京丹後市立峰山中学校
京丹後市立峰山中学校

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校長室

校長室より
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2022/08/29

2学期始業式 式辞

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2学期始業式式辞

令和4年8月29日(月)

 

皆さん、おはようございます。いよいよ今日から2学期が始まります。39日間の夏休みでしたが、少しはゆっくりできたでしょうか。終業式で話しましたが、少しゆとりがある夏休みに、少し視野を広げて、新しい発見や気付きに出会えたでしょうか。「夏休みの成長」と題して、いろいろと話をして交流してください。お互いの成長が感じられると思います。

 

 先ほど伝達表彰を行いましたが、夏休み初めの丹後ブロック総合体育大会では、素晴らしい結果をつかみ取った部活動がありました。結果には結びつきませんでしたが、力を出し切り、積み上げてきた過程をしっかりと振り返り、満足感をもって終えることができた部活動もあると聞いています。新型コロナウイルス感染症の影響で幾度となく部活動が中断され、大変な期間でしたが、そのような中でも、精一杯競技した中学校の部活動で、次につながる何かを感じて終えられていればうれしく思います。今後の中学校生活の中や次のステージで生かしてもらえればと思います。3年生の素晴らしい活動が1・2年生へ引き継がれることを期待しています。吹奏楽部も8月3日に行われた京都吹奏楽コンクールで銀賞を獲得しました。峰山中学校では6年ぶりです。大変良く頑張りました。文化部においてはもうしばらくの活動もあり、残り少ない中学校部活動を精一杯やり切ってください。

 

 さて、私事ですが、先生はこの夏、体力作りに挑戦しました。昨年秋に、野球の外野ノックを5本ほど受けたら、太ももの後ろを肉離れして、1ヶ月以上も治らず苦労しました。これではまずいと感じていました。

体力づくりに一人で頑張る自信がなかったので、駅伝部の人たちが朝、京丹後夢球場の周りの山にあるクロスカントリーコースで練習するのに合わせ、「1周1.7kmのコースを夏休みの間に完走する。」という目標を立てました。81日から始めたのですが、最初は歩くだけでも息が切れるほどでした。1週間ほどで少しずつ走れるようになるのですが、2週間たっても到底半分も走り切ることができませんでした。でもその後も諦めずに少しずつ長く走れるように努力する中で、やっと先週木曜日に完走することができました。1.7kmの完走です。ほぼ1ヶ月かかりました。走り切れた時には、40年前にフルマラソン、42.195kmを完走した時の、自然とガッツポーズが出るような感覚を思い出しました。駅伝部のみなさんなは4周も5周も走り続ける人もいますが、先生のように少しずつ走れるようになっていった人もいました。それぞれにゴールは違っても、久しぶりに何かに挑戦することができた夏休みでした。いくつになっても目標を持ちながら、生活することの良さを実感しました。

 皆さんが夏休みに挑戦したことがあったら、また聞かせてください。

 

 話は戻りますが、今日から長い2学期が始まります。まだまだ新型コロナウイルス感染症防止対策は続き、終わりがいつになるか見えてきません。とにかく、密閉・密集・密接を避ける等の基本的な感染対策を行うことが大切です。大変な時ですが、みんなで協力して乗り切っていくしかありません。予定されたことが変わることも有るかもしれませんが、与えられた条件の中で学習・行事・体験活動・部活動等に精一杯取り組みましょう。

でも、やっぱり4か月以上ある2学期は長いです。どこかで体や心に疲れが出てくるかもしれません。そんなときは、先生や友達・家族や周りの人に助けを求めてください。困ったときに相談することができる力、助けを求めることができる力、つながることができる力は、社会に出て生活していくうえで大切な力です。皆さんと先生方で力を合わせて、実り多い、素晴らしい2学期にしていきましょう。

夏、秋、冬と3つの季節をまたぐ2学期を無事終え、充実感にあふれ、終業式が迎えられることを期待し、2学期始業式の式辞とします。


16:44
2022/07/20

第1学期 終業式式辞

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1学期終業式式辞

令和4年7月20日(水)

 

皆さん、おはようございます。本日を持って令和3年度の1学期が終わります。今年度も新型コロナウイルスの感染症予防対策に気を配りながらの1学期でした。7月に入ってまた感染が急拡大し、緊張しながらの学期末になっています。陸上部以外の運動部は明日から丹後ブロック大会が始まります。感染対策を、気を緩めることなく実施しながら、自分たちの積み上げてきた力を精一杯発揮してください。3年生にとっては中学校生活最後の大きな大会となります。全力を出し切り、次につなげられたらと期待しています。

