広く文学や世界に視野を広げることがねらいです。そのために、オリジナルテキストを活用し、文学における「宇治」を学び、フィールドワークを通して宇治のすばらしさを知り、「特別講義」で本物を学ぶ取り組みを行っております。
「特別講義」 ~香りに学ぶ~
1月24日 (金)、株式会社松栄堂 畑 正高氏をお招きし、京都の文化である香道について学ぶ授業を実施しました。宇治を詠んだ和歌などの古文や古典文学に出てくる「お香」について学び、本物のお香に触れることにより古典文学の世界をイメージし、より深く鑑賞できる力をつける取り組みとなりました。
講演では、平安朝文学作品「源氏物語」の記述を引用しながら、香道の歴史と王朝文化を解説していただきました。その後、お香作りの実習を行いました。光源氏の衣に焚き込められた香を、生徒はそれぞれに想像していました。香の役割や効果について学習しました。
第11回芸術展のご案内
いよいよ芸術展が近づいてきました。
本校では、創造性や感受性を培うための様々な取り組みをしています。それらの芸術文化活動の成果を発表する場として、芸術展を開催します。本校の教育活動を知っていただく機会となりますので、是非御来場いただきますようお願いいたします。
1 日 時
令和2年2月22日(土)
午前 9:30 ~ 午後 5:00 作品展示
午後 1:30 ~ 午後 3:30 茶道部呈茶
午後 2:10 ~ 午後 3:30 音楽選択生徒及び教職員演奏発表
午後 4:00 ~ 午後 4:45 吹奏楽部発表
令和2年2月23日(日)
午前 9:30 ~ 午後 3:00 作品展示
午前10:00 ~ 午前11:00 美術部ワークショップ
午後 1:00 ~ 午後 2:00 美術部ワークショップ
2 場 所 京都府立城南菱創高等学校 新学習棟
宇治市小倉町南堀池
本校では、教養科学科の「総合的な学習の時間」に行う課題研究を「こだわり学」と呼んでいます。「こだわり学」では、学び方や考え方を身につけながら、主体的・創造的に探究活動に取り組んでいます。ポスターセッションでは、相手に伝える力を高め、聞く力を養うことを目標にしています。1年間のこだわり学のまとめとして、研究成果をポスターにし、「ポスターセッション」を行いました。
1月20日(月)、京都大学 特任教授 田中容子氏に御指導いただき、少し緊張した雰囲気の中、生徒の発表が始まりました。「持続可能な国際社会への展望」と難しいテーマでしたが、自分たちで作ったポスターを指し示しながら、時には質問に答え、それぞれの研究の成果をアピールしていました。
1月8日(水)、3学期始業式を行いました。吉川校長は式辞の中で、3年生、2年生、1年生に向けて3学期の心構えを述べられ、次に東京オリンピック・パラリンピックイヤーの今年について、「56年ぶりに日本での開催となります。特に東京は2回目のパラリンピックを開催する初の都市になります。みんなでこの瞬間を楽しむことができればと思います。」と述べられました。
また、2045年頃のSociety5.0の時代についても触れられました。「人・機械・ITが融合され、世の中が大きく変わることが予想されますが、京都大学山際総長の、『AIの時代になっていくからこそ、人だからこそできる"つながり"と"わかり合う感性"がさらに大事になる』という言葉から、時代がどんなに変わっても、"人とのつながり"と"わかり合うこと、共感"が重要である。」と述べられました。
さらに100年ライフについても触れられ、「このいいところはやり直しができるところとある講演で話されていましたが、やり直すためには、新しいことを"自ら進んで学び、身につけていく姿勢"と、新しい仲間と"協力していく力"が何よりも大切で、菱創生の"自ら学び・協力できる"資質は、これからの社会においても最も大切な力の一つで自信を持ってほしいし、何よりも本校の誇りです。これからもさまざまなことに夢中になって取り組み、"やさしく、たのもしい"人になってほしいと思います。道中うまく行くことも行かないこともありますが、人生に無駄なことは何もないと思って取り組むのがよいのではと思います。女優であった市原悦子さんの言葉に『執念深く、かつ楽天的に。後は野となれ、山となれ』があります。『執念深く、かつ楽天的に』は個性的ですが、何事かをする場合に、最大限の努力はするが、精神的には追い込まれることなく、バランスをとろうという言葉であり、むしろその方がよいパフォーマンスにつながるのではないかと思います。人生の知恵かもしれません。
さて、この1年間、みなさん一人一人が目標を持って前へ進み、また、自分を大切にすると共に、互いに違いを認めリスペクトする中、さらに豊かな人間関係を育むことができる年になればと思います。今年がみなさんにとって、素晴らしい年になることを願って、3学期始業式校長式辞とします。」と締めくくられました。
