歴史と伝統を活かした京都らしい高等学校としてのリニューアル整備を実施しました。整備に際しては、門、塀及び屋根に和風意匠を採用し、これらが京都御苑周辺の歴史を感じさせる風格のある景観を形成するようにしています。また、一般的なデザイン基準とは異なり、学校全体の施設整備計画を策定し、保存する本館棟のデザインを踏襲して全体としてモダニズムのデザインとし新旧校舎が調和した一体的な景観形成を図っています。
■保存改修校舎
本館棟、旧図書館棟
■新築校舎
校舎(教室)棟、地下駐輪場等
■体育施設
屋内体育施設(アリーナ、武道場、地下プール)、 多目的コート、グラウンド
■整備内容
・多様なニーズに応える教育環境を実現する新しい施設
・習熟度別授業が可能となる、少人数教室や多目的教室を各階に配置
・普通教室に大型提示装置・アクセスポイントを設置し、ICT環境を実現
・図書室を中心にマルチメディアセンターを配置することにより、ICTによる学習支援機能を充実
・水泳競技(水球・アーティスティックスイミング等)の拠点校として、可動床式温水プールを整備
■歴史的・文化的価値の継承
・外観意匠及び内部空間が特徴的な本館棟の保存・改修
・九条家ゆかりの正門・茶室、旧図書館棟の保存・改修を通じて、寺町通からの景観に配慮
■環境・災害対応、安心・安全な教育環境
・保存校舎は改修により耐震性を確保
・スロープ・エレベーター等によるバリアフリー化
・新築校舎は自然の風や光を取り入れた建物形状に配慮
↓ 新校舎の画像は、下のPDFファイル「新校舎の紹介」でご覧になれます。