11月3日(祝)八幡市青少年の主張大会が開催されました。
本校から代表として、6年 栗林 優衣 さんが発表してくれました。緊張の中、「私の決心」というテーマで自分を振り返り、これから、前向きに、正直に、行動していきたいという決心をしてくれました。その本文と写真を紹介します。
「私の決心」 栗林 優衣
私は自分を変えると決心しました。今までの私は、弟には意地悪で、親に怒られたくないのでいろいろなことを弟のせいにしていました。お母さんに、「片付けをして。」と言われた時も、「弟が出した。」「私のじゃないし。」と言ってうそをついていました。なぜなら面倒くさいし怒られるのが嫌だったからです。お母さんはその時、「自分のじゃなくても片付けて。」と言ってきたので、「後で」。
と言って何度も誤魔化していました。そして、ふと気づくと、それを聞いた弟が片付けていました。その時私は恥ずかしくて申し訳ない気持ちになりました。自分がうそをついて誤魔化したことを、何も悪くない弟に押し付けてしまったからです。また、宿題をやっていて、なかなか進まない時には、「お父さんやお母さんが教えてくれないから分からない。」と、言い訳をしていました。その時に、お父さんには「人のせいにしていると自分が困ることになるぞ」。と言われました。私は、「それは、やばい。」「どうしよう。」という気持ちになりました。そのお父さんの言葉がずっと心に残っています。
学校でも、宿題を忘れて言い訳をしたり、自分の言葉に責任を持たずにその場しのぎの言葉を言ってしまったりすることがよくあります。先生と話をする度に、このままではよくないと思うけれど、なかなか変わることができません。人のせいにしている時や、嘘をついている時、私の中にはもやもやした気持ちと、叱られたくない気持ちが両方存在しています。本当は、叱られた時に素直に謝った方がいいし、次から直した方がいいことはわかっています。今の私には完璧にはそれができませんが、最近は叱られてもいいからきちんと謝ろう、と少しずつ行動を変えるように心がけています。そして、もう一つ私は優しい子になりたいと思っています。私の名前は「優衣」です。お父さんとお母さんが優しい子になって欲しいという願いを込めてつけてくれました。私が思うやさしさは、家族や先生、友達などの大切な人たちを気遣ったり、困っている時は手を差し伸べたりすることです。また、一緒にいる時には、お互いが楽しい雰囲気をつくることができるように心がけることが大切だと思っています。今までの私は、その優しい行動がなかなか実行できず、楽しい雰囲気をつくることもできていませんでした。自分から友達を気遣ったり、声を掛けたりする勇気がなかったからです。また、思うようにいかないことがあると、その気持ちを引きずってしまい、友達が声をかけてくれても、気持ちを切り替えることがなかなかできませんでした。自分が変わることは、とても勇気のいることだと思います。すぐには変わることができないので、同じことで叱られる覚悟が必要だったり、嫌なことから逃げずに気持ちを切り替えてメリハリのある行動をしたりしなくてはいけません。失敗したことも、できなかったこともすべて自分であると受け止める。それが、「人のせいにしない」ことや「人に優しくする」ことにつながると思います。これからも、言い訳したくなる日やうそをつきたくなる日、気持ちがなかなか切り替えられない日があるかもしれません。そんな時には、お父さんや先生に言われた言葉を思い出して、素直に自分のダメなところを受け入れて、自分を変えられるように行動していきたいです。



