令和4年度
健康安全教育部では、おくざわ眼科医院 院長 奥沢 正紀 様 にお世話になり、「 小児の目の健康 ~情報端末デバイスが与える影響~ 」という演題で、ご講演いただきました。
専門の先生からお話を聞くことで、情報端末デバイスが目に及ぼす影響やその予防方法を学ぶことができました。医学的根拠に基づいたお話が聞けたことで、これまでの保健指導の内容について、もう一度見直すよい機会となりました。
これからの生活において欠かせないツール。児童自ら自身の健康について考えながら情報端末デバイスを上手に活用できるよう、学校内で共通理解を図って保健指導や端末利用のルール等を見直したり、保護者への啓発を積極的に行ったりしていきたいです。
令和3年度
健康安全教育部では、南丹保健所 医務主幹 渡邉 功 様 にお世話になり、新型コロナウイルス感染症の現状や感染者・濃厚接触者等への保健所の対応について、ご講演いただきました。お話を聞くことで、学校と保健所、医療機関、教育委員会など、関係諸機関と連携を迅速に、密にしていくことの重要性を改めて感じました。また、何をどのように連携していくのかについても明確になりました。未だ終息が見えないため、教職員一人ひとりが危機意識を高くもち続け、感染症予防を徹底し、児童の健康・安全を確保していきたいと思います。
令和元年度
〈研究主題〉主体的に取り組み、心身ともに安全に生き抜く実践力を身に付けた児童の育成
●第1回健康安全部会
〔日時〕 令和元年5月29日(水) 14:40~15:40
〔会場〕 南丹市立園部小学校 参加者 20 名/25 名
〔内容〕1 部会役員の決定並びに研究テーマ及び研究活動の内容等を協議
【部長】鈴木 勝雄 教諭(八木西小)【副部長】酒井 亜樹奈 養護教諭(丹波ひかり小)
【運営委員】
〔京丹波町ブロック〕仲西 恭子 養護教諭(瑞穂小)
〔美山・園部ブロック〕瀧村 美和 教諭 (美山小)
〔八木・日吉ブロック〕新谷 晶子 養護教諭(八木東小)
2 研究活動内容について、次の2点を確認
①各校での授業や取組を通じ、食育を含む健康安全教育に関する認識を高めるための研究を進める。
②各校の取組の実践交流を行い、今後の指導に役立てる。
3 活動計画の確認
①昨年度と同様、年2回の活動を行う。
②第2回目は10月9日(水)に行い、公開授業と実践発表(各1本)を行う事を確認。
【公開授業】八木西小学校〔八木・日吉ブロック〕
【実践発表】下山小学校 〔京丹波町ブロック〕
4 各校の取組計画等の交流
熱中症対策、引き渡し訓練の方法等、薬物乱用防止、プール事故未然防止
食育指導、日常の生活リズム、SNSなど
5 ミニ研修
『生きる力を育む小学校保健教育』(スポーツ庁発行)の理論及び活用方法について
【講師】鈴木 教諭(八木西小)
6 田中教頭(美山小)による助言
●第2回健康安全部会
〔日時〕 令和元年10月9日(水) 13:45~17:00
〔会場〕 南丹市立八木西小学校 参加者 21 名/ 25 名
〔内容〕1 公開授業
【学年等】第2学年(学活)
【題材名】「病気にならないために」
【授業者】田中 琴野 教諭(T1)
林 あゆみ 養護教諭(T2)
鈴木 勝雄 教諭(T3)
【概要】 将来の病気予防(生活習慣病やがん等)を見据え、児童自身が日々の生活の様子を振り返り、望ましい生活習慣(早寝早起き、朝ご飯等)や行動等について考える授業内容であった。
2 事後研究会
3 実践発表並びに協議
【実践発表】京丹波町立下山小学校より
「親子できまりを決めて、規則正しい生活を心がけよう」
【発表者】 國府 公子 養護教諭
【概要】 児童が保護者や先生と相談して自分で決めた目標に向かって取組む
生活リズムチェックや生活アンケートの結果より課題が明らかになっ
たメディアや睡眠に関する保健指導、朝食についての食育、保護者との連携の仕方など生活リズムに関する取組み等について報告があった。
[成果と課題]
【成果】
公開授業(授業研究)については、八木西小学校において第2学年を対象に健康に関する 授業が行われた。近年のがん教育の推進に重点が置かれている状況をもとに、小学校では、 高学年を対象とした内容ではあるが、児童自身の将来の病気予防を見据え、低学年の時期か ら生活習慣病等の予防向けて主体的に取り組む力を付けるとともに、がん教育推進への素地 づくりの機会として本授業が実践された。各校での生活習慣病等に関する健康教育実践に向 けた教材提供の機会となった。
実践発表については、生活アンケート結果より課題のある「メディア」「就寝時刻」「朝食」 等について、管理職・担任・養護教諭等がそれぞれの立場から、実践された生活リズムに関 する取組みについての発表であった。メディアの使用時間が就寝時刻が遅くなる、朝ごはん を食べないで登校する等に関係してしている状況があり、児童のよりよい生活習慣のために 児童自身が保護者や先生と相談し目標を設定し行う生活リズムチェックや保健指導・食育・ 保護者連携等の紹介があり、各校での取組に向けた実践事例を提供していただいた。
【課題】
これまでの食育指導に加え、のぞましい生活習慣の定着に向けた研究は一定の成果をみる ことができた。しかし、「薬物乱用防止教育」研究の充実化に向けた交流の機会が少ないため、 今後その機会を設定することが必要である。
[来年度に向けて]
①「薬物乱用防止教育」の更なる充実と推進を図る。各校の実態と発達段階に応じた指導内容 の研究と実践事例の交流を推進する。
②食育指導、のぞましい生活習慣の充実化に向けた研究を引き続き進めていく。