3月20日(水)、終業式を行いました。橋本太美雄校長は式辞の中で、3月1日に行われた卒業式について話され、その中から3つのことを伝えられました。
「1つ目は『自信と挑戦』で、是非、自信をつけるために何事にも積極的に行動し、逃げたりへこたれずに、前に進んでください。」と述べられました。
「2つ目は『出会い』で、この城南菱創高等学校でも多くの友人や先生方との出会いがありますが、その一つ一つを大切にし、礼儀を持って丁寧に対応すればきっとよい人間関係が生まれ、自分も相手も幸せになるでしょう。」と述べられました。
「3つ目は『感謝と思いやり』で、私たちは、友達や先輩、後輩、先生や地域の方々、家族の皆さんに支えられて成長しています。全てのことに感謝し、周囲の人や事柄に気配りをし、思いやりを持って接してほしいと思います。」と述べられました。
次に、12年前に開校準備に関わった話をされ、「開校から10年、各学年の先輩たちは、歴史と伝統を積み上げていこうと積極的な気持ちと愛校心を持って高校生活を送り、今の城南菱創を築き上げてくれました。」と述べられました。
最後に、「皆さんは、一人一人、社会の、お父さん、お母さんの、そして私にとってかけがえのない宝です。その宝は、限りない可能性を秘めており、今後、一層光り輝くでしょう。『いま輝きの瞬間』皆さんの充実した高校生活と輝く未来に幸多かれと願います。」と締めくくられました。
終業式に引き続き、教務部長講話と生徒指導部長講話があり、最後に部活動の表彰がありました。
部活動の表彰
<弓道部>
[平成30年度京都府公立高等学校弓道大会]
女子団体の部 第2位 殿元 南帆、中村 沙良、加藤 美優
男子個人の部 第5位 中島 颯斗
<美術部>
[第39回近畿高等学校総合文化祭京都大会]
ポスター原画 入賞 松崎 菜月
3月1日(金)、第10回卒業証書授与式を行い、城南菱創高校第10期生242名を送り出しました。
橋本太美雄校長は、式辞で、「3年前の入学式で、命の尊さと時間の重みをかみしめ、一日一日を大切に生きてほしいと話しました。皆さんは、その願い通り、本校の理念である、自主創造・真理探究・社会貢献を常に念頭に置き、和気藹々とした雰囲気の中で、高校生活を謳歌してくれました。」と述べられ、卒業生に向けて3つの言葉を贈られました。
「1つ目は『自信と挑戦』です。」「皆さんは、この3年間、学習、部活動、学校行事等に懸命に取り組み、心身ともに成長してくれました。これからの長い人生において、苦難や悩み、挫折、失敗を経験することがあると思いますが、そのような時、城南菱創高校で身に付けた力を信じて、夢と輝く未来に向かって、果敢に挑戦してください。」と述べられました。
「2つ目は『出会い』です。」「茶道の世界に『一期一会』という言葉があります。人との出会いはかけがえのないものです。皆さんは、この城南菱創高等学校でも多くの友人や先生方との出会いがありました。これから経験する出会いも、この一期一会の心で大切にしてほしい。」と述べられました。
「3つ目は『感謝と思いやり』です。」「良好な人間関係を築くためには、思いやりや気配りが必要です。人は、自分中心に物事を考えがちですから、意識して相手の立場や目線に立って行動しなければなりません。皆さんは多くの先生や先輩、そして保護者の方々の愛情に支えられてきました。そんな皆さんだからこそ、思いやりをもって人に接することができると思います。」と述べられました。
「最後に、皆さんと過ごした日々は私にとって宝あり、皆さんを誇りに思います。『いま輝きの瞬間』卒業生の皆さんの輝く未来に幸多かれと願います。」と締めくくられました。
芸術展は、授業における学習成果の発表や部活動の発表を通して、創造性と自主性、学習意欲の向上を目指して実施しています。また、生徒や保護者の方々だけでなく、地域の皆様にもご覧いただくことにより、本校の教育内容の一端を紹介するとともに、開かれた学校作りの一助となることを目指しています。
2月23日(土)、24日(日)
授業や部活動で生徒たちが作った個性豊かな作品を出展し、鑑賞していただきました。2日間を通して、美術や工芸、描写、書道など授業での作品や部の共同作品、また先生方が趣味で嗜む創作活動の成果が発表されました。また、音楽選択者や先生の発表、吹奏楽部のコンサートを行い、大変賑わいました。茶道部による呈茶もあり、本校生、保護者、中学生、近隣の方々など、600人以上の方が鑑賞されました。ありがとうございました。
2月6日(水)、普通科2年生「物理基礎」の授業で、京都大学・基礎物理学研究所からSanjin BENIC先生(クロアチア出身)をお招きして、「陽子の構造」について英語で講義をしていただきました。高度な研究内容から、母国の文化や自然まで分かりやすく解説していただきました。また、生徒達からも英語で質問をするなど、活発に意見交換を行いました。さらに、講義終了後も英語でのフリートークを楽しみました。
「サイエンス・ダイアログ」は、日本学術振興会のフェローシップ制度により、世界各国より日本の大学・研究機関等へ研究のために滞在している優秀な若手外国人研究者を、講師として高等学校等に派遣し、自身の研究や出身国に関する講義を英語で行うプログラムです。
グローバルネットワーク京都交流会は、社会参画意識を醸成するとともに、国際社会に貢献できるリーダーを育成するため、課題分析力・思考力・判断力・表現力を培うことを目的にしています。また、グローバルネットワーク京都を通じて、他者の意見と触れ合うことで、自己の資質・能力の向上を図ることも目的としています。
交流会について
2月2日(土)、京都工芸繊維大学にて、グローバルネットワーク京都交流会が行われました。「持続可能な国際社会への展望」をテーマに、パワーポイントとポスターセッションの形式で提言発表が行われました。
提言発表Ⅰでは、パワーポイントを使用したプレゼンテーションが行われました。本校の英語ゼミの生徒たちが、「Using Wooden Buildings to Create a Sustainable Society」のタイトルで発表を行いました。
提言発表Ⅱでは、ポスターセッションが行われました。本校の教養科学科1年生の代表の生徒たちが、「異常気象から命を守る」のタイトルで発表を行いました。
教養科学科人文・社会科学系統では、GSP(グローカル・スタディーズ・プログラム)の一環として「文学探究」という授業を開講しています。「文学探究」は、宇治という地域に目を向け、そこから広く文学や世界に視野を広げることがねらいです。そのために、オリジナルテキストを活用し、文学における「宇治」を学び、フィールドワークを通して宇治のすばらしさを知り、「特別講義」で本物を学ぶ取り組みを行っております。
「特別講義」 ~香りに学ぶ~
1月25日 (金)、株式会社松栄堂 畑 正高様をお招きし、京都の文化である香道について学ぶ授業を実施しました。宇治を詠んだ和歌などの古文や古典文学に出てくる「お香」について学び、本物のお香に触れることにより古典文学の世界をイメージし、より深く鑑賞できる力をつける取り組みとなりました。
講演では、平安朝文学作品「源氏物語」の記述を引用しながら、香道の歴史と王朝文化を解説していただきました。その後、お香作りの実習を行いました。光源氏の衣に焚き込められた香を、生徒はそれぞれに想像していました。香の役割や効果について学習しました。