本日、防災ボランティアの方々を招き、水難学習を行いました。
水の事故が増える夏休みに向けて、命を守るための学習として実施しました。
水の事故に遭遇した際は、「ういてまて」を合言葉に、浮き続けることが大切です。
水泳学習とは異なり、水着ではなく普段着での入水とあって、最初は「絶対無理。」「服が重たくて沈むに決まってる。」と不安を口にしていた子どもたちでした。
しかし、ボランティアの方々の話をしっかりと聞いて実践していく中で、「めっちゃ簡単に浮く。」「全然大丈夫。」と、自分の身体が浮くことを実感して安心した様子でした。
また、ペットボトル1つあれば、より楽に浮くことができることも学びました。おへその辺りで持つと身体がより浮くそうです。
救急車に電話で救助要請をした場合の、平均到着所要時間は10分と言われています。その10分間ひたすら浮き続けることができないと、悲しいことに「一度沈んでしまった命は救えない。友達や先生の顔を見ることも、家族の顔を見ることも二度とできない。」と、普段は消防隊員として働いておられる防災ボランティアの方がお話してくださいました。
その話を真剣に聞いた子どもたち。最後に、6年生全員で、5分間チャレンジをおこないました。5分間全員でひたすら、浮き続けるというものです。見学の子どもたちも、友達の真剣な取組の様子をしっかりと見守っていました。
結果、参加した全員が6分ちょっと浮くことができました。
誰かが水難事故に遭った際は、決して助けに行くのではなく、「ういてまて」と声をかけ、励まし続けること。
自分が水難事故に遭った際は、何があっても、諦めないで浮いて救助を待ち続けること。
今年度は保護者の方々にも参観していただき、ありがとうございました。
今日の学びを、自分の命、友達の命、家族の命、誰かの命を守るために活かしてほしいと思います。安全で楽しい夏休みを過ごしましょう。