 

また、今年度は3年ぶりという言葉を何回か使いました。3年ぶりの春季大会、3年ぶりの合唱祭、3年ぶりのPTA総会等。いろいろな活動が戻ってくることで、忙しさが増し、落ち着かないこともあったかと思いますが、みんなで声を掛け合いながら励まし、つながりを深め、授業・部活動・生徒会活動に頑張れたと思います。コンピュータ部の皆さんが部活動応援ポスターを作ってくれたり、先週夏の大会の会場となるグラウンドの草取りを野球部から応援依頼されたときには、たくさんの皆さんが一生懸命草取りをしてくれました。本当に峰中生のつながりを大切にし、よく頑張れた1学期だったと思います。夏の大会やコンクールが終わりひと段落したら、ゆっくりと心と体を休める時間をとってもらいたいと思います。

 

さて、1年生は、小学校の時に部活動体験や合同の授業体験があったとはいえ、4つの小学校から集まり、1つの学級・学年を作り上げていく1学期はなかなか大変な時期です。そんな1年生ですが、良かったことは、今の2年生・3年生が経験できなかった、1年生の1学期に大きな行事、合唱祭が経験できたことです。短い期間の取組でしたが、みんなで協力して元気な歌声を響かせられたことは、必ず日常の生活や次の体育祭の取組に生かすことができます。この後受け取る通信簿やはじめての三者面談での話を大切にして、2学期につないでください。

 

そして、2年生、2年生もクラス編成替えがある分、新しい関係づくりに悩んだ人もいたかもしれませんが、初めての合唱祭も難しい曲に挑戦し、学級としての高まりがみられました。その後も落ち着いて勉強に頑張り、1学期を終えられたと思っています。いよいよ明日から夏休みで、大会を終えると部活動における最上級生になります。先輩らしく、1年生をリードしてくれることを期待します。そして、いつもに比べて少し時間に余裕がありますから、自分の好きな事や、この後受け取る通信簿の課題の克服に向けてしっかりと考え、時間をかけて取り組み、有意義な夏休みにしてください。

 

そして、3年生。なんといっても合唱祭でした。中学校生活最初で最後の合唱祭でしたが、本当に魂のこもった素晴らしい合唱を作り上げ、歌い上げました。さすが、3年生です。リハーサルの時から素晴らしい合唱を1年生2年生に披露できたことは、1・2年生にとっても、次への大変良い目標になったことでしょう。そんな素晴らしい合唱を披露してくれた3年生に感謝しています。

夏休みはまず明日からのブロック大会やそれに引き続く大会を悔いなく終えること、ここへ全力を傾けてください。そのあとは三者面談や高等学校の体験セミナーに参加し、自分の将来としっかりと向き合う準備を進めること。本当に大切な夏休みだということを自覚し、今までの人生の中で一番有意義な夏休みにしてください。そして、夏休み後半には体育祭に向けた取組も入ってきます。これも全校をリードする大変重要な役割があります。計画をしっかり立て、時間を有効に過ごすこと、このこともこれからの人生において大切なことです。身に付けていきましょう。

 

さて、昨年の今頃は、どんな話題があったか覚えていますか?そうです、日本でオリンピック・パラリンピックが行われる前でした。昨年の1学期終業式では、君たちの人生を左右するような出来事に出会えるかもしれないので、オリンピック・パラリンピックを見てほしいと話しました。なんか、ずっと昔の事のようです。ロシアとウクライナのことも、まだまだ続いているのに先生自身、関心が薄くなってしまっています。7月10日に行われた参議院選挙も終わってしまったら立候補者や各政党が何を頑張ると言っていたのか、忘れそうになっています。自分自身、もっと社会や国際情勢へのかかわりを持つ時間をとらなければと反省しています。

 

皆さんも、少し時間にゆとりがある夏休みに、少し視野を広げて関心を持ってみてください。特に3年生は前期選抜の面接で、最近の気になるニュースの事など聞かれます。39日間、一昔前に比べたら少ないですが、2学期始業式が行われる8月29日には、日頃忙しくて向き合えなかった話題にも関心を持ち、視野を広げ、一回り大きく成長した元気な皆さんに、出会えることを期待しています。有意義な夏休みにしましょう。

以上で1学期終業式の式辞とします。


17:08
2022/04/14

入学式式辞

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式 辞

 

