京丹後市立峰山中学校
京丹後市立峰山中学校

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校長室

校長室より
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2022/04/14

入学式式辞

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式 辞

 

遅咲きの桜が満開となり、春の陽気が感じられるこの佳き日、令和四年度、京丹後市立峰山中学校入学式を挙行するに当たり、ご来賓として京丹後市教育委員会 教育長 松本明彦(まつもと・あきひこ)様、本校PTA会長 荻野啓介(おぎの・けいすけ)様、そして多くのご家族の皆様にご臨席を賜りましたこと、高段からではございますが、厚く御礼申し上げます。

 

さて、先ほど呼名をいたしました九十四名の新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。本校の在校生、並びに教職員一同、皆さんの入学を心より歓迎いたします。皆さんは、今日晴れて峰山中学校の一員となりました。これから始まる中学校生活に「よし、頑張るぞ」という強い決意を抱く一方で、「大丈夫かな」という不安もきっとあることでしょう。

 
 
多くの人達と新たに関係を築くこと、教科ごとに先生が変わること、部活動や生徒会活動のことなど、大きな変化に戸惑うことがあるかもしれません。しかし、皆さんは、峰山学園保幼小中一貫教育のもと、コロナ禍ではありましたが、部活動体験や中学校授業体験を行い、他校の同級生にも、峰山中学校のこの体育館や校舎にも、そして中学校の先生方にも少なからずなじみができたのではないでしょうか。小学校六年間で培ってきた力を信じて、積極的にいろいろなことに挑戦してほしいと思います。

 

さて、峰山中学校では皆さんが将来、自分の夢や目標を実現させ、社会に出て豊かな人生を送ることができるよう、三つのことをお願いしています。昨日の始業式でも、二年生・三年生に伝えました。

一つ目は夢や目標に向かって、常に『向上心』をもって学習してほしい、ということです。将来の夢や希望を実現させるためにはしっかりとした学力が必要になります。勉強の苦手な人もいるかもしれませんが、『向上心』を常に持ち、受け身ではなく主体的に学習する中学生になることを期待しています。

 

二つ目は『つながる力』を身につけようとしてください。授業の中、部活動の中、行事の取組の中、そして日常の何気ない生活の中で、お互いの良さを認め、相手の気持ちに寄り添いながらしっかりと話を聞き、理解しようとする、そして、自分の考えを丁寧にしっかりと伝えようとするなど、積極的にコミュニケーションを図り、いろいろな人と良い関係を築くことができる、そんな『つながる力』を身につけてください。また、『つながる力』は、困ったときに「助けてほしい」といえる力でもあります。思いやりの心を大切に、全校がつながり、みんなに居場所のある、そんな学校を創っていきましょう。

 

そして、三つめは「自分で疑問を持ち、自分で考え、自分で解決を目指すこと」を大切にしてほしいということです。自分だけで解決できそうにないことは、仲間の力を借りて一緒に解決を目指すことも大切になります。中学校ではこれを「探究」といいます。皆さんも、新型コロナウイルス感染症のこと、ウクライナとロシアのことなど、見聞きし、考え思うこともあると思います。世の中にはなかなか答えの見つけ出せないことが増えてきました。そんな中でも、夢と希望を見失うことなく、自ら考え、行動し、解決を目指す生き方が大切になります。もっと身近な京丹後市に関わること、SDGsに関わることなど、「自分で疑問を持ち、自分で考え、自分で解決を目指す力」を、この三年間で、みんなで協力しながら身に付け、高めてほしいと思います。

 

今日は『向上心を持って学力を高める』『つながる力を高める』『探究する力を高める』の三つを覚えて帰ってください。

 

後になりましたが、ご家族の皆様、本日はご入学、誠におめでとうございます。心よりお祝い申し上げます。中学校に入学する今日の晴れ姿を見られて、喜びもひとしおのことと思います。

中学校生活に対する期待とともに、一方では不安も大きいのではないかと拝察いたします。中学校時代は、心身ともに成長が著しく、心が大きく揺れ動く時期でもあります。コミュニケーションがだんだんと難しくなる時でもありますから、心配なことがありましたら、遠慮なく学校へ相談してください。家庭と学校とが共通理解を図り、同じ歩調で支援・指導することが子ども達の健やかな成長につながっていきます。

