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 2月と3月であわせて8日間、学校図書館一般公開を実施しました。

 12年前に久美浜高校を卒業した皆さんの先輩達が幼子を連れて来られたり、京丹後市の読書サークルや私設図書館など民間で活動されている方々が見学に来られたり、新しい学校図書館設計を検討されている南山城支援学校や井手やまぶき支援学校など京都府立の他の学校からも複数名の教職員が視察に来られました。

 ほかにも、過去年度の公開日にも参加したというリピーターの小・中学生や、京都や大阪、奈良などの大学で図書館司書課程を指導されている大学教員の方々など、多様な12組24名の利用があり、短い方でも1時間以上、ゆっくりされた方では4時間以上の滞在でした。

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 14日には午前中に奈良県から来校された大学の先生が、たまたま居合わせた近隣校の職員が勤める学校図書館を午後に見学に立ち寄られるといった新たな出会いも生まれていました。

 久美浜学舎の皆さんは、この1年間でトータルで何時間くらい、学校図書館で過ごしたでしょうか? 学校図書館に限らず、いつも身近にあるもの・場所・人の価値は、身近であるがゆえに軽く考えてしまいがちなものですが、その「いつも」は「いまだけ」かもしれません。

 一日一日やその一瞬の出会いを大切に、いい春休みを過ごしてください。

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 2月26日~28日の3日間、今年度の学校図書館一般公開(第一期)を実施し、1歳からシニア世代までの様々な方が来館されました。

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 看板展示の「読書バリアフリー体験セット」は、点字絵本やLLブックや布の絵本をはじめ、音声読書マルチメディアデイジーや手話DVDなど多彩。京都府立図書館が提供している電子書籍やオーディオブックの貸出について初めて知ったという方もあり、そうした様々な関係団体の"バリアフリー"な読書サービスについてもあわせて御案内しています。

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 学校図書館でも、今回の体験セット以外のバリアフリー図書やグッズを所蔵しているほか、多様な本や資料、コミュニケーションツールを備えているので、それらをたのしみに来館された方もいらっしゃいました。

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 学校図書館一般公開は、学年末考査あけの3月11日(月)~15日(金)の5日間(第二期)にも実施します。お気軽にお越しください。詳細はこちら

 くみこう図書館では、2016年度から毎年期間を決めて、広く地域社会の皆様に学校図書館を気軽に見学いただき、学校図書館の多様な図書館資料や、有志の生徒に提供しているワークショップをどなたにも体験してもらえる機会として「学校図書館一般公開」を行っています。第8回目となる今年度は、公益財団法人「文字・活字文化推進機構」の提供する「読書バリアフリー体験セット」を通して、「様々な読書のカタチ」を多くの人に知っていただけるよう、2月26日(月)~28日(水)と、3月11日(月)~15日(金)の二期にわけて学校図書館一般公開を実施します。

 2019年6月に成立した読書バリアフリー法(正式名「視覚障害者等の読書環境の整備の推進に関する法律」)は、誰もが読書ができる社会の実現を目指すものです。くみこう図書館では、2016年度にも「世界のバリアフリー絵本と布の絵本展」を開催するなど、社会に先駆けて読書バリアフリーの啓発と環境整備に取り組んできました。今回の企画展では、多様な立場の人が同じように読書に親しむことのできる、いま最新の様々な「本」が一堂に会する絶好の機会です。

  • バリアフリー図書には、どんな種類があるのか知りたい!
  • 実物を手に取って読んでみたい!

 そんな思いをお持ちの皆様は、ぜひ、この機会に足をお運びください。

 企画展資料以外の図書館資料、郷土資料室資料の閲覧や各種ワークショップ体験も可能です。くみこう図書館の詳細は、学校図書館概要を御覧ください。

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(画像イメージ:2016年度 世界のバリアフリー絵本展開催時)

 2学期文化に親しむ月間による生徒・教職員による一次投票、学校図書館公開期間の来館者も交えた二次投票を経て、次の5名を入賞者として、12月20日に各ホームルームにて表彰式を行いました。

 今年度の想像翻訳コンテストは、国語科のあとおしもあり、全校生徒の3人に1人がエントリーする盛況な取組となりました。豊かな感性と表現力で多くの人々の笑いと感動を誘い、受賞された生徒のみなさん、おめでとうございます。結果は、次の通りでした。

  1. 【金賞】 櫻井 海砂輝 さん(3年A組)
  2. 【銀賞】 堀場 夏菜 さん(2年B組)
  3. 【銅賞】 谷口 彩音 さん(2年A組)、梅本 花織 さん(3年B組)、中野 麗那 さん(3年B組)

  受賞5作品は、こちらから御覧いただけます。⇒ R3年度想像翻訳コンテスト受賞作品.pdf

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 「図書館でゲームをしよう!」とは、2008年に米国図書館協会(ALA)が呼びかけて始まった国際イベント「インターナショナル・ゲームズ・ウィーク(IGW)」のキャッチコピーです。日本にも古くから囲碁や将棋といった卓上遊戯(ボードゲーム)がありますが、遊びながら論理的思考力を身につけたり、コミュニケーション能力を高めたりする効果があるとボードゲームは世界中に数多くあり、その奥深い世界観は読書の世界と通じるものも多々あります。インターナショナル・ゲームズ・ウィークには、世界各地の数千の図書館が参加し、様々なゲームイベントが開催されています。

 11月4日からスタートしている学校図書館公開では、4日から12日の前期展期間に、インターナショナル・ゲームズ・ウィークに参加。30種類以上のボードゲームを用意して、学校運営に関わる府の職員や近隣校で探究学習に協力いただいている地域のNPO、地元の小学生など、この機会に図書館見学に来られた皆様の笑顔はじける学校図書館になりました。

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 また、10月に発足した後期図書放送委員会では、「クラスのみんなに図書館や読書に親しんでもらう」ことを活動目標に意見を募ったところ、「ボードゲーム会をしよう!」という提案があり、さっそく11月1日の生徒総会で呼びかけを行いました。上記と時期を合わせて今週をボードゲーム週間とし、お昼休みの学校図書館利用を呼びかけています。

 11日(木)には、ボードゲームに詳しいスクールカウンセラーの齊藤先生も参戦されます。ひとりではなかなか遊べないゲームも、この機会にみんなで体験してみましょう!

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 11月は、図書情報分野の先進的見地を共有する「図書館総合展」がオンラインで開催されています。2019年までは横浜で3日間開催されていたこの展示会は、毎年3万人の来場者が全国から集う大規模なもので、オンラインで地方からも参加しやすくなった今年も多くの注目を集めています。

 くみこう図書館では、この図書館総合展で開催されている様々なプログラムから、とくに読書活動や探究学習、図書館見学に関する楽しいプログラムを厳選して昼休み時間などに中継(パブリック・ビューイング)を行っていますが、このたびの学校図書館公開期間にあわせて図書館総合展のサテライト会場と認定されました。期間中は、図書館総合展の公式キャラクターがかわいいポスターが、学校図書館に続く道筋にありますので、見に来てくださいね。12日からは、全国のサテライト会場とともに楽しむイベントもスタート。生徒のみなさんも、学校図書館を通して、全国のみなさんと繋がってみましょう!

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 (株)遊行社が発行する読書と教育の情報誌「モルゲン」のWebサイトに、「いまどきの学校図書館」として御紹介いただきました。

 京都府立久美浜高等学校・丹後緑風高等学校久美浜学舎「体験で読ませる学校図書館」

 御笑覧ください。