遅咲きの桜が満開となり、春の陽気が感じられるこの佳き日、令和四年度、京丹後市立峰山中学校入学式を挙行するに当たり、ご来賓として京丹後市教育委員会 教育長 松本明彦(まつもと・あきひこ)様、本校PTA会長 荻野啓介(おぎの・けいすけ)様、そして多くのご家族の皆様にご臨席を賜りましたこと、高段からではございますが、厚く御礼申し上げます。

 

さて、先ほど呼名をいたしました九十四名の新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。本校の在校生、並びに教職員一同、皆さんの入学を心より歓迎いたします。皆さんは、今日晴れて峰山中学校の一員となりました。これから始まる中学校生活に「よし、頑張るぞ」という強い決意を抱く一方で、「大丈夫かな」という不安もきっとあることでしょう。

 
 
多くの人達と新たに関係を築くこと、教科ごとに先生が変わること、部活動や生徒会活動のことなど、大きな変化に戸惑うことがあるかもしれません。しかし、皆さんは、峰山学園保幼小中一貫教育のもと、コロナ禍ではありましたが、部活動体験や中学校授業体験を行い、他校の同級生にも、峰山中学校のこの体育館や校舎にも、そして中学校の先生方にも少なからずなじみができたのではないでしょうか。小学校六年間で培ってきた力を信じて、積極的にいろいろなことに挑戦してほしいと思います。

 

さて、峰山中学校では皆さんが将来、自分の夢や目標を実現させ、社会に出て豊かな人生を送ることができるよう、三つのことをお願いしています。昨日の始業式でも、二年生・三年生に伝えました。

一つ目は夢や目標に向かって、常に『向上心』をもって学習してほしい、ということです。将来の夢や希望を実現させるためにはしっかりとした学力が必要になります。勉強の苦手な人もいるかもしれませんが、『向上心』を常に持ち、受け身ではなく主体的に学習する中学生になることを期待しています。

 

二つ目は『つながる力』を身につけようとしてください。授業の中、部活動の中、行事の取組の中、そして日常の何気ない生活の中で、お互いの良さを認め、相手の気持ちに寄り添いながらしっかりと話を聞き、理解しようとする、そして、自分の考えを丁寧にしっかりと伝えようとするなど、積極的にコミュニケーションを図り、いろいろな人と良い関係を築くことができる、そんな『つながる力』を身につけてください。また、『つながる力』は、困ったときに「助けてほしい」といえる力でもあります。思いやりの心を大切に、全校がつながり、みんなに居場所のある、そんな学校を創っていきましょう。

 

そして、三つめは「自分で疑問を持ち、自分で考え、自分で解決を目指すこと」を大切にしてほしいということです。自分だけで解決できそうにないことは、仲間の力を借りて一緒に解決を目指すことも大切になります。中学校ではこれを「探究」といいます。皆さんも、新型コロナウイルス感染症のこと、ウクライナとロシアのことなど、見聞きし、考え思うこともあると思います。世の中にはなかなか答えの見つけ出せないことが増えてきました。そんな中でも、夢と希望を見失うことなく、自ら考え、行動し、解決を目指す生き方が大切になります。もっと身近な京丹後市に関わること、SDGsに関わることなど、「自分で疑問を持ち、自分で考え、自分で解決を目指す力」を、この三年間で、みんなで協力しながら身に付け、高めてほしいと思います。

 

今日は『向上心を持って学力を高める』『つながる力を高める』『探究する力を高める』の三つを覚えて帰ってください。

 

後になりましたが、ご家族の皆様、本日はご入学、誠におめでとうございます。心よりお祝い申し上げます。中学校に入学する今日の晴れ姿を見られて、喜びもひとしおのことと思います。

中学校生活に対する期待とともに、一方では不安も大きいのではないかと拝察いたします。中学校時代は、心身ともに成長が著しく、心が大きく揺れ動く時期でもあります。コミュニケーションがだんだんと難しくなる時でもありますから、心配なことがありましたら、遠慮なく学校へ相談してください。家庭と学校とが共通理解を図り、同じ歩調で支援・指導することが子ども達の健やかな成長につながっていきます。

私たち教職員も、生徒たちの限りない成長のため、精一杯努力する所存ですので、ご家族の皆様、地域の皆様、関係者の皆様のご支援・ご協力を、何卒よろしくお願い申し上げます。

 

結びにあたり、新入生の皆さんの輝かしい前途を祝福するとともに、本日ご臨席賜りました皆様のご健勝とご多幸をお祈りし、式辞といたします。

 

