【与謝支部】令和5年10月20日(金) 外国語教育部研修会

与謝支部

単元 We all live on the Earth.  宮津市立府中小学校 第6学年の授業を通して

 外国語教育部では、10月20日(金)宮津市立府中小学校にて授業研究会・第3回主任会を行いました。研究授業の実施に当たり、夏季研修会において事前研を行い、研究テーマ「互いに伝え合う活動を通して、主体的にコミュニケーションを図ろうとする児童の育成」に迫る授業づくりについていろいろなスタイルを体験しながら協議してきました。

 授業では、「生き物の生息地、食べ物などを相手によく伝わるように、表現の工夫を考えることができる」ことを本時の目標として、明るい雰囲気で授業が進められました。

 児童は、これまで学習してきた動物の生息地や食べ物を伝える表現を使いながら、地球に住む生き物のつながりを相手に伝えるための工夫としてどんなことが伝えられそうかを考え、「できることや様子を伝える表現」などの既習表現をうまく取り入れて紹介していました。タブレット端末で動物や生息地の写真を見せながら、クイズを取り入れたり、相手に質問を入れたりして、相手に興味を持ってもらう工夫や相手意識を持って伝える練習をする姿も見られました。指導者は、児童の伝えたい思いに寄り添いながら、多様な伝え方を認め、発表への意欲を高めていました。

 その後の事後研究会では、全員参加の授業づくりにするための土台について話を深めたり、目的意識や必然性のあるやりとりにするための工夫について各学校の主任が意見を出し合い、実践を交流する時間も取りました。学校の規模やクラスの人数がそれぞれ違う中でも、タブレット端末で学校間を結ぶ授業、グループ発表や認め合いを取り入れ協働的に学び合う授業、他校や先輩の動画を共有してイメージを膨らませる授業、日本やふるさとの魅力を伝える授業など、各地域で様々な取り組み方がされており、同じ単元の中でも「相手や目的や場面を変える」と多様な取り組み方になることにも気づくことができました。今回の学びを各学校・各地域での外国語教育につなげていきたいです。

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