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商業と情報の専門学科を設置する京都すばる高校は、規律ある授業と高い目標を持った特別活動を通じて、確かな学力と豊かな心を持った人材を育成します。

 
 
 

 

京都府初!平成28年度『SPH』の研究指定を受けました!

 文部科学省では、社会の第一線で活躍できる専門的職業人を育成するため、先進的な卓越した取組を行う専門高校を指定して研究開発を行う「スーパー・プロフェッショナル・ハイスクール(SPH)」事業を、平成26年度から実施しており、本年度は、全国55校応募のうち10校が指定され、本校がそのうちの1校に指定されました。

 本校研究の概要は下記のとおりです。

【1 研究指定の期間】  3年間

【2 研究開発の規模】 

 情報に関する専門学科「情報科学科」において実施する。

【3 研究開発課題名】

 幅広い教養と豊かな情操を基盤にして、高い情報技術・倫理観を持ち、サイバー空間を「自由、公正かつ安全」に創出・発展させる人材育成プログラムの研究

 ~全国初!産官学連携による情報セキュリティ人材育成~

【4 研究のねらい】

 近年のサイバー空間を取り巻く環境の急速な変化や深刻化するリスクを受けて、「将来の情報セキュリティ人材」の育成・確保が国にとって急務である。

 このような状況のもと、将来、サイバー犯罪捜査官、企業情報管理担当者、ホワイトハッカー等、情報セキュリティ分野で活躍することができる高い情報技術と倫理観を持った人材を発掘・育成する。

【5 研究の概要】

産官学連携によるプログラムを次の目的をもって研究開発する。

(1)高い情報技術・倫理観を持った将来の情報セキュリティ人材の育成

・「情報倫理」「法やルール」に関する授業による倫理観・職業観の育成

・警察学校訪問、最先端技術研究施設訪問、大学訪問による職業観の形成と進路意識の向上

・疑似ネットワーク環境でのサイバーセキュリティトレーニングによる情報技術の習得 

・プログラミング能力向上による論理的思考力の育成

・「情報デザイン」履修による創造的表現に対する感性・技術の向上

・情報処理技術者試験の合格や情報技術者に必要とされる知識の習得

(2)課題解決に積極的に取り組み、その成果をもって社会貢献できる人材の育成

・学校設定科目「スーパープロフェッショナル・ラボ」による先端技術とビジネスマインドの習得

・グローバル企業・大学との連携による英語運用能力とコミュニケーション能力の育成

・高校生講師による地域住民対象の講習会等を通した社会貢献力・自己有用感の育成

(3)主体的・自発的に学習に取り組む態度の育成

・e-Learning Systemとe-Learning Management Systemを利用した授業、講習会、スキルアップ塾

・情報処理部の活動の拡張と深化

・各種コンテスト・発表会への積極的参加

・各種資格取得の推進

・情報関連図書のホームルームへの常設

(4)新しい学びや実績の積極的広報及び全国専門学科「情報」設置校への研究成果の普及

・プログラミング競技会及びセキュリティ競技会の全国大会の企画・運営

・自主作成教材の全国への普及

【6 産官学連携先】

  京都大学学術情報メディアセンター、立命館大学情報理工学部、京都府警察本部サイバー犯罪対策課、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)、株式会社ラック 等




【平成28年度 本年度の取組み】





◆SPH運営指導アドバイザー上原先生

4月21日(木)、本校、スーパー・プロフェッショナル・ハイスクール(SPH)運営指導アドバイザーである立命館大学の上原哲太郎先生が御来校くださいました。
 上原先生は、本校の「産官学連携による情報セキュリティ人材育成」に関するプログラムの運営について総合的に御指導いただく予定です。

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◆情報科学科3年生、台湾・明徳高級中学校と国際交流

5月10日(火)5・6限目、教育旅行で来日された台湾・明徳高級中学校の生徒56名と、情報科学科3年72名が、視聴覚教室で交流しました。

 歓迎式を行い、記念品の交換をしたのち、交流授業として、「英語で自己紹介」「英語でインタビュー」を行いました。その後、本校卒業生がプログラム言語(Java言語)で制作したゲーム「重力四目並べ」を用いて交流を深めました。

 言葉の壁を感じながらも身振り手振りを交えながら楽しく交流ができました。これを機会にグローバルな視点も持ってほしいと願っています。

 今後は、国際交流をスーパー・プロフェッショナル・ハイスクール(SPH)の取組のひとつとして更に充実していく予定です。

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◆ 情報セキュリティ対策に関する教職員研修会

 スーパー・プロフェッショナル・ハイスクール(SPH)の研究指定を受け、教職員の情報セキュリティ意識の向上を目的として、6月29日(水)、本校で研修会が行われました。
 講師に京都府警察本部生活安全部 サイバー犯罪対策課 川端秀樹警部補をお招きし、サイバー犯罪の現状や情報セキュリティ対策に関する講義、また生徒への指導方法についてのアドバイスをいただきました。