 令和四年四月八日

   京丹後市立峰山中学校長

 上田 隆嗣


08:50
2022/04/07

第1学期始業式 式辞

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令和4年度1学期始業式式辞

令和4年4月7日(木)

 今日から令和4年度が始まります。明日には94名の新入生を迎え、全校生徒310名でスタートします。皆さんも1学年進級して今日を迎えています。

 

  3年生は、本校の最上級生となり、峰山中学校のリーダーとして、全校を引っ張り、下級生にすばらしい手本を示してほしいと願っています。まだまだコロナ禍で厳しい状況ですが、まず2週間後に出発の修学旅行を無事成功させること。そのあとも中学校生活最後のことがどんどんやってきますから、一つ一つを大切にみんなで協力して素晴らしいものにしていきましょう。さらに、中学3年生は義務教育9年間の総仕上げの年でもあります。希望進路を実現できるよう、この1年間地道に努力を継続してください。

 

2年生は新入生が入学し、先輩となります。中堅学年として、3年生をサポートし、さらには、後輩を指導するという、重要なポジションです。部活動や生徒会活動・学校行事などで、果たすべき役割が大きくなります。3年生の動きに学びながら、よりよい学校づくりに貢献できる力を身につけてください。また、コロナ禍で不透明なこともありますが、様々な体験活動も予定されています。そして、2月の立志式に向けて、人としての生き方を深く考える一年にしてほしいと思います。

 

さて、皆さんには中学校に入学以来、2つのことを伝えてきました。

1つ目は、自分の夢や目標に向かって、主体的に学習や部活動に取り組み、「より高い自分を目指そうとする心」、『向上心』を大切にしてほしいこと。特に将来を見据え、自分に必要な『学力』を高めてほしいと話しました。

2つ目は、『つながる力』を高めてほしいということです。授業の中、部活動や行事の中で、お互いの良さを認め、思いやりの心を大切に相手の気持ちに寄り添いながら話を聞き理解しようとする、そして、自分の考えを相手にしっかりと伝えようとするなど、積極的にコミュニケーションを図り、困ったときには助けを求めることができる力、そんな『つながる力』を高めてほしいとお願いしています。

 

そして、今年はこれに加えてもう一つ、「探究する」ということを大切にしてもらいたいと思います。探究、難しそうな言葉ですが、最近、新型コロナウイルス感染症の事や修了式で関心を持って考えてくださいと話をしたロシアとウクライナの事等、これからどうなるのかわからないようなことが多いように思います。そんな世の中でも皆さんの前にはこれから70年・80年といった人生が続いています。夢や希望をもって前向きに生きていくには、すぐには解決できないようなことにも「自分で疑問を持ち、自分で考え、自分で解決を目指すこと」が、大切になってきます。自分だけで解決できそうにないものは、仲間の力を借りて一緒に解決を目指すことも大切になります。

例えば、京丹後市の人口がこれ以上減らないためにはどうしたらいいのかといった課題も、皆さんの将来や生き方にも関わってくるかもしれません。探究する力を高めるために、この中学校の間から、すぐに答えが出ないような問いにも挑んでいく力を身に付けてほしいと思います。「向上心を持って学力を高める」「つながる力を高める」「探究する力を高める」、令和4年度のスタートに当たり、3つのことをお願いします。

 皆さんに期待することが今年は一つ増えましたが、この一年、皆さんの輝く姿をたくさん見られることを大いに期待して、式辞と致します。


16:01
2022/03/14

令和3年度卒業証書授与式式辞

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第75回京丹後市立峰山中学校卒業式 式辞

 

近年まれにみる大雪となった厳しい冬もようやく終わり、野山に春の息吹を感じるころとなりました。本日、第75回京丹後市立峰山中学校卒業証書授与式を挙行しましたところ、ご来賓として京丹後市教育委員会 教育委員 田村 浩章(ひろあき)様、本校PTA会長 後藤孝匡(ごとう・たかまさ)様、そして多くの保護者の皆様に御臨席を賜りましたこと、高段からではございますが、厚く御礼申し上げます。

 

さて、106名の卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。皆さんが入学してから三年が過ぎました。本当に早かったのではないでしょうか。特に皆さんには、中学校生活の半分以上を感染対策に気を配っての生活を強いることとなり、のびのびと活動させてあげることができず、大変残念でなりません。ボランティア活動や職場体験、福祉の現場を体験すること等、経験をすることで得られるものはたくさんあります。中学校時代にできなかったことを心に留め、次のステージでは、より積極的に行動して頂きたいと思います。 

