889295人目の訪問者です。
 

日誌

新規日誌4 >> 記事詳細

2019/03/07

命の話

Tweet ThisSend to Facebook | by ひしのみ
「命の話」
 
 4年生と5年生、6年生に「命」について話をしました。
 学年末の忙しい時期でしたが、担任の先生方は快く受けていただき、それぞれの学年で約1時間話をしました。
 実は私「身体障害者」なのです。といって、「障害者手帳」を見せました。
 見た目には元気そうに見えますが、腎機能に障害を持っています。
 昨年度、思わぬ発熱が続き、その病気の関係で腎機能が低下し、腎不全になりました。
 毎日、透析(4時間)と血漿交換(2時間30分)をすることときつい薬を点滴したり投薬したりすることで、命が救われたこと。
 でも「もうダメだ」とあきらめた時がありました。その時御牧小学校から「千羽鶴」が届きました。
 子どもたちが、「早く元気になって、学校に帰ってきてね」という気持ちをこめて「千羽鶴」を作ってくれました。本当にうれしかった。こんなに私のことを思ってくれている子どもたちがいることに、勇気をもらいました。元気が出ました。それまで、検査の結果は良くなかったのですが、不思議なことに、このときから数値が良くなり、回復に向かっていきました。主治医も「千羽鶴」のおかげだね。と話してくれました。
 いよいよ退院という時に、今度は「蜘蛛膜下出血」で倒れました。それから約2か月間のことはほとんど覚えていません。頭に何本ものチューブが刺さっていて、のどには挿管用の管が入っていたこと、透析用の管も胸から刺さっていたことなどは、何も覚えていません。気がついた時、眼が見えなくなっていたようです。眼の手術をしてもらい、少し見えて歩けるようになってきたので、今度は主治医に「卒業式に出たい」「卒業証書を渡したい」と願いました。はじめはダメだと言われましたが、何度もお願いする中で、卒業式への出席を許可していただきました。
 それから、歩く練習と階段を登る練習、式辞を読んだり証書を渡す練習を毎日のようにリハビリし、当日を迎えました。卒業式に出席できたあのときの感動は、今も忘れられません。医学の進歩と病院スタッフの熱意ある支援とそして何より子どもたちの励まし「千羽鶴」のおかげだったことを子どもたちに伝えました。
 命を大切にすること、それは、自分の命だけでなく、周りの人たちの命も同じように大切であること。そして何より、あきらめないでがんばろうとする気持ちを大切にすることを最後に話しました。
 「命はひとつ」 
 この言葉は、私が心から尊敬している先輩校長先生の言葉です。子どもたちに少しでも感じてもらえたらなあと思います。
 そして、この「命の話」をさせていただいたことに感謝します。
  
13:23