小さな一歩が大きな社会を創る~運動会から始まる学び~
天候が心配された中でしたが、「晴れますように」と願っていた子どもたちの願いが通じたのか、当日は穏やかで心地よいお天気に恵まれ運動会を開催することができました。
今年の運動会は「子どもがつくる運動会」として、企画や運営を多くの子どもたちの手で進めました。スローガンや種目決定など、話し合いや試行錯誤を重ねる中で子どもたちは互いの考えを尊重しながら一つの行事を創り上げる喜びと責任を学んでいきました。このプロセスは、単に運動会を成功させることを目的としたものではなく、自ら考え、仲間と協力し、「みんな」を大切にしながら行動する力を育む貴重な学びの時間でもありました。
◆よかったところは、みんなが話し合いの時にたくさん意見を出していたところです。みんながたくさん意見を出していたからこそ、すばらしい運動会にできたと思います。もちろん全校競技を決める時、みんなが協力してくれたのもありがたかったと思っています。次回は少し会議を多くしてもいいと思います。もちろんみんなの休み時間とかが少なくなるかもしれませんが、その分みんなが「よかった」「楽しかった」と後からいえるような運動会にするための大切な時間だと思います。 (4年生)
◆さけんでしまうくらい楽しくて、みんなで全力で協力して最高の思い出になる。これが、私がスローガンを提案した時にこめた思いです。みんなの様子を見ていて、この思いはとどいたし、スローガンどおりの運動会になりました。今年の運動会で一番うれしかったことは、自分の組の優勝・・・ではなくて、先生が感動するくらい組体操が大成功だったことです。また、来年の運動会は根本的なところから、つまり、だれがどの順番で何をするか、どこでするかなどから運動会実行委員になって考えたいです。 (5年生)
◆今年は走るのが苦手な人の意見が多かったから、リレーなど走りたい人の意見があってもよかったと思った。でも自分たちでつくる運動会は楽しかった。 (6年生)
◆運動会実行委員会でもっと意見を言えばよかったし、6年生としてみんなの意見をまとめればよかったと思いました。来年もいい運動会にしてほしいです。今の5年生が頑張ってみんなをひっぱっていってほしいです。みんなでつくる運動会ができてよかったです。 (6年生)
実行委員会の子どもたちのふり返りを読むと、良かったことだけでなく、改善点まで導き出していることに驚かされます。
OECD(経済開発協力機構)は教育の最終目標を「経済発展」ではなく、「個人や社会のwell-being」(日本では「well-being=協調的な幸福感=幸せを創り出す」と捉えています。)においています。子どもたちにとっての小さな社会(丹波ひかり小学校)でその礎を学び、実社会で生かせる人間・仲間となることが、これからの学びへの大きな力となっていくことでしょう。
あっという間に運動会が終わりました。児童席で応援団長から下級生に「結果は3位だったけれど、みんなの頑張りは1位です。みんなよく頑張った。」と、言葉が送られていました。本当に素敵な6年生です。在校生や5年生から6年生へお礼の言葉もあり、6年生を一番近いところで支えた5年生が、次のリーダーとしてのバトンをしっかり受け取った瞬間だったと思います。来年もきっといい運動会になります。
早朝より来校いただいた保護者の皆様、学校運営協議会や地域の皆様、準備等をいただいたPTAの皆様、この間のご支援・ご協力ありがとうございました。
校長 中田 匡恵