始業式の後、進路指導部長の澤井先生からお話しがありました。最後に第44回ビッグバンドフェスティバルオーディションに合格し、令和2年2月2日(日)に京都コンサートホールで行われる本演奏会で演奏する吹奏楽部の3名が表彰されました。
京都府選抜メンバー 北岡 なつみ、藤 望未、古村 歩翔
12月20日(金)、避難訓練の後、2学期終業式を行いました。
吉川校長は式辞の中で、「2学期は創華祭文化の部に始まり、体育の部では、競技終了後、校歌を高らかに歌い、全クラスで全力で作り上げた最高の創華祭となりました。創華祭の文化の部の素晴らしい発表や体育の部の溌剌としたプレーや応援に感動しました。」と述べられました。「部活動では、どの部もチームワークよく活動していました。その中で弓道部が団体や個人で近畿、女子個人で全国出場となり、女子団体が見事な集中力で近畿で3位となりました。女子ハンドボールは京都府3位やベストセブン賞、体操部が選手権第3位、ボーリングで国体3位、演劇部は府で優秀賞、美術部・書道部で多くの賞を受賞し、みなさんの頑張りをとてもうれしく思いました。」と述べられました。
また、NBAでデビューされたバスケットボールの八村塁選手の活躍にふれられ、「八村選手が大切にされていることは、夢に向けて、どれだけ自分を信じるかということであり、自分への信頼が根っこにあるからこそ、チームメイトを信頼できる。校長として、菱創生一人一人が、日々、何事にもひたむきに取り組んでいる姿を誇りに思っています。そんなみなさんには、いつも自分を信じる気持ちを忘れずに、是非、これからもさまざまなことに、のびのびと自分らしくチャレンジしてほしいと思います。そのときこそ、自分のことがさらに信頼でき、周りの人を大切にする気持ちもさらに高まるのではと思います。」と締めくくられました。
校長式辞の後、教務部長と生徒指導部長より講話がありました。
部活動等の表彰
2学期に、顕著な活躍をした生徒に対して、表彰や成績の紹介が行われました。
また、弓道部の全国選抜の中野さんから、全国選抜大会に向けて、挨拶がありました。
<ボウリング競技>
第74回国民体育大会(いきいき茨城ゆめ国体) ボウリング競技
畑 紗矢香 少年女子団体第3位
<弓道部>
第27回近畿高等学校弓道選抜大会
山田 彩葉 浅利 美羽 齋藤 舞 飯田 美希 女子団体 3位
全国高等学校弓道選抜大会京都府団体2次予選会
山田 彩葉 浅利 美羽 齋藤 舞 飯田 美希 女子団体 3位
全国高等学校弓道選抜大会京都府個人予選会
中島 颯斗 男子の部 第3位 近畿大会出場
垣内 悠河 男子の部 第5位 近畿大会出場
中野 朱音 女子の部 第2位 近畿大会・全国大会出場
齋藤 舞 女子の部 第4位 近畿大会出場
中野 咲希 女子の部 第5位 近畿大会出場
京都府高等学校弓道選手権大会
垣内 悠河 男子個人の部 第1位
山田 彩葉 女子個人の部 第5位
齋藤 舞 女子個人の部 第6位
<女子ハンドボール部>
第39回京都府高等学校選手権 兼 第63回京都府高等学校新人ハンドボール大会 第3位
坂出 来夏 大会ベスト7賞
<体操部>
令和元年度京都府高等学校体操競技・新体操秋季選手権大会
女子チーム選手権 第3位
幸徳 愛莉 高校1年生の部 平均台第6位
成瀬 野乃香 高校1年生の部 個人総合第6位
成瀬 野乃香 個人総合第7位
<演劇部>
第36回京都府高等学校総合文化祭演劇部門 第32回京都府高等学校演劇大会
優秀賞
<書道部>
文化パルク城陽アートギャラリー2019
佐々木 美乃 ハイスクール賞
<美術部>
文化パルク城陽アートギャラリー2019
姉川 光、松本 希美 ハイスクール賞
<美術部>
第9回大阪成蹊アート&デザインコンペティション
今井 萌花 高校生の部 美術・工芸部門 佳作 入選
田山淳朗賞 高校生ファッションデザイン画コンテスト2019
今井 萌花 グランプリ 受賞
美術公募展「第3回京田辺市展」
今井 萌花 絵画の部 U18(アンダーじゅうはち)審査員特別賞 受賞
<PTA>
令和元年度京都府PTA連合会 山城ブロック 交通安全啓発事業
毛利 廣我 最優秀賞 : ノーバイク部門
稲田 琴巴 優秀賞 : 自転車部門
11月11日(月)、教養科学科1年次生75名が、京都大学宇治キャンパスを訪れ、最初に、本校の学術顧問の阿久津達也教授から、「バイオインフォマティクス(バイオ情報学)について」という演題で御講演をいただきました。生命の設計図である「DNA」について、その塩基配列の解析方法やコンピュータで処理する際の工夫について解説してくださいました。
次に分子材料化学研究領域、水圏環境解析化学研究領域、複合ナノ解析化学研究領域の3つの研究領域を見学しました。実際の研究の様子を体験し、疑問に感じたことや分かりにくかったことなどを、大学の先生や研究室の学生たちに質問していました。最後にスーパーコンピュータの見学をしました。