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◆ インターネットは善か悪か?ケータイ・スマホにまつわるトラブル講演会

情報科学科の生徒を対象に、情報モラル、情報セキュリティ意識の向上を目的として7月12日(火)、講演会を開催しました。講師に独立行政法人情報処理推進機構(IPA)主幹 石田淳一先生をお招きし、ケータイ、スマホにまつわるトラブルや、犯罪に巻き込まれないための対策について講演をしていただきました。

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◆スーパー・プロフェッショナル・ハイスクール(SPH)第1回運営指導委員会を開催

 SPHに関する取組についてのキックオフミーティングとして、平成28年度第1回運営指導委員会が7月13日(水)に開催されました。

 運営指導委員として、独立行政法人情報処理推進機構主幹 石田淳一氏、京都大学教授 岡部寿男氏、立命館大学教授 上原哲太郎氏、株式会社ラック チーフ谷口隼祐氏、京都府警察本部 サイバー犯罪対策課課長 木村公也氏の先生方に指導・助言をいただきながら高度な情報技術・倫理観をもった情報セキュリティ人材の育成に関するプログラムの開発をおこなっていきます。

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◆情報モラル、セキュリティ、次世代主役の私たちが考えます

~青少年いいねット京フォーラムに本校から10名が参加~

 8月4日(木)、京都リサーチパークに京都の中高生が集まり、スマホやインターネット使用に関する各種問題を討議する「青少年いいねット京フォーラム」が開催されました。本校からは、情報科学科3年生10名が参加し、他校生とのグループワークでスマホ利用の問題点を話し合い、各々提言を発表しました。最終的に、3つ選ばれた『京都青少年スマホ宣言2016』に、本校3年生松元華乃子さんと光嶋比那さんの作品が入りました。この宣言はポスターになり、京都府内の中学校、高等学校に配布されます。
 事前学習と合わせて2日間、他校の中高生、警察、研究者、PTAの方々等、いろいろな立場の方と話し合い、改めてスマホやインターネットに向きあう態度を考えさせられた有意義なフォーラムで、本校生は、積極的に意見を出し、リーダーや司会に立候補するなど、大活躍しました。

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◆ 高校で学ぶ情報のその先は・・・

  ~情報科学科1年 カレッジインターンシップ~

 9月13日(火)、情報科学科1年生が京都産業大学を訪問し、キャンパスライフを体験しました。午前はコンピュータ理工学部で「感性工学」の講義を受け、人間の感性に適応した新たな商品や情報サービスを考えるグループワークを行いました。午後は大学の学部や入試に関する説明に熱心に耳を傾け、また大学生の方々とキャンパスツアーを通じて交流を深めました。
 4月から学んでいる情報分野が、大学で、あるいは社会でどのように応用・発展していくのかを考える良い機会となった1日でした。今日の体験を活かして2年後の進路実現に向かって進んで欲しいと思います。

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◆ 最先端技術は面白い! 

  ~ 情報科学科2年 カレッジインターンシップ ~

11月11日(金)、情報科学科2年生は、午前中にけいはんな情報通信フェア・ATRオープンハウス2016、午後に大阪工業大学にカレッジインターンシップに行きました。
 けいはんな・ATRでは、研究所や企業の方々から、各ブース毎に最先端の研究成果を見聞きしました。また大学では、研究室見学やJavaで惑星間の動きをシミュレートするなどの模擬授業で、今の学びの一歩先を体験できました。ものごとの仕組みや原理を知ってから、改めて現在の事象やシステムを見つめると、「ほんとうに技術って面白い!」
 これからの進路を考えるうえで、貴重な一日になりました。

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◆『サイバー犯罪被害防止ハッカソン』事前セミナーに参加

 10月29日(土)、立命館大学びわこ・くさつキャンパスで開催された「サイバー犯罪被害防止ハッカソン事前セミナー」に情報処理部1、2年生21名が参加しました。大学生41名と共同学習をすることで、情報セキュリティ技術、情報モラルに関する視野を広げることができました。また協賛企業の方の講演もあり、職業観についても勉強する機会になりました。

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◆WEB会議システムを利用した顔合わせ授業 

  ~山形県立酒田光陵高校と情報交換~

 11月1日(火)、情報科学科3年生が、山形県立酒田光陵高校とインターネットを通じて顔合わせ授業をおこないました。
 この顔合わせは、12月14日(水)午後、開催される公開イベント「AIプログラミング対決」を前に、両校の交流を図る目的で実施しました。        
 公開イベント当日は、チームで作成した「トロンゲーム」(陣取りゲーム)のプログラムの強さを競い合うという内容で開催されます。代表の生徒たちは、対決を前に、意気込みを熱く語り合いました。

