1年生
「ぼくのクレヨン」
長 新太 講談社
ぞうのクレヨンは、とても大きなクレヨン。
青で描いたら、カエルが池とまちがえてとびこんじゃった。
でも、まだまだ描きたいんだ。今度は何色を使おうかな……!?
みんなよく知っているお話みたいだったけど 忘れてるところもあって「どうやったっけ?」とか言いながら ずっと反応してくれていました。
「やさしいね!」
作)メアリー・マーフィー フルーベル館
めんどりがぶたにプレゼントをあげます。ぶたはうさぎに、うさぎはうしに、そしてうしはねこに…。
やさしい気持ちがつぎつぎと伝わる、メアリー・マーフィの楽しい牧場のお話。
2年生
「あつさのせい?」
作)スズキコージ 福音館書店
とっても暑い日。
うまのはいどうさんが駅のベンチで汗をぬぐっていると、電車がやってきて帽子を置き忘れます。
それを拾ってかぶってみたきつねのとりうちくんは、自分に見とれたまま自分のカゴをトイレに忘れます。
カゴを拾ったブタの三吉はシャンプーを忘れ、シャンプーを見つけたうしの山口さんはキャラメルを落とし、キャラメルに目のないやぎのよし子さんはハンカチをうっかり落とし……。
ぐるぐる回る、落としものと拾いもの。ぐるぐる回る、うっかりとラッキー。
なんだか上手くいってるような、いっていないような。
可哀想……と思いきや、楽しそう!?
スズキコージの描くメラメラギラギラ燃える迫力の太陽の下、繰り広げられる動物たちによるうっかり劇場。
それがなんとも愉快なのは、どれもこれもとっても良くできたタイミングであることと、登場するみんなの強烈なキャラクターのせい?
そして最高に素敵なオチに向かいます。
「次は何をわすれるんやろ?」と想像しながら聞いてくれていました。
3年生
「ちゃうちゃうちゃうねん」
作)もり なつこ 文研出版
ある日、クラスの男の子あっくんに「すきかも」と言われたゆい。どうして好きなのかは来週教えると言われ、長い一週間、ゆいは理由を考えます。
「なんで わたしのこと すきなん? ぶたばな、ブヒブヒが じょうずやから?」
「ちゃうちゃう、ちゃうねん。ぶたばなと ちゃうねん」
理由はわからないまま月曜日。ゆいはあっくんからミニトマトをもらいました。
好き、とか 初恋とか 3年生には早かったのかな? 特に反応はなかったようでしたが・・・さてさて?
「くもりのちはれ せんたくかあちゃん」
作)さとう わきこ 福音館書店
洗濯が、大の大の大好きなかあちゃん。
今日は曇り空なので、大凧を揚げてそこに洗濯物を干し、ついでにかみなりさんたちも洗って干していくのですが……。
「この本知ってる!」ともいわれましたが 何度読んでも 聞いても いいものですね。
楽しいお話で 口々にみんな 色々といってくれていました。
4年生
「まるくておいしいよ」
作)こにし えいこ 福音館書店
赤や黄色、色とりどりの丸のシルエット。
そしてページを繰ると、子どもたちの大好きなケーキ、クッキー、オレンジ、スイカなど「まるくておいしいもの」があらわれます。
「なつみはなんにでもなれる」
作)ヨシタケシンスケ PHP研究所
『りんごかもしれない』『りゆうがあります』『ふまんがあります』などで人気の絵本作家ヨシタケシンスケがおくる、くりかえしが楽しいまねっこ絵本!
なつみは、「すごくいいことおもいついたよ!」と、おかあさんのところにやってきました。そして、「なんのまねをしているか、あてるゲームだよ!」と、問題をだします。
なつみは、毛布にくるまったり、手をぐるぐる回したり、身近なものをからだをつかってまねしていきますが、おかあさんはなかなか当てられません。
ほのぼのとした親子のやりとりも見どころです。
2冊とも 問いかけ系の絵本。みんな 想像力を働かせて たくさん答えてくれたので とっても楽しく読み聞かせができました。
5年生
「お米って 何なん?」
作)わたなべのりこ
5年生は 先週 田植えをしたので この本を選びました。
作者は 日吉胡麻の人です。
クイズになっているところは 手を挙げて 答えてもらいました。
みんな よく 聴いてくれていました。
6年生
紙芝居「注文の多い料理店」
作)宮沢賢治 童心社
「シャク」や「わりあい」など、日常聞き慣れない言葉もあり、音読していると自然と言葉の理解を大切にするようになります。
原作とは少し変わっている部分もありますが、子どもにちょうど良い長さで名作に触れられるのは 良いと思います。
3学期に 国語で宮沢賢治のお話があるようですが その時まで 覚えてくれているかなぁ・・・。