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平成15年度
平成16年度

         

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1 研究テーマ

「主体的な音楽活動を生み出す指導の工夫」
 −表現領域における指導と評価の一体化−

2 題材名 体で音楽(4年生)

3 題材のねらいと付けたい力

(1) 中学年の特徴を生かした題材
 中学年になると、心身の発達も著しくなり、音楽の時間においても様々な音や音楽に対して興味が出てくる。また、音楽に対するイメージも豊かになり、自己表現の意欲も次第に高まってくる。音楽 の構成を感じ取ったり、音楽の表現を友だちと協力して工夫したりするなど、主体的な活動や集団で協力する活動を好む傾向が見られる。
  そこで、中学年の特徴を生かし、児童が主体的に音楽活動を進め、自分の音楽表現の仕方を工夫したり、様々な音楽を聴き積極的にその良さや美しさを感じ取るような授業の展開が必要であり、 そのような力をはぐくむ学習活動を展開することが大切になってくる。
(2) 低学年からの系統性と積み上げ
 この題材の「体で音楽」は1年生からの共通題材であり、1年生では歌に合わせて楽しく踊ったり、遊び方を考える教材である。2年生では楽器の音を言葉で表現する内容や、ケンパで遊んだり、世界の遊び歌で遊んだりする。このように身体表現や遊び的要素をたくさん取り入れ音楽の楽しさを体感させることがねらいとなっている。また、3年生では1、2年生の積み上げを基にバンブーダンスに挑戦し、リズムのもつ特徴に合わせて踊ったり、竹を動かしたりする内容となっている。
 
  今回取り上げた4年生の教材では、活動の幅を広げるため、グループ活動を取り入れた。2人組や4〜5人のグループでの活動で手遊び歌や、体を使って出す音を用いたリズムアンサンブルに挑戦していく内容を設定した。
 
  楽器の音色の特徴については以前にも学習しているが、この題材では自分の体を使って出せる音の特徴を知る。また、様々なリズムパターンを重ねていくことで音色やリズムの重なりのおもしろ さを体感させることをねらっている。そして、高学年になって子どもたちが身体表現活動を主体的に進めてきたことに自信をもち、合唱や合奏、重唱や重奏など様々な表現形態を選んで、創造的に音楽とのかかわりを深めていける児童の育成をねらいたい。
 
 


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