京都府立東舞鶴高等学校

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令和8年1月5日

ごあいさつ

京都府立東舞鶴高等学校   
校 長 田 中 重 春   

 京都府立東舞鶴高等学校のホームページを閲覧いただきありがとうございます。新たな一年を迎えましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
 東舞鶴高校は創立から80年以上の歴史と伝統のある学校です。卒業生の皆様は、地元舞鶴市はもちろん京都府、日本・世界の各地で、政・官・財界の各分野で御活躍になり、その発展に貢献されてきました。また、本校教職員の中には本校卒業生が多く在籍し、地域の皆様との重要なつなぎ役にもなっています。

 さて、東舞鶴高校では、令和6年度より高等学校としての存在意義、期待される社会的役割そして目指すべき高等学校像を定義したスクール・ミッションを「国際教育や実践的・体験的な教育推進する普通科を設置する高校として、地域の関係機関と連携した授業や探究活動を通して、確かな学力を身に付け、持続可能な地域社会づくりを担う人材を育成する」としています。このスクール・ミッションに基づき、特色・魅力ある教育の実現に向けた方針としてスクール・ポリシーを策定し、教育活動を推進しています。
 そのスクール・ポリシーのうち「育成を目指す資質能力に関する方針」として、「①生徒が、学びに向かう力と何ごともあきらめず挑戦する態度を身に付けられるようにする」、「②生徒が、社会とつながる意欲と社会の中で自らを活かし社会に貢献できる知識や技能を身に付けられるようにする」、「③生徒が、積極的に人とつながろうとする人間性とそれを支えるコミュニケーション力を身に付けられるようにする」の3つを掲げています。
 さらに昨年度から引き続いて「夢 Be ambitious 夢を見つけ 夢を育み 夢を実現させる」のキャッチフレーズのもと、生徒一人ひとりが「自分らしさ」や「本当になりたい自分」を自分の力で追求できる(自走できる生徒を育成する)高校として、また地域の中の高校として、持続可能な地域社会づくりを担う人材を育成し、地域に元気を与えられる高校として教育活動の推進に努めています。

 授業では、学校設定科目や総合的な探究の時間を中心に内容を充実させ、地域との連携を一層進めています。例えば、未来探究コース3年学校設定科目「未来まちづくり探究」では地元事業所等と連携したり、「スポーツ探究」では近隣小学校とパラスポーツで交流したりするなど様々な「リアルな学び」を通じて学びを深めています。また、マイガク(総合的な探究の時間)でも、舞鶴引揚の歴史と継承問題や地域の身近な課題等について探究活動に取り組んでいます。そして昨年12月に開催された京の高校生パートナーシップ事業令和7年度「京都探究エキスポ2025」でその成果を発表し、自分たちの活動を多くの参加者に伝え、交流の中で新たな気づきに出会うことができました。
 部活動では、ボート部女子1名が滋賀県で開催された国民スポーツ大会京都選抜メンバーに選ばれ、少年女子舵手付きクォドルプルで準決勝まで進出しました。卓球部は女子団体で12月に神戸市で開催された近畿大会に出場し、接戦を制して1回戦を突破しました。また、来年度秋田県で開催される全国高等学校総合文化祭書道部門に書道部女子2名の作品の出展が決定しました。それぞれの部活動が学業との文武両道を体現してくれた2学期でした。
 2学期末時点での3年生の進路決定状況は、民間就職22名、公務員5名、専門学校15名、短期大学6名(うち公立短大1名)、私立大学14名、国公立大学1名でした。惜しくも第2志望となったケースもありますが、それぞれの生徒がそれぞれの将来の夢の実現に向けて第一歩を踏み出してくれました。多くの生徒が自分の進路を自分で選び、その選択に責任を持って挑戦する「自分と向き合い、自走できる生徒」に成長してくれたと思います。

 1学期末終業式で生徒たちに、人が常に失い続け、決して取り戻すことができないものは「時間」であるという話をしました。自分が過ごしている高校生活は、誰のための時間なのでしょうか。先生のため、親のため、それとも友達のためなのでしょうか。たしかに周りの人と助け合い、迷惑をかけないようするために時間を使うことは素晴らしいことであり、社会に生きる人間として当たり前のことですが、自分の時間の使い方は自分が納得していないといけません。
 スティーブ・ジョブズは「自分の時間は限られている。他人の人生を生きるな。」という言葉を残しています。これは、周囲の期待や「○○すべき(これまで○○してきた)」という声に流されず、自分が本当にやりたいこと、必要だと思うことを選ぶ勇気と選べる感覚を持てという意味だと思います。たとえば、進路を決めるとき、「大きな会社だから」「この大学の名前をよく聞くから」といった表面的な理由で選択してしまうことがあります。しかし、本当にワクワクするのはどんな分野なのか、そこまで考えた上でなくては勿体ないと思います。メディアやインターネット、周囲の友人の話から得た表面的な情報に頼るのではなく、自分が足を運んで、目、耳、肌で感じ取ったものから得た感覚を信じて選択してほしいと思います。
 今年は情熱を象徴する「丙午年」です。情熱的に行動する力が漲る年です。そして、生徒たちが情熱的に高校生活を送り、納得のいく選択につながる一年であってほしいと願うばかりです。

 最後に、新たな一年が本校生徒にとってはもちろんのこと、PTA、同窓会等の皆様をはじめ、すべての本校に関わる皆様にとって、良き一年になりますことをお祈りしております。そして、引き続きの御理解、御支援を賜り、本校にお力添えを頂きますようよろしくお願い致します。