 

そのような中でしたが、昨年四月には緊急事態宣言発令直前に修学旅行に行くことができました。感染対策を十分に行いながらの旅行ではありましたが、仲間と共に過ごした三日間は、かけがえのない思い出となっていることでしょう。皆さんには当たり前だったのかもしれませんが、皆さんの時間意識の高さは、私が20回近くいった修学旅行の中でも最高でした。誰ひとり、一度も遅れることなく集合しました。時間が守れることは、信頼を得る重要な要因となります。仲間と一緒だったからできたのかもしれませんが、今後の人生でも生かしてください。  

そして、平和記念公園での平和学習。被爆された方の講話や広島平和記念資料館の見学などでたくさんのことを学びました。いま、世界の平和が脅かされる緊迫した情勢の中ですが、もう一度平和の尊さを思い出し、自分たちが作り出す未来に、強く関心を持った生き方をしてほしいと願っています。

 

もう一つの大きな行事、体育祭を十月に実施することができました。例年より一ヶ月遅れ、限られた条件の中での活動でしたが、ここでも感染対策を徹底し、大きな声が出せない、距離が近づけないといった条件がある中で、三年生の英知を結集し、下級生のやる気を引き出し、素晴らしい体育祭を実現しました。それぞれのブロックのスローガン、『SUPER STAR』、『天下無双』『飛べ、~一人一人の羽を翼に~』を、事前録音した心のこもった掛け声とともによさこいで表現し、感動を呼ぶ演技に仕上げました。下級生を指導する難しさに悩みながらも、三年生が一丸となり、峰山中学校の素晴らしい体育祭の伝統を引き継いでくれたことに感謝しています。今教室で皆さんの姿を見ている在校生が、さらに発展させてくれることでしょう。

 

この他にも、仲間とともにつながりを大切に学び合った学習活動、日々の学校生活を質の高いものにするために取り組んだ生徒会活動、そして、仲間を信じ、感謝の気持ちを大切に、全力を尽くした部活動。コロナ禍で苦労することが多かったから、より深まった絆もあったことと思います。仲間と共に過ごした三年間を宝物に、新たな道へ力強く踏み出してください。

 

さて、今年度はオリンピック・パラリンピックの年でもありました。夏の東京、冬の北京。新たな進路の実現に向かう皆さんの大切な年に、数々のアスリートの競技に向かう姿勢や決してあきらめない気持ちがメダル獲得につながったシーンなど、たくさんの感動に出会い、決意を新たにした人もいたと思います。そんな中でも私はフィギュアスケートの羽生結弦(はにゅうゆずる)選手の挑戦が大変印象深く残っています。果敢に挑戦した四回転半のジャンプは成功せず、四位に終わった後、羽生選手は、「一生懸命頑張りました。正直、これ以上ないくらい頑張ったと思います。まあ、報われない努力だったかもしれないですけど。」とコメントしました。この羽生選手の発した「報われない努力」という言葉が、多くの人々の心に刺さりました。なぜなら、オリンピックを二連覇し、四年後の北京に向けて挑戦・努力をし続けた姿をみんなが知っているからです。その成果は結果として出なかったけれど、この間の羽生選手が挑戦・努力をすることで一段と大きく成長していることを多くの人が認め、讃(たた)えていました。本当に素晴らしい挑戦であったと思います。皆さんにも結果だけでなく、挑戦し、努力を続けることが自分を成長させ周りから認められる、そんな生き方も大切にしてほしいと願っています。

 

後になりましたが、保護者の皆様、お子さまのご卒業、誠におめでとうございます。今日の日を迎えられるまでには、数えきれないご苦労があったことと思います。いま、このように心も身体も大きく成長し、新しい世界へと巣立ちゆくお子さまの立派な晴れ姿を前に、きっと感無量の思いでいらっしゃると思います。今日までの三年間、本校の教育に対しまして多大なるご支援とご協力をいただきましたこと、心より感謝申し上げます。

結びに、教職員一同、皆さんとの素晴らしい出会い、そして数々の感動を共にすることができたことに感謝するとともに、限りない可能性を秘めた皆さんが、自分を信じ、仲間とつながり、目標とする新しい世界で、ますます活躍されることをお祈りし、式辞と致します。

 

令和四年三月十四日

京丹後市立峰山中学校長  上田 隆嗣


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