私たち教職員も、生徒たちの限りない成長のため、精一杯努力する所存ですので、ご家族の皆様、地域の皆様、関係者の皆様のご支援・ご協力を、何卒よろしくお願い申し上げます。

 

結びにあたり、新入生の皆さんの輝かしい前途を祝福するとともに、本日ご臨席賜りました皆様のご健勝とご多幸をお祈りし、式辞といたします。

 

 令和四年四月八日

   京丹後市立峰山中学校長

 上田 隆嗣


08:50
2022/04/07

第1学期始業式 式辞

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令和4年度1学期始業式式辞

令和4年4月7日(木)

 今日から令和4年度が始まります。明日には94名の新入生を迎え、全校生徒310名でスタートします。皆さんも1学年進級して今日を迎えています。

 

  3年生は、本校の最上級生となり、峰山中学校のリーダーとして、全校を引っ張り、下級生にすばらしい手本を示してほしいと願っています。まだまだコロナ禍で厳しい状況ですが、まず2週間後に出発の修学旅行を無事成功させること。そのあとも中学校生活最後のことがどんどんやってきますから、一つ一つを大切にみんなで協力して素晴らしいものにしていきましょう。さらに、中学3年生は義務教育9年間の総仕上げの年でもあります。希望進路を実現できるよう、この1年間地道に努力を継続してください。

 

2年生は新入生が入学し、先輩となります。中堅学年として、3年生をサポートし、さらには、後輩を指導するという、重要なポジションです。部活動や生徒会活動・学校行事などで、果たすべき役割が大きくなります。3年生の動きに学びながら、よりよい学校づくりに貢献できる力を身につけてください。また、コロナ禍で不透明なこともありますが、様々な体験活動も予定されています。そして、2月の立志式に向けて、人としての生き方を深く考える一年にしてほしいと思います。

 

さて、皆さんには中学校に入学以来、2つのことを伝えてきました。

1つ目は、自分の夢や目標に向かって、主体的に学習や部活動に取り組み、「より高い自分を目指そうとする心」、『向上心』を大切にしてほしいこと。特に将来を見据え、自分に必要な『学力』を高めてほしいと話しました。

2つ目は、『つながる力』を高めてほしいということです。授業の中、部活動や行事の中で、お互いの良さを認め、思いやりの心を大切に相手の気持ちに寄り添いながら話を聞き理解しようとする、そして、自分の考えを相手にしっかりと伝えようとするなど、積極的にコミュニケーションを図り、困ったときには助けを求めることができる力、そんな『つながる力』を高めてほしいとお願いしています。

 

そして、今年はこれに加えてもう一つ、「探究する」ということを大切にしてもらいたいと思います。探究、難しそうな言葉ですが、最近、新型コロナウイルス感染症の事や修了式で関心を持って考えてくださいと話をしたロシアとウクライナの事等、これからどうなるのかわからないようなことが多いように思います。そんな世の中でも皆さんの前にはこれから70年・80年といった人生が続いています。夢や希望をもって前向きに生きていくには、すぐには解決できないようなことにも「自分で疑問を持ち、自分で考え、自分で解決を目指すこと」が、大切になってきます。自分だけで解決できそうにないものは、仲間の力を借りて一緒に解決を目指すことも大切になります。

例えば、京丹後市の人口がこれ以上減らないためにはどうしたらいいのかといった課題も、皆さんの将来や生き方にも関わってくるかもしれません。探究する力を高めるために、この中学校の間から、すぐに答えが出ないような問いにも挑んでいく力を身に付けてほしいと思います。「向上心を持って学力を高める」「つながる力を高める」「探究する力を高める」、令和4年度のスタートに当たり、3つのことをお願いします。

 皆さんに期待することが今年は一つ増えましたが、この一年、皆さんの輝く姿をたくさん見られることを大いに期待して、式辞と致します。


16:01
2022/03/14

令和3年度卒業証書授与式式辞

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第75回京丹後市立峰山中学校卒業式 式辞

 

近年まれにみる大雪となった厳しい冬もようやく終わり、野山に春の息吹を感じるころとなりました。本日、第75回京丹後市立峰山中学校卒業証書授与式を挙行しましたところ、ご来賓として京丹後市教育委員会 教育委員 田村 浩章(ひろあき)様、本校PTA会長 後藤孝匡(ごとう・たかまさ)様、そして多くの保護者の皆様に御臨席を賜りましたこと、高段からではございますが、厚く御礼申し上げます。

