3月24日(火)、3学期終業式を行いました。コロナウィルスの影響により、放送による終業式となりました。

 吉川校長は式辞の中で、3月2日のLHR以来、学校が臨時休業となり、先生方が心配されておられたことや、先週からの学年末考査で登校した本校生の元気な声を聞くことができてとてもうれしく思ったこと、みんなが登校してこそ城南菱創高校が動き出すと思ったことなどを話されました。次に、本年度ご退職になられる先生方の紹介があり、芸術科の礒貝貴子先生と理科主任実習助手の上田和恵先生よりお話がありました。

 礒貝先生からは音楽の授業や芸術展、部活動のフォークソング部や吹奏楽部についてお話がありました。上田和恵先生からは、理科の実験授業などについてお話がありました。

 最後に、吉川校長より1年間を振り返っての次の言葉を述べられました。
「今年度は、最後にコロナウイルス感染症のことがあり、とても残念でしたが、この1年間を振り返って、みなさん一人一人にとって、どのような1年でしたでしょうか。よいこともそうでないこともあったと思いますが、3年生の卒業式の時に歌われた"3月9日"という歌の歌詞に"上手くはいかぬこともあるけれど 天を仰げば それさえ小さくて"とありました。とても印象深く、失敗しても反省はするがあまり引きずらず、前向きに生きていくことが大事なのかなと思いました。」と述べられました。
 さらに、「3年生が卒業式に多くの生徒が、"城南菱創でよかった。何よりも、本校では勉強も、部活も、行事もよくできて、友人もやさしかった。"といってくれましたが、互いにリスペクトしあうことができるのが本校のよき校風で、この校風は京都一ではないかと思いますし、人間らしい雰囲気日本一を皆さんとともに目指したいと思いますし、皆さんとならできると思っています。さて、明日から春休みが始まりますが、今、日本や世界は誰も経験したことのない困難と闘っています。皆さんも、とても大変だと思いますが、自分にできること、気をつけることを考えて、十分注意して過ごしてほしいと思います。」と述べられました。
 また、世界選手権が中止になったフィギアスケートの宇野選手の言葉で、"今回、このような形でシーズンが締めくくられてしまうことに残念な気持ちもありますが、まずは、世界中の人々が安全な日常を送れる日が一刻も早く来ることを願っています。明けない夜はないと信じ、これからも今自分にできることを精一杯やっていきたい。"を紹介され、「"明けない夜はない"ということばが素晴らしいと思います。今の状況から夜が明け、皆さんと新学期に春のよき日を迎えられることを切に願い、さらに、皆さんと共に、来年度が素晴らしい年度になることを祈念して、校長式辞とします。」と締めくくられました。