第6回Area Studyを実施しました。

 9月16日(土)に第6回Area Studyを実施しました。
 Area Studyは1年生希望者対象に年間12回、土曜日に行われる特別授業です。

 今回の講師は京都産業大学外国語学部ヨーロッパ言語学科スペイン語専攻の仁平ふくみ先生でした。
 前半は多くの国でスペイン語が話されている中南米の「食」を中心に講義をしていただきました。ヨーロッパをはじめとする世界各地で現在当たり前に食べられているものが、実はアメリカ大陸原産であること、新大陸の発見によってそういった食材や金・銀などがヨーロッパに持ち込まれたことが資本主義社会形成の一因となっていることなど、新たな学びが多くありました。また、トウモロコシについては遺伝子組み換えや自由競争貿易の与える影響、カカオについては大企業による搾取、それに対するフェアトレードの取組など、今日的な問題についても触れていただきました。
 後半はスペイン語のアルファベットの読み方を習い、最後はスペイン語で簡単な会話や自己紹介に挑戦する機会も与えていただきました。名詞、冠詞、形容詞が性や数により変化することに少し難しさを感じながらも、発音は比較的しやすく、みんなしっかりと声に出してスペイン語で話していました。
 スペイン、スペイン語圏の国々、スペイン語を中心に様々なことに触れていただき、学びの多い講座になりました。仁平先生、ありがとうございました。

◎生徒の感想
・フランス語とのつながりを感じた。スペイン語を覚えたら他の言語の上達にもつながると思う。
・2時間が短く感じるほど楽しく学ぶことができました。トウモロコシやカカオの問題も知ることができて良かったです。
・スペイン語の発音はローマ字読みに近く発音しやすかったけど、文法が英語と全然違って難しかった。
・人間の体はトウモロコシからできているという神話には笑ってしまったが、当時の人々がどれほどトウモロコシを大切にしていたかが分かった。

Area Studyは「パナソニック教育財団」の「実践研究助成」を受けて実施しています。

2023年09月21日|新着情報のカテゴリー:園高ニュース