 

さて、106名の卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。皆さんが入学してから三年が過ぎました。本当に早かったのではないでしょうか。特に皆さんには、中学校生活の半分以上を感染対策に気を配っての生活を強いることとなり、のびのびと活動させてあげることができず、大変残念でなりません。ボランティア活動や職場体験、福祉の現場を体験すること等、経験をすることで得られるものはたくさんあります。中学校時代にできなかったことを心に留め、次のステージでは、より積極的に行動して頂きたいと思います。 

 

そのような中でしたが、昨年四月には緊急事態宣言発令直前に修学旅行に行くことができました。感染対策を十分に行いながらの旅行ではありましたが、仲間と共に過ごした三日間は、かけがえのない思い出となっていることでしょう。皆さんには当たり前だったのかもしれませんが、皆さんの時間意識の高さは、私が20回近くいった修学旅行の中でも最高でした。誰ひとり、一度も遅れることなく集合しました。時間が守れることは、信頼を得る重要な要因となります。仲間と一緒だったからできたのかもしれませんが、今後の人生でも生かしてください。  

そして、平和記念公園での平和学習。被爆された方の講話や広島平和記念資料館の見学などでたくさんのことを学びました。いま、世界の平和が脅かされる緊迫した情勢の中ですが、もう一度平和の尊さを思い出し、自分たちが作り出す未来に、強く関心を持った生き方をしてほしいと願っています。

 

もう一つの大きな行事、体育祭を十月に実施することができました。例年より一ヶ月遅れ、限られた条件の中での活動でしたが、ここでも感染対策を徹底し、大きな声が出せない、距離が近づけないといった条件がある中で、三年生の英知を結集し、下級生のやる気を引き出し、素晴らしい体育祭を実現しました。それぞれのブロックのスローガン、『SUPER STAR』、『天下無双』『飛べ、~一人一人の羽を翼に~』を、事前録音した心のこもった掛け声とともによさこいで表現し、感動を呼ぶ演技に仕上げました。下級生を指導する難しさに悩みながらも、三年生が一丸となり、峰山中学校の素晴らしい体育祭の伝統を引き継いでくれたことに感謝しています。今教室で皆さんの姿を見ている在校生が、さらに発展させてくれることでしょう。

 

この他にも、仲間とともにつながりを大切に学び合った学習活動、日々の学校生活を質の高いものにするために取り組んだ生徒会活動、そして、仲間を信じ、感謝の気持ちを大切に、全力を尽くした部活動。コロナ禍で苦労することが多かったから、より深まった絆もあったことと思います。仲間と共に過ごした三年間を宝物に、新たな道へ力強く踏み出してください。

 

さて、今年度はオリンピック・パラリンピックの年でもありました。夏の東京、冬の北京。新たな進路の実現に向かう皆さんの大切な年に、数々のアスリートの競技に向かう姿勢や決してあきらめない気持ちがメダル獲得につながったシーンなど、たくさんの感動に出会い、決意を新たにした人もいたと思います。そんな中でも私はフィギュアスケートの羽生結弦(はにゅうゆずる)選手の挑戦が大変印象深く残っています。果敢に挑戦した四回転半のジャンプは成功せず、四位に終わった後、羽生選手は、「一生懸命頑張りました。正直、これ以上ないくらい頑張ったと思います。まあ、報われない努力だったかもしれないですけど。」とコメントしました。この羽生選手の発した「報われない努力」という言葉が、多くの人々の心に刺さりました。なぜなら、オリンピックを二連覇し、四年後の北京に向けて挑戦・努力をし続けた姿をみんなが知っているからです。その成果は結果として出なかったけれど、この間の羽生選手が挑戦・努力をすることで一段と大きく成長していることを多くの人が認め、讃(たた)えていました。本当に素晴らしい挑戦であったと思います。皆さんにも結果だけでなく、挑戦し、努力を続けることが自分を成長させ周りから認められる、そんな生き方も大切にしてほしいと願っています。

 

