医療の現場から
この度 私ごとにより、思いがけない骨折で入院を余儀なくされ、学校を不在にすることとなりました。日々、お子様の教育に全力で携わる立場でありながら、突然のことでご心配とご迷惑をおかけしましたことをこの場をかりて心よりお詫び申し上げます。
今、日常とは異なる環境の中で、多くの医療関係者の皆さんに支えられながら過ごし、改めて医療の素晴らしさと人の温かさを実感しています。
病院ではお医者さん看護師さんをはじめ、リハビリの先生、身の回りのお世話や掃除をしてくださる方、お食事を提供してくださるスタッフの皆さん、様々な役割の方々が連携し、一人一人の患者さんに寄り添っておられます。私が入院している病院も皆さんどんなに忙しくされていても笑顔で患者さんの気持ちや言葉に寄り添おうとされており、嫌な顔一つせず前向きに取り組まれる姿から、まさに「チーム」としての力強さと人を思いやる心のありようを感じています。相手の立場や考え、思いを想像するという難しいことをいとも当たり前のようにされています。同室におられるおばあさんも「いつも優しくわかりやすく声かけてくれはるし、うれしいんよ。」と、常に感謝の言葉を述べられています。時折、看護師さんでしょうか、大きな笑い声が聞こえてきます。その笑い声に安心感を感じているのは、私だけではないように思います。また、お食事もとても美味しくよく考えてあり、心まで温まるような時間を提供していただいています。そして、今の私の一番の楽しみは何といってもリハビリの時間です。いくつになってもできるようになる喜びや人と会話する楽しさをしみじみ感じているところです。これら入院生活で得た気付きを学校教育の現場にも生かしていきたいと考えています。医療現場で日々尽力されている全ての皆様に心からの感謝を申し上げます。
さて、子どもたちは、この1学期をどのように振り返っているでしょうか。1年生のように「ひらがなで文が書けるようになったよ。」とか「小学校生活に慣れ、登下校を頑張ったよ。」と目に見えやすい成果や頑張りもあるかもしれませんが、子どもたちは元来一人一人発達のリズムが違い、誰かと比べるものではありません。また、ひかりフェスティバルで見せてくれたような素晴らしい姿もあれば、思いの出し方を間違った形で出してしまったこともありました。「一人一人にとって楽しい学校生活であったか、楽しさをみんなで創り出そうとしたか」「自分の思いや考えを友達や先生にきちんと伝えられたか、友達や先生の話に耳を傾けたか」そして、「自分の良さも失敗もちゃんと自分と向き合い振り返ることができているか」そんな視点から自分自身をしっかり見つめ振り返り、1学期を締めくくってほしいと思います。今の自分を知ることが次への大きな一歩になるのです。
夏休みは「小さなことでも決めたことを継続して取り組む。」「やりたいことにとことん取り組む。」「挑戦したいことに思い切って取り組む。」など、お子様と1学期を振り返りながら、夏休みの過ごし方を考えていただきたく思います。
保護者、地域の皆様におかれましても、1学期は学校づくりや連携等、ともに歩んでいただきありがとうございました。私自身も回復に向けて順調に過ごしております。今後はこの経験も踏まえて、より一層子どもたちに寄り添った教育、丹波ひかり小学校ならではの教育改革を行ってまいりますので、今後ともどうぞよろしくお願いします。明日から41日間の長い夏休みに入ります。子どもたちにとっても皆様におかれましても充実した毎日になりますことを祈っております。毎日暑い日が続きます。どうぞお体ご自愛くださいませ。
校長 中田 匡恵