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◆「第26回全国産業教育フェア石川大会」に参加

 11月5日(土)、6日(日)石川県産業展示館で開催された『さんフェア石川2016』に情報科学科1、2年生4名が参加しました。
 参加の目的は、本校情報科学科の学習内容を広く全国に伝えること、また全国の専門学科の特色ある取り組みを見学し視野を広げることです。そして、今回初めて行われたプログラミングコンテストでは、全国の工業科や商業科等でJavaプログラミングを学習している24チームが成果を競い合い、本校2年生チームが7位、1年生チームが8位に入賞しました。

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◆IPA(独立行政法人情報処理推進機構)主催 

IPA「ひろげよう情報モラル・セキュリティコンクール」

文部科学大臣賞受賞 

 IPA「ひろげよう情報モラル・セキュリティコンクール」は、小学生、中学生、および高校生(高等専門学校生含む)を対象に、情報モラル・セキュリティを題材とした標語やポスター、4コマ漫画等の作品を募り、優秀作品を表彰するコンクールです。
 このコンクールでは、学校単位で情報モラル等への取組みについてのレポートを募る「情報モラル賞」も実施されており、この「情報モラル賞」において、本校情報科学科が応募したところ学校全体としての活動が顕著で他校の模範となることが評価され、今年度から新設された文部科学大臣賞を受賞しました。


◆ SECCON2016京都大会「サイバー甲子園」が、本校で実施

 本校の文部科学省指定「スーパー・プロフェッショナル・ハイスクール事業(SPH)」の取組の一環として、日本における最大規模の情報セキュリティ大会である「SECCON 2016」(2015は、世界65ヵ国から3,343人が参加し、世界的に見ても最大規模といえる大会)の一つの大会である「サイバー甲子園」が本校で実施され、3年生情報科学科の2名が1チームを作り出場をしました。問題のレベルも高く、苦戦するのではないかと考えていましたが、10問正解し、総得点1310点、10チーム中7位という結果で大健闘でした。
 閉会後、交流会を実施し、主催者の大人や、他の高専生・高校生と交流できたことも生徒達にとっては大きな収穫でした。VRの体験コーナーもあり、最新技術にも触れることもできた交流会でした。

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◆ インターネットの安心・安全に関する動画フェスタin近畿2016  ~団体奨励賞受賞~

 近畿総合通信局が事務局を務める「スマートフォン時代に対応した青少年のインターネット利用に関する連絡会」が主催する動画コンテスト「インターネットの安心・安全に関する動画フェスタin近畿2016」において、本校情報科学科がSPHの取り組みの一環で応募した作品が評価され、団体奨励賞を受賞しました。
 12月10日(土)大阪ユビキタス協創広場CANVASで開催された優秀作品発表会において表彰していただきました。
 今後も青少年のインターネットリテラシー向上に貢献できるよう取り組んでいきたいと思います。

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◆ 情報オリンピック予選 ~今度は個人でプログラミングの力試し~

 12月11日(日)、情報科学科1・2年生、過去最多の22名が情報オリンピック予選に挑戦しました。これは6題を制限時間3時間でプログラミングし、正解数を競うというものです。
 9月のパソコン甲子園は2人1組でしたが、今度は個人戦です。残念ながらあと一歩でAクラス入りを逃しましたが、参加生徒は、各々手ごたえを感じながら一生懸命取り組んでいました。

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◆ 情報セキュリティー ワークショップ

~一緒に未来を考えよう!京都すばる高校が提案する、情報モラル・セキュリティ教材~

 1月19日(木)午後、情報科学科1~3年生全員が、種智院大学体育館に於いて、小学生向けの情報モラル・セキュリティ教材を考えるというテーマで、ワークショップを行いました。
 これは、SPHの取組の一環として行われたもので、京都府警ネット安心アドバイザーの石川先生の御指導の下、進行・発表・グループ助言を3年生主体で行いました。アイスブレークで学年の壁がとれた後、学年・男女混合の30班が、3時間に渡って、熱い議論やプレゼンを行いました。今後はこの案を精選して、実際の教材作成に繋げたいと計画しています。

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◆ 【情報科学科】情報セキュリティ競技会(CTF)入門編を開催



 2月14日(火)1~4限目、情報科学科2年生が校内の情報セキュリティ競技会に臨みました。これは、コンピュータセキュリティ技術を競う大会であるCTF (Capture The Flag) の入門編で、班対抗で問題に隠されたFLAGを探し出すものです。情報セキュリティ企業(株式会社ラック)の技術者の方々を講師に迎えての競技会は熱戦が繰り広げられ、生徒達は、日頃の学習成果を発揮して、真剣に取り組んでいました。終盤の残り5分で順位が入れ替わる白熱の展開で、優勝チームは、京都府警のサーバー対策犯罪課から賞状を頂きました。この取組みの成果を、情報セキュリティ意識や技能の向上につなげていきたいと思います。

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【資格取得の取組み】