後になりましたが、保護者の皆様、お子さまのご卒業、誠におめでとうございます。今日の日を迎えられるまでには、数えきれないご苦労があったことと思います。いま、このように心も身体も大きく成長し、新しい世界へと巣立ちゆくお子さまの立派な晴れ姿を前に、きっと感無量の思いでいらっしゃると思います。今日までの三年間、本校の教育に対しまして多大なるご支援とご協力をいただきましたこと、心より感謝申し上げます。

結びに、教職員一同、皆さんとの素晴らしい出会い、そして数々の感動を共にすることができたことに感謝するとともに、限りない可能性を秘めた皆さんが、自分を信じ、仲間とつながり、目標とする新しい世界で、ますます活躍されることをお祈りし、式辞と致します。

 

令和四年三月十四日

京丹後市立峰山中学校長  上田 隆嗣


17:14
2022/01/07

第3学期始業式 式辞

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第3学期始業式式辞

令和4年1月7日(金)

 

皆さん、新年明けましておめでとうございます。

令和4年、2022年がスタートしました。大変長かった2学期の疲れを癒し、新しい年を迎えて、「今年は、これをがんばろう」、「こんな年にしたい」など新たな目標をもったことと思います。

 

その1年のスタートとなる3学期、暦の上では新しい年の始まりですが、学校における3学期は、年度のまとめ、しめくくりの学期、そして、次の新しいステージにつなげるための学期でもあります。よく来年度に向けての0学期とも言われます。この大切な学期をどのように過ごすのか、皆さんの頑張りを楽しみにしています。

 

特に学習面で、81日間という長い2学期に比べ、3学期は学校に登校する日が1・2年生は51日、3年生は44日という大変短い期間となります。成績が下がりがちな2学期に比べ、短期間で集中して学習ができるので、成績が上がる人が多くなる3学期です。成績を上げるチャンスの大きい学期ですから、しっかりと目標を定め、毎日を、そして1時間1時間の授業を大切にしていきましょう。2学期終業式でもお話しした、勉強だけに集中できる時間・環境をたくさん作りだしてください。

 

さて、今年の干支は寅、今年は寅年です。虎といえば昨年阪神タイガースさんより頂いたNOMURA NOTE中の野村克也語録集を思い出し、見てみました。その中に、「失敗と書いてせいちょう(成長)と読む」という言葉がありました。みなさんは最近失敗したことがありますか?思い出してみてください。部活の試合で、テストや試験で、作品作りで、そしてリーダーとして等。

NOMURA NOTE』のこの言葉に対する解説では、「失敗した結果より、なぜ失敗したのかを重視し、失敗を自覚し、次にどうすればいいかを考える。その繰り返しをできる者が成功できる。」とあります。また見てください。失敗したからといって、諦めたり投げ出したりするのではなく、なぜ失敗したかを分析し次に向かってチャレンジする、このことが大切なんだと思います。失敗を生かすから成長できるのです。

 そして、失敗しない人なんてほとんどいません。いるとすれば、それは挑戦しない人です。いろんなことに挑戦すれば、必ず失敗と出会います。その時に、「失敗と書いてせいちょう(成長)と読む」、この言葉を思い出して、次に向かってチャレンジ・そして努力をしてください。

 

3年生は1年前の立志式の志を覚えていますか。例年であればPTA総会の授業参観として同じ時間に行うのですが、昨年は授業参観が出来なくて、各学級の立志式が順番にあったので、先生にとっては幸いに、全員の志を聞くことができました。いろいろな漢字を選んで、その時の自分の志を述べるのですが、その中で一番多かった漢字が「努力」でした。数ある漢字の中でなんと10人もの人がこの「努力」という漢字を選び、看護師や保育士・料理人や介護福祉士になる目標を語ってくれました。一昨年、今の高校1年生は断トツに挑戦あるいは挑戦の挑、挑むという漢字を選んだ人が多かったです。12人が選んでいました。どんな失敗に出会っても、挑戦・努力し続けられる人でいてください。

 

そのほかの漢字を選んだ3年生の皆さんも、1年前に選んだ漢字や志を思い出しながら、希望進路の実現に向けて、頑張っていることと思います。そんな3年生を全校で応援できる3学期にしていきましょう。

 

