「今を生きる・心をつなぐ・未来を創る」ひかりの子
丹波の山々が柔らかな若葉をまとい、やさしい風にそよいでいます。新学期がスタートして、約3週間経ちました。先日は土曜参観と学校説明会にお越しいただき、ありがとうございました。どの学級の子どもたちも、新たな学年で、少しずつ自分らしさを発揮できてきたように思います。
さて、先週、4・5・6年生が大阪・関西万博へ校外学習に出かけました。お天気にも恵まれ、充実した1日を過ごすことができ、子どもたちに多くの気付きがあったように思います。
今日の関西万博で楽しかったところは、NTTです。昔は電話がなかったので手紙で伝え合っていました。そこから電話ができ、どんどん便利になっていくところが分かりました。perfumeは、私たちの目の前で歌っているように感じました。未来ではこんなのが増えたらいいなぁ。最後に写真をとったら、写真の私が動いていてびっくりしました。ピースしながら顔が動いていたので。(違和感はあったけど…)未来の色を選ぶ時、私はむらさきを選びました。未来では社会が発達していくと思ったからです。関西万博へ行って未来が楽しみになりました。 (5年児童)
上記の感想の他にも、「世界の未来を感じることができた。」「1枚1枚違う板で1つの建物が造られているのはすごい。これも多様性?」「大屋根リングは世界一の木造建築、京丹波町の役場(木造建築)もかっこいい。」など、子どもたちが感じたことを楽しそうに話していました。
日本館の入り口には「ごみはいのちのはじまりだ」というメッセージが掲げられたり、車椅子で作成されたオブジェがあったり、正に「いのち輝く未来社会のデザイン」を体感することができました。地球規模の様々な課題に、子どもたちが自分ごととして、しっかり向き合っていかなければならないことも学んだのではないでしょうか。当日は送迎等お世話になり、ありがとうございました。様々な報道の中で、ご心配されていたこともあったように思います。そのような中、ご理解・ご協力いただきましたことに感謝申し上げます。
また、先週末は土曜参観と学校説明会にお越しいただき、ありがとうございました。その中でも少し触れましたが、これからの教育は、子どもたちが学びの意義を感じたり、社会とのつながりを大切にした質の高い、深い学びの実現が求められています。そのための柔軟な教育課程の在り方として、子どもたちが学びをデザインしていくことや多様な学び(授業時間や時数、異年齢や学級の弾力性、その地域や学校ならではの教育)が求められています。
子どもたちが社会で活躍する2040年代を考えた時、今をしっかり生き、たくさんの人々と心をつなぎながら、未来を自分たちの手で創る…その力を身に付けるところが、ここ、丹波ひかり小学校でありたいと思います。これからの学校教育はどうあるべきか、社会はどうあるべきか、授業の中でも子どもたちと向き合っていきたいと思います。
再来週末、6年生が修学旅行に出発します。元気で参加できますよう、体調管理をよろしくお願いします。5月になりましたが、まだまだ肌寒い日があるなど、気温が安定していません。どうぞ、皆様におかれましても健康にご留意いただき、新緑を満喫してください。
「故郷や どちらを見ても 山笑う」 (正岡 子規) 校 長 中田 匡恵

夢や願いを書いています。しばらくすると文字が浮かび上がり、映像の花火とともに映し出されました。(6年児童)