「よむよむ」による朝の読み聞かせ

図書室

1年生
「いただきまあす」
作)わたなべ しげお    福音館書店


いざ食事をはじめようとするくまくんの悪戦苦闘ぶりを あるがままに、けれど あたたかくユーモラスに語った楽しい絵本です。



しつけ絵本のようですが そうではなく かわいらしいくまくんの様子が 読んでいても気持ちよく やさしい気分になれる絵本でした。

ぼくのきんぎょをやつらがねらう」
作)武田 美穂      小学館


夜店で買った、赤いすてきな金魚は、ぼくの宝物。
でも、その大事な金魚をねらって、にわとり、いぬ、のらねこがやってくる!
ぼくは気が気じゃなくて、ごはんも学校も野球も手に付かない。
そんなぼくを見て、ある日、ついにおかあさんが…。
おねがい! だれかぼくの金魚を助けてよ!!



読んでいて心地いい テンポのよい文章でした。 

2年生
「うえからみたり よこからみたり」
作)麻生 知子      福音館書店


四角くて白いものが描かれています。「うえから みると なんだろう」。
次の場面で「よこから みると」、卵やハムなどの具材が挟まったサンドイッチでした。
プリンやドーナツなどのお菓子から、どんぶりや揚げ物、さらにはお誕生会で並んだごちそうまで、
おいしそうな食べ物がいっぱい登場します。
上から見た時の姿と、横から見た時の姿を描いた楽しい絵本です。

みんなで 楽しく当てっこしながら読みました。
最後は たい焼きでしたので・・・
「たい焼き」とくれば…「たこ焼き」にいってみましょう!!
今日 5月7日は 5(こ)7(な) で 粉もんの日だそうです。

「たこやきのたこさぶろう」
作)長谷川 義史      小学館


「いかせておくんなせー!」とあるたこやき屋に響く、たこやきのたこさぶろうの声。
たこさぶろうには、旅に出なくてはならない、のっぴきならない事情があるのです。
旅に出ようとする、たこやきのたこさぶろう。止めるたこやき家族。
そして、こんなものやあんなものまで止めに入るけれど、たこさぶろうには、どうしても旅に出なければならない事情があったのです。
そのとき、たこやきやのおやっさんが衝撃の告白を……!!



読み聞かせにも最適な、リズミカルな文章と、みんなが幸せになれる、ばかばかしいおもしろさがいっぱいの、楽しいたべもの絵本です。

そして「たこ焼き」につづくのは・・・

「やきそばばんばん」
作)はらぺこめがね     あかね書房


いいにおいにつられてページをめくると、やきそばがばんばーん! 作っているのはおばあさん…と思ったら、やきそばを置いてどこかへ行っちゃった。
そこへコックさんやカレー屋さん、よっぱらいのおじさん、音楽家に旅人と、次から次へとやってきて、やきそば作りに手を出して……いったいどーなっちゃうの? 
ごはんにおやつに、みんなが大好き、やきそばの絵本。



読んでしまえば単純なお話ですが 最後の文章「ざくざくきって やきそばばんばん」とか「いったいどうなる やきそばばんばん」を みんなで声を合わせてリズミカルに読んでいくと どんどんのってきて にこにこしながら大きな声を合わせてくれました。

3年生
「バスがきましたよ」
作)由美村 嬉々       アリス館




3年生の女の子が登場する 実際にあったお話なので 3年生にぜひ 読んで聞いてもらいたいと おもっていました。
最初に そんな話をしたせいか とっても静かに聞いてくれました。

4年生
「おうちくん」
作)カワダクミコ      303books


丘の上に並んで建っている、仲良しのきいろいおうちくんとあかいおうちくん。
しかし、楽しく暮らしていた、ふたりに、悲しい別れのときが訪れました。
希望を失いかけたとき、きいろいおうちくんを最後に待っていたのは……!? 



おばあちゃんは、おうちくんたちがさびしくないように、庭にたくさんの植物を植えて育てていました。
そこにはたくさんの生き物が集まってきます。
本書は、子どもたちが樹木や草花、虫や鳥など、身近な“命”に興味をもってもらえるように、たいせつに思えるように、そんな願いを込めた作品となっています。見返しには、おばあちゃんが育てた庭の植物と、やってくる生き物の名前がわかる「ミニ図鑑」がついています。

5年生
「おかえり フク」
作)北川 チハル      佼成出版社


山の集落に暮らすカネオさんとレイコさんの夫婦は、ある日、崖の下でうずくまっていた、生まれたばかりのニホンカモシカの赤ちゃんを保護しました。
そのままでは自然の中で生きていけない状態だったので、一歳まで育てて山へ帰すことになりました。
ミルクをあげ、山の草を食べさせ、いっしょうけんめい世話をしたカネオさんとレイコさん。
フクと名付けられた赤ちゃんは二人に慣れ、集落の人にもかわいがられてすくすくと育ちました。
でも、ついに別れの日がやってきます――。
命のぬくもりと別れを描き、野生動物と人との関わり方を問いかける絵本。
岐阜県で実際にあったお話から生まれました。



美山で ニホンカモシカに出会うことはあまりないにしても 野生の動物を保護してしまうことがある人もいるかもしれませんよね。
そんな思いもあって このお話を読んだのですが 何度読んでも 最後にうるっときてしまうのです。
今日は はじめてちゃんと読めました。
みんなも静かに 聞いてくれていました。

6年生
「じごくのそうべい」
作)たじまゆきひこ     童心社


 

上方落語の「地獄八景亡者戯(じごくばっけいもうじゃのたわむれ)」を題材にした落語絵本。
面白いお話を! と 思って選んだのですが 6年生ともなると シーン・・・として 反応もありません。
持ってきた絵本も サイン本で「たじまさんからサインしてもらったんだよー」といっても シーン・・・。
なんともドキドキで 読み始めたのですが さすがに 人呑鬼(じんどんき。人を食べてしまう鬼)の腹のなかで4人がいっせいにいたずらをする場面では クスクス笑ってくれて ほっと一息。
聞いていないようで 聞いてくれているんですね。
休み時間に さっそく借りてくれた子がいて うれしい気分!


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