結びに、新型コロナウイルスの感染状況もまだまだ心配な状況が続きます。感染対策をしっかりとしていかなければなりません。このような大変な状況の世の中ですが、皆さんが今年立てた目標や夢に向かって、たくさんのことにチャレンジできる・努力できる1年になることを願って、第3学期始業式の式辞とします。


16:30
2021/12/24

2学期終業式 校長式辞

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第2学期終業式式辞

令和3年12月24日(金)

 

皆さん、おはようございます。長かった第2学期が今日で終了します。

感染状況が大変厳しかった2学期のスタートでしたが、9月30日に緊急事態宣言が解除となり、コロナの感染状況も少し落ち着きを見せる中で、10月7日には体育祭を実施することができました。今年度唯一の大きな行事を、3年生の素晴らしいリードのもと大変良い行事にできたことをうれしく思っています。その後も部活動の大会やオータムコンサート、講師さんを招いての講話学習や2年生のバラ寿司体験等も実施することができ、長かったけれど密度の大変濃い2学期であったと思います。

皆さんは何が一番印象に残っていますか?

 

さて、今日の終業式では2つのことをお話しします。

 

1つ目は、授業についてです。いろいろな事はありましたが、一番時間が多かったのはやはり日々の授業です。その毎日の授業で、仲間とつながり、仲間の考えを尊重しながら自分の考えを深め、日々成長していく姿がありました。

たとえば1つ、3年生の道徳で『注文をまちがえる料理店』という教材で授業が行われました。この授業では、認知症の人がレストランで働く様子を動画でも見ながら、一生懸命生きようとする人の生き方、またそれを支える社会についても考えることができたことと思います。先生もユーチューブで検索して何本か動画を見ましたが、心が温かくなりました。

その道徳の授業の後に書いた、3年生男子の振り返りの文章を紹介します。

「病気になろうと、人は人、そのことに変わりはなく、僕たちと同じように、あるいはそれ以上に一生懸命に生きている人がたくさんいることがよくわかりました。『自分も認知症になるのかなー』と少し不安に思ってしまうこと、『人生に終わりが来るのが怖い』と思うこともあるけれど、自分らしく生きられずに死ぬのはもっと怖いし、それはみんな同じだと思います。だから、これからはみんなのそれぞれの個性を認め、間違いを責めすぎないようにしていきたいです。また、みんながお互いに足りないところをおぎない合っていき、個性を認めあっていけば、みんなが自分らしく生きていける社会が作れると思います。」と書いていました。この文章を読んで、豊かな心の成長が見られたすばらしい1時間の授業だったんだろうなと、うれしくなりました。

皆さんが答えてくれた2学期を振り返ってのアンケートの中でも、問いの15番『グループ学習・教え合い学習では、わからないことを聞いて自分の考えを伝えたり、友達の考えを聞いたりしていますか?』という問いに、90%の人がそう思う、ややそう思うと答えています。みんなでつながりを大切に成長していける峰山中学校の授業の良いところを大事にして、さらに伸ばしていきましょう。

 

さて、2つ目は家庭学習の話です。少し先生の中学校時代の話をします。

先生は、今は再配置でなくなってしまった高龍中学校出身なんですが、家から学校まで8.7キロの距離を自転車で通学していました。台風の後の南風が強い日には、1回もペダルをこがずに、5Kmくらい進んだこともあります。それくらい山の上の方です。そして、昔は雪もよく降りましたので、冬は自転車で通えませんでした。それで、12月から2月の終わりまで、中学校のグラウンドの横の方に3つの集落の中学生が共同生活をする寄宿舎という建物が建っていて、冬の間は、そこで集団生活をしていました。昔は土曜日の午前中まで授業がありましたから、月曜日の朝、荷物を寄宿舎に持って行ってから登校し、土曜日の昼ご飯を食べて部活動をしてから家に帰っていました。その間が寄宿舎での生活です。月曜日から金曜日までは、夕方5時ごろに寄宿舎に帰って、5時半ごろから夕食を食べて、1時間くらいみんなで、体育館でバスケットをして遊んで、寄宿舎に帰ります。

前置きが長くなりましたが、聴いてほしいのはここからです。

午後7時から9時までの2時間が学習の時間です。先生は同級生の男子が1人だけだったので、3年間、二人だけで静かに勉強する環境がありました。そこにはテレビもラジオも持ち込めないので、この3か月間はきちんと2時間勉強をし続けることができました。

今、自