南船支部(音楽科部)

南船支部

令和4年度 音楽部会活動報告

1 令和4年7月27日(水) 場所:京丹波町立丹波ひかり小学校

  ≪内容≫

  ・研究テーマ及び研究活動の内容について

  ・副部長委嘱、運営委員選出について

  ・研究主題・活動計画立案について

  ・研修会

    (1)「音楽科における指導方法・授業改善のポイント」

    「評価について」 伝達講習

(2)教材研究・指導案検討

      ・10月5日の授業研究会に向けての事前研究

(3)実践交流会

       ・コロナ禍の中でどのように工夫をしながら活動をしているのか。

      ・評価をどのようにしているのか。など
  

はじめに「感受」する時間を確保、大切にすることで、思いや意図を表現することにつながっていくことを6年生の歌唱教材「翼をください」の実践から学ぶことができた。音楽科で「思考・判断・表現」を評価するのが難しいという声がよく聞かれるが、音楽を形作っている要素を整理し、単元計画を立てながら「感受」する時間を大切にしていくことで、子ども達の思いが言葉や音、動きとなって表現されていく様子から「指導と評価の一体化」について考え、交流することができた。

   教材研究・指導案検討では、10月の授業研究会に向け「音楽を通して、つながりを実感できる授業づくり」についてどのような工夫や実践ができるかグループで協議し、全体で交流した。はじめにどのような「感受」の時間をとるのが効果的か、ロイロノートや和楽器を効果的に取り入れる方法や、音楽づくりを通して子どもの変容を追い、評価に繋げていくことなど様々なアイデアが出て、音楽部みんなで授業づくりを進めることができた。2学期の授業研究会を通してさらに研修を深めていきたい。また、具体的な評価の仕方や主体的に学習に取り組み態度をどのように評価していったらよいかなど、指導と評価の一体化についての質問も多く上がったので、評価についてもさらに研修を深めていきたい。 

令和4年度 音楽部第2回研究会

令和4年10月5日(水) 場所:南丹市立八木西小学校

  ≪内容≫

  ・公開授業

   学 年 第2学年  指導者 石橋 陽子 教諭

   題 材 「くりかえしを 見つけよう」

題材名 「おまつりの音楽」(音楽づくり) 

 ・事後研究会

  ・実践交流 各校の実践の交流

  ・指導助言 京都府総合教育センター北部研修所

        研究主事兼指導主事 浅井 ちとせ 様

  ・研究活動のまとめ

 

 

夏季研修会で教材研究・指導案検討をしていたので「くりかえしを使ってまとまりのよいリズムをつくる」「おまつりの雰囲気に合ったリズムをつくる」の2つを大切に授業を組み立てることができた。導入のお祭りの映像でお祭りのイメージやリズムの特徴を子ども達にしっかり感受させておくことが、その後のリズム作りにつながることも確認できた。リズム作りでは、ロイロノートを使うことで子ども達の作業や作ったリズムの交流をスムーズに行うことができ、複製や共有など有効な活用の仕方についても学ぶことができた。音楽づくりのアプリや録音機能を使った家庭学習の実践などの紹介もあり、タブレットPCの活用は今後も研究していきたいと思った。浅井先生の指導講評では、音楽づくりの指導内容や課題の設定の仕方、技能のとらえ方、鑑賞領域との関連の図り方など具体的にお話を聞くことができた。夏の研究で質問にあがっていた感受のさせ方や評価の見取り方、指導のポイントも聞くことができ、日頃の指導を振り返ることができた。指導のポイントでは、3つの資質・能力を関連させながら、すべての教材を教え込まずに指導内容を精選していくこと(今回の授業なら「くりかえしのよさ」)や、主体性を持たせるための発問や問いかけ、めあての提示の大切さも確認することができたので、今後の指導につなげ、わくわくした音楽の授業づくりを進めていきたい。

