2023 リ:スタートの年

 12月に入っても暖かな日がありましたが、先週末から冬将軍到来で、この季節らしい寒さになってきました。まもなく2023年が終わろうとしています。5月に新型コロナ感染症が5類に移行され、生活が少しずつ元に戻ってきました。学校においても、制限が緩和され、いろいろなことができるようになりました。「地域とのつながり」や「子どもの表現を豊かに」をキーワードに、多くの学校行事や教育活動を再開し充実させることができました。単に、コロナ以前を踏襲するのではなく、みんなでアイデアを出しながら新たなスタイルを作ることにも取り組んできました。
 「新入生歓迎遠足」では、仲良し班単位で、全学年が一緒に楽しく交流することができました。「ひかりフェスティバル~響かせよう 心とことば~」は、各学年が心を一つにした合唱や群読、そして全校合唱「ビリーブ」の歌声が、印象に残っています。他にも、「運動会の一日開催」や「ひかりふれあいデー(祖父母参観)」など、4年ぶりに実施できた学校行事や学習活動がたくさんあります。行事を実施することが目的ではなく、その取組を通して、子どもたちが生き生きと表現したり、子ども同士や保護者、地域の方と交流したりする機会が増えたたことが、本当にうれしいことでした。人権月間の一人一人の振り返りを読むと、「みんなで優しい声かけや譲り合いができました。」「友だちと協力して、みんな一生懸命で、みんなのいいところが見つけられました。」など、人との関わりを通して気づいたこと、考えたことが書かれています。
 本年度PTAのテーマ「Re:Start(リ:スタート)~家庭・学校・地域 みんなではじめる笑・話・和」のとおり、コロナ禍を乗り越え、新たな形を創造していくまさにリ:スタートの年だったと思います。本校の教育活動に御理解、御協力いただきました保護者の皆様、地域の皆様に、今年一年のお礼を申し上げます。
来る年が、全ての皆様にとって幸多い年でありますように心からお祈りいたします。子どもたちが、安全で有意義な冬休みを過ごせますよう、引き続き、家庭や地域でお世話になりますが、どうぞよろしくお願いいたします。
                              校長 日下部 正登

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