「やさしさ」と「がんばり」の花を満開に

 暖かい風が、春を待ちわびていた草木を優しく包み、新たな成長の芽吹きが始まると共に、周辺の桜の開花を一気に促しました。保護者の皆様や地域の皆様には、日頃から本校教育の推進に多大なる御理解・御支援を賜っておりますことに厚くお礼申し上げます。さて、本日の入学式で、23名の新一年生を迎え、全校児童174名で新学期をスタートしました。子どもたちは、これから始まる新しい学年での学校生活に胸をときめかせ、期待とやる気いっぱいであることが伝わってきます。

 4月の始業式、入学式に合わせて、桜が満開を迎えるのは、久しぶりです。始業式では、子どもたちにこんな話をしました。

「これは、日本の着物です。きれいな色でしょう。この色は、ある植物を使って色をつけたものなのですが、その植物は何でしょう?答えは『桜』だそうです。先生は、この着物の桜色は、花びらからとった色だと思っていたのですが、そうではないのです。あのきれいな色は、実は、桜の木の幹や枝から出てくるのだそうです。桜は、きれいな花を咲かせるために、自分の幹や枝の中に、この美しい色をためているのです。みなさんの心や体の中にも、やさしい気持ちやがんばる気持ちがいっぱいつまっています。今日からまた、この大桜のように、みんなでやさしさの花、がんばりの花をいっぱい咲かせましょう。」

 今年度も、学校教育目標「夢に向かって一生けんめい学ぶ子どもの育成」を掲げ、目指す児童像「自分で考えて判断し、行動する(自立)」「仲間とともに力を合わせる(協働)」「新しい価値を創り出す(創造)」児童の育成を目指して、指導や教育活動の改善を図っていきたいと考えています。また、希望に胸膨らませ入学してきたかわいい一年生が、一日も早く学校生活に慣れ、それぞれの個性を伸ばしながら、仲間とともに大きく成長してくれますよう、温かく見守っていきたいと思います。 教職員一丸となって、「確かな学力、豊かな心、たくましい体」の育成に全力で取り組んでいきますので、保護者の皆様、地域の皆様の御理解・御協力を引き続きよろしくお願いします。

                          校 長  日下部 正登

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