(成果と課題)〇夏季研修会では、はじめに「感受する時間」を大切にすることで、思いや意図を表現することにつながっていくことを6年生の歌唱教材「翼をください」の実践から学ぶことができた。また、音楽科で「思考・判断・表現」を評価するのが難しいという声がよく聞かれるが、音楽を形作っている要素を整理し、単元計画を立てながら「感受」する時間を大切にしていくことで、子ども達の思いが言葉や音、動きとなって表現されていく様子を「指導と評価の一体化」とつなげながら考え、交流することができた。教材研究・指導案検討では、10月の授業研究会に向け「音楽を通して、つながりを実感できる授業づくり」を進めていくためにどのような工夫や実践ができるかグループで協議し、全体で交流した。はじめにどのような「感受」の時間をとるのが効果的か、ロイロノートや和楽器を効果的に取り入れる方法、音楽づくりを通して子どもの変容を追い評価に繋げていくなど様々なアイデアが出て、音楽部みんなで授業づくりを進めることができた。 〇授業研究会では、夏季研修会で教材研究・指導案検討をしていたので「くりかえしを使ってまとまりのよいリズムをつくる」「おまつりの雰囲気に合ったリズムをつくる」の2つを大切に授業を組み立てることができた。導入のお祭りの映像でお祭りのイメージやリズムの特徴を子ども達にしっかり感受させておくことが、その後のリズム作りにつながることも確認できた。 また、リズム作りではロイロノートを使うことにより、作業がスムーズにできることや、作ったリズムをクラス全体で共有する時に有効であることが確認できた。浅井先生の指導助言では、音楽づくりの指導内容や課題の設定の仕方、技能のとらえ方、鑑賞領域との関連の図り方などを具体的に学ぶことができた。夏の研究で質問にあがっていた感受のさせ方や評価の見取り方、指導のポイントも聞くことができ、日頃の指導を振り返ることができた。指導のポイントでは、3つの資質・能力を関連させながら、すべての教材を教え込まずに指導内容を精選していくこと(今回の授業なら「くりかえしのよさ」)や、主体性を持たせるための発問や問いかけ、めあての提示の大切さも確認することができた。 〇府小研音楽科教育研究大会では、コロナ禍において、歌唱や器楽演奏が難しい現状をうまく生かし、「音楽づくり」と「鑑賞」を中心に研究に取り組まれてきた。教員の苦手意識の割合が高い指導内容であるので、音楽部員に限らず、様々な指導者の参考になると思う。音楽を形作っている要素を整理し、単元計画を立てながら「感受」する時間を大切にしていくことで、子ども達の思いが言葉や音、動きとなって表現されていく様子が実践発表で紹介されていた。「単元をつらぬく問い」を大切に授業

づくりを南船支部でも大切に進めていきたい。

(次年度への申し送り)・府小研の研究との整合性を図りながら、研究授業や研究実践を進め、授業力向上につながるようにする。・具体的な評価の仕方や主体的に学習に取り組み態度をどのように評価していったらよいかなど、指導と評価の一体化についての話題が多く上がったので、評価についての研修をさらに深めていきたい。 

・音楽づくりのアプリの活用や録音機能を使った家庭学習の実践などの紹介もあった。タブレットPCの活用は今後も研究していきたい。

令和3年度

令和3年度 音楽部会活動報告

1 令和3年7月28日(水) 場所: 京丹波町立竹野小学校

 《内容》

 ・研究テーマ及び研究活動の内容について 

・副部長委嘱、運営委員選出について(今年度は、運営委員未選出)
・研究主題、活動計画立案について  

・研修会「令和元年度 京都府小学校教育研究会音楽科教育研究大会 

城陽市立久世小学校の研究大会参加報告」

  ・音楽鑑賞(VTR鑑賞)「大阪桐蔭高校吹奏楽部の取組」

    

令和2年度は、感染拡大により研究活動に制限がかけられたため、令和元年度に実施された城陽市立久世小学校の研究大会についてその実践内容を報告する機会を設定できなかった。そのため、今年度、夏季研修会において、研究大会参加報告を部長が行った。久世小学校の音楽科指導方法や教材研究、評価研究、環境整備、「主体的・対話的で深い学び」など、多くの実践から学ぶことができた。

音楽鑑賞では、大阪桐蔭高校吹奏学部の取組についてVTRを鑑賞し、指導者梅田隆司先生の「生徒の自主性を重んじる」指導法を学んだ。日常の練習や年間90回にも及ぶ演奏会の準備など、生徒自身が全てを自主的に行う様子や、吹奏楽の演奏だけでなく、ミュージカルで舞台表現をする様子などから、音楽に関わることを心から楽しみ、全力を注いでいることが伝わってきた。熱のこもった素晴らしい演奏を鑑賞し、部員からも「感動して涙が出た。」という感想が聞かれた。実態交流では、コロナ禍における、各校の音楽科の取組の工夫を交流した。様々な活動に制限がある中で、歌唱指導以外に、楽器指導、リズム遊び、音楽づくり、鑑賞などの各校の指導のアイデアを紹介し合った。「ピンチをチャンスに」ではないが、歌唱指導やリコーダー・鍵盤ハーモニカ指導に重きをおきがちな音楽科の指導から、鑑賞、音楽づくりに目を向ける良い機会となったのではないかと考える。今後の実践をするにあたって、様々な指導の工夫が大いに参考になった。  

令和元年度

令和元年度 音楽部会活動報告
1 令和元年 5月29日(水) 場所: 南丹市立園部小学校
 内容:
 ・研究テーマ及び研究活動の内容について 
・副部長委嘱、運営委員選出について 
・研究主題、活動計画立案について  
・研修会「各校における音楽授業の実態交流」
・歌唱「Wish~夢を信じて」 作詞・作曲:杉本竜一

実態交流では、各校の取組や歌唱指導の実践、リコーダー指導の工夫、音楽づくりの授業における悩み等を含め、交流し、今後の実践の参考となる協議を深められた。その後、先生方と一緒に杉本竜一の「Wish~夢を信じて」を歌い、音楽の楽しさを感じることができた。


2 令和元年 7月24日(水)  場所:京丹波町立竹野小学校      
 内容 
・講義   「新学習指導要領全面実施に向けて~音楽科でつけたい力や評価等について~」  
・実技研修「新学習指導要領を踏まえた授業・実技研修~音楽づくりの指導と評価について~
  講師 京都府総合教育センター北部研修所 浅井 ちとせ 研究主事兼指導主事
・第3回研究会 公開授業・実践発表の確認 
・府小研音楽科研究協力校研究発表会における実践発表等についての確認

前半は、「新学習指導要領音楽科の指導と評価について」という演題で、浅井指導主事に講義をいただいた。目標では、音楽科を学ぶ意義が明確化されていることや、共通事項の新旧の比較、内容の構成、指導と評価のあり方などについて、読譜や歌唱の実技を交えながら学ぶことができた。
  後半は、「児童の思考力・判断力等をはぐくむ音楽づくりと評価」というテーマで、演習を実施した。「竹取物語のBGMをつくろう」(6年生)という演習課題が設定され、小グループに分かれて、竹取物語の冒頭に、様々な楽器を使用して効果音をつくり出す活動を行った。様々なアイディアを駆使してつくられたものを、最後は互いに鑑賞し、学び合うことができた。
第1回音楽部会において悩みとして上がっていた、音楽づくりの授業を実践していく上で、多くのヒントを得ることができた実技研修となった。
 

3 令和元年11月20日(水)  場所:南丹市立園部小学校      
  ・研究授業 第4学年  
題材名 いろいろな音のひびきを感じ取ろう(鑑賞)
教材名 「メヌエット」「クラリネットポルカ」
・事後研究会  ・実践報告  
・指導助言 京都府総合教育センター北部研修所 浅井 ちとせ 研究主事兼指導主事
 

音楽鑑賞の公開授業を参観し、事後研究会を実施した。2つの曲の音色のちがいを聴き取り、ワークシートに色や模様で表現したり、小グループや全体の場で、自分の考えを交流し合ったりすることができていた。事後研究会では、「語彙中心になりがちな鑑賞の授業が、色や模様で表現することにより、思いが伝わりやすくなる。」「語彙で表すことが苦手な、特別に支援を要する子ども達にとって、有効な手立てである。」などの意見が出された。
   実践発表では、3年生の音楽科授業における導入の工夫や鑑賞教材「ファランドール」を取り上げた授業実践及び、2年生の音楽科の授業におけるグループ活動や言語活動の工夫、低学年における準備や片付けなどを楽しみながら取り組むこつなどについて学ぶことができた。各先生方の授業づくりに対する熱意や、特別に支援を要する児童も含めた全ての児童が、音楽科の授業を楽しむことができるような工夫が感じられる報告であった。
   

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