本校講堂で、令和4年度第2学期「始業式」を行いました。講堂では2年生・1年生が参加し、3年生には、その様子をホームルーム教室にライブ配信するかたちで実施しました。

 校長先生の式辞に続いて、教務部長、生徒指導部長、進路指導副部長がそれぞれ講話をしました。

 式の最後に、夏季休業中に優秀な成績を収めたクラブ等の表彰を行いました。

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【校長先生の式辞を掲載します】

 みなさん、おはようございます。ほんの一ヶ月ほど前に一学期終業式でしたが、あっという間に2学期始業式となりました。みなさんには、新しいことに挑戦して充実した夏休みを送ってほしいと話しましたが、いかがでしたか。皆さんに新しいことに挑戦して欲しいと言いながら、自分自身はできたのかと振り返ってみると、新しい経験はできましたが、挑戦はできなかったなと反省しています。新しい経験として、全国高等学校総合文化祭で本校合唱部の皆さんも参加した京都府代表の合唱の発表と、京都府吹奏楽コンクールで本校吹奏楽部の発表を聞くことができました。どちらも毎年実施されていますが、私自身としては初めての経験です。合唱では、草原を吹き渡る風のような爽やかな気持ちを、吹奏楽では1音1音にかける熱い情熱を感じることができ、どちらも素晴らしい演奏で、心豊かな経験となりました。2年前に始まったコロナ禍において、当初は「不要不急」のようにとらえられていた文化芸術活動は、私たちが生きていく上で本当に「必要」なものであることを改めて実感できた夏になりました。

 学校も、このあとすぐに文化祭となります。夏休みの間から、生徒会の皆さんを始め、各クラスで徐々に準備を進めていってくれていると思います。ぜひ、みなさんとともに「笑顔満祭」の文化祭を成功させましょう。

 ここで、一つお願いがあります。みんなと一緒に話し合ったり、作業したり、練習したりと、どれも大切な活動ですが、未だ感染者数は衰えを見せていませんので、予定どおり文化祭を開催できますように、準備段階から基本的な感染防止行動に努めるようにしてください。

 2学期は、文化祭の後に、体育祭、そして2年生は10月下旬の研修旅行と、学校行事が続きます。ひとりひとりが主体的にそして仲間と協働して、創造する力やチャレンジする力を発揮し、素晴らしい行事にしていきましょう。

 また、学習面においても実りの秋となります。1,2年の皆さんはしっかりと、そしてじっくりと基礎基本の力を蓄えていきましょう。3年生の皆さんは、進路決定の時期が近づいてきました。最後まであきらめず、自分にとって最もふさわしい進路に向け頑張りましょう。時間は有限ですが、可能性は無限です。鴨沂生の仲間と共に、志を持って未来に向かって進みましょう。

 最後に、皆さんの中で夏の疲れがとれないという人はありませんか。心も体も健康を保つためには、適度な休養をとることが大切です。健康のためだけでなく、学習やその他の活動においても、休養の取り方によって、より効果が上がることが期待されます。学習や部活動など、見通しを持って取り組む際に、休養のタイミングも考慮してください。

 それでは、2学期も、元気に活躍する皆さんの姿を見ることを楽しみにしています。