教員養成プログラム『授業デザインを考えよう』

 2月11日(土)土曜講座において、教員養成プログラムの講座を開設し、『授業デザインを考えよう』と題したワークショップを実施しました。ゲストティーチャーとして福知山市立南陵中学校の中川雅子教諭をお招きしました。生徒が主体的に学ぶ授業や夢中になる授業とはどのような授業なのか等、みんなで意見を出し合い考えを共有しました。生徒は各教科に分かれ、それぞれのグループに本校の先生も参加して授業デザインを考えました。
国語 単元『少年の日の思い出』、社会 単元『室町文化』、数学 単元『正の数×負の数の乗法・除法』、英語『話法』についてそれぞれ課題を設定し、授業デザインを提案しました。
(生徒の感想)
・自分で授業の構想を考えてみて、授業は全部1から作り出さなければならないという先生の大変さが分かりました。ただ知識を入れ込むだけでは、生徒にとって本当の学びに繋がるのかとか、どうやったら楽しく授業を進められるのかなどを考えるいい機会になりました。改めて先生という職業は凄いと感じました。生徒が夢中になれる授業を作ることができる先生になりたいと思いました。
・今回、国語の授業を実際に作ってみて、細かいところまで注目してみると、ほんとに新しい発見ばかりで面白かったです。分かりやすく言語化することの難しさや、まとめることの難しさも改めて感じることが出来ました。「少年の日の思い出」をもう一度読んでみたいと思うような、色んな解釈ができるような授業作りができたので良かったです。
・授業作りは工場思考ではなく、工房思考の過程であり、また教師という仕事は総合演出家であるという言葉に納得しました。中川先生の、生徒を夢中にさせ、本質を自分で考え、みんなで学ぶ授業を体験して、こんな授業の仕方があるのだと感じました。実際に授業を作る中で、教科書などの型にはまらない、「学ぶ」ことの本質を大切にした授業作りができて、とても楽しかったです。教師の仕事を具体的に体験でき、とても良い経験になりました。教師を目指す仲間と交流できたことでも、みんなの考えを知ったり、先生の経験を聞けたりして刺激を受けました。これを一つの糧として進路に向き合っていこうと思います。

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