皆さん、こんにちは。本来でしたら、明日、始業式でしたが、元気ですか。

 先週、classiで連絡した内容については、皆さんも大変びっくりしたと思いますが、新型コロナウイルス感染症の感染急拡大のため、始業式が30日(月)に変更となりました。また、学校での講習、自習、文化祭準備なども始業式までできなくなり、部活動は大会4週間前からなどとなりました。

 この夏休みの間、講習、自習室や模試等で集中学習する姿が多く見られました。部活動においては、日々の練習、試合やコンクールにとても頑張っていましたし、文化祭に向けては生徒会、クラスや各部が、よりよいものを作り出すために懸命に取り組んでいました。

 8月21日は、第2回学校説明会・部活動見学の予定でしたが、同様に、延期となりました。説明会での在校生代表のスピーチや放送部の司会の準備、そして、部活動見学の各部の準備を頑張ってくれていましたし、また当日はダンス部の発表も予定していました。吹奏楽部は、事前に、録画撮りをしてくれました。そんな準備をしてもらっている中での延期となりましたので、とても残念でした。申し訳ありませんでした。しかしながら、秋に、部活動体験もしくは見学を実施できればと思いますので、その時は、また、よろしくお願いします。

 今後については、現在のところ、お知らせしましたように、8月30日(月)が始業式で、2学期のキックオフとなります。文化祭についても、日程を変更して、実施を予定しています。よい形で実施できることを願っていますし、こんな時だからこそ、みんなで協力して、鴨沂の底力を見せてほしいと思います。そうすれば、今年の文化祭のスローガン『雲外蒼天 PLUS ULTRA』のように、『試練を越えていき、努力して乗り越えれば快い青空が望める』境地となるのではと思います。

 始業式までの間、「しんどいな」と思うときもあるかもしれませんが、自主的な学習や希望進路実現に向けての準備、また、読書やトレーニングなど、また、家のお手伝いなど、普段は忙しくて出来ないこともTRYしてもらえればと思います。それに加えて、自分のことを見つめ直す一週間にしてもらえればと思います。予定している30日(月)の始業式には、それまで、一人一人が感染防止を心がけて、体調を整えて、元気な顔で集まって下さい。そのときを心待ちにしています。

 先日、新聞に谷川俊太郎さんの詩が掲載されていました。谷川さんは10代後半に『二十億光年の孤独』でデビューされましたが、80歳の手前で書かれた『生まれたよ ぼく』の一部を紹介します。≪山はいつまでも高くそびえていてほしい / 海はいつまでも深くたたえていてほしい /空はいつまでも青く澄んでいてほしい / そして人はここにやってきた日のことを / 忘れずにいてほしい。≫とあります。鴨沂生なら、鴨沂に入学してきた日のことでしょうか。皆さんが、鴨沂に入学してきたときの気持ちを思い返し、新鮮な気持ちで、2学期が始まれば、さらによい日々を送ることができるのではと思います。

 これからも皆さんの頑張りを全力で応援していきたいと思っています。皆さんが2学期登校するのを、心より待っています。

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                         令和3年8月24日(火)
                        京都府立鴨沂高等学校 
                        校長  吉 川  孝