夏季企画展 八幡八景と石清水神人の世界

 八幡八景は、江戸時代前期に石清水八幡宮の神人であった柏村直條によって選定されました。はじめに、和歌文化に造詣の深い霊元上皇の下命によって公卿や宮門跡らの和歌・漢詩が集められ、次いで、幕府の御用連歌師であった里村家を中心として連歌発句が詠まれました。このように八幡八景は、当時の本格的な文芸活動の結果として誕生したものです。
 また、南山城随一の権門社寺であった石清水八幡宮の神人たちは、宗教活動の担い手であっただけでなく、身分や地域を横断する文化活動の面でもさまざまな功績を残しています。例えば、繊豊期に細川幽斎や里村紹巴らとの連歌にいそしんでいた橋本等案の存在が、近年注目されています。
 今回の展覧会では、こうした石清水八幡宮を中心とする近世の文化や、その担い手であった神人の世界に焦点を当てて、江戸時代の南山城の地域相を見直します。
 

文化財講演会
「石清水神人柏村直條と厳島八景
 県立広島大学 名誉教授 柳川 順子 氏
 7月11日()午後1時30分から

文化財講演会

「石清水八幡宮を支えた神人の多様な世界
 京都府立大学 特任講師 竹中 友里代 氏
 8月29日()午後1時30分から

【列品解説】当館職員
8月2日()午後2時から

タイトルとURLをコピーしました