校長室「人皆 美しき種子あり 明日何が咲くか」


 弥生三月、辺り一面に小さな春色の輝きを感じることができる頃となりました。校庭の草木も、降り注ぐ早春の光に温もりを感じながら芽を吹き出し、蕾をふくらませています。
 さて、一年間のサイクルは早いもので、令和4年度も残りわずかとなりました。
 去る2月22日(水)には、「6年生を送る会」を開催しました。5年生が中心となって運営にあたり、次のリーダーとして立派に責任を果たしました。各学年からは、お世話になった6年生への感謝と中学校に向けてのエールがおくられました。卒業する6年生には、小学校で学んだこと一つ一つを宝物に、胸をはって中 学校へ進んでほしいです。

 この一年間を振り返ってみると、一人一人、大きく成長してきました。「頑張ったなあ、これだけできるようになった、僕ってなかなかやるじゃないか・・」と自己評価することはとても大切なことです。自己評価だけではなく、ぜひ、ご家庭でも家族が一緒になって振り返ってみてください。「朝、いつもおはようの挨拶ができるようになったね」「自分で考えて、お手伝いができるようになったね」「テレビの時間やゲームの時間を決めてできるようになったね」・・など。その成長を認め、ほめることがさらなる成長につながります。

 子ども達はどの子も、限りない可能性とよさを持っています。いろんなことにチャレンジし自分の得意なこと、好きなことを見つけ、目標を持って努力することを続けてほしいです。

 学校でも、子どもたちの姿のプラス面からよさを引き出すようにしています。一人一人の子どもたちの学びと育ちを促し、心の中にも温かい春をはぐくんでいきたいと考えています。

 本年度もあとわずかとなりましたが、本校教育に対しまして最後まで皆様の温かい御理解と御協力をよろしくお願い申し上げます。
                                       校長  日下部 正登

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