教養科学科の人文・社会科学系統では、GSP(グローカル・スタディーズ・プログラム)の一環として、2年次に「文学探究」を開講しています。「文学探究」は、宇治という地域に目を向け、そこから広く文学や世界に視野を広げることをねらいとしています。オリジナルテキストを活用して文学における「宇治」を学び、さらにフィールドワークを通して宇治の歴史的景観を学習する機会にしています。また、学芸員による「特別講義」を受講することによって、宇治についてより深く学ぶ取り組みを行っています。


源氏物語ミュージアムの見学

  11月27日(金)、本年度の宇治におけるフィールドワークを実施しました。本年度は残念なことに、新型コロナウイルスの関係で源氏物語ミュージアムの学芸員の方からの講義を実施することはできませんでした。また、一斉に入館することもできず、全6班に分かれての班活動として、見学及び源氏物語ゆかりの地へのフィールドワークを実施しました。ただ、少人数での班別行動になった結果、班内での情報共有ができ、今まで以上に深い学びにつながったと思っています。また、天気も良く秋晴れの中、古典の舞台となった場所を仲間と歩いた経験は、生徒たちにとってかけがえのないものになったと思います。

  次年度に向けて今回の経験を活かし、一層充実した研修ができるよう計画を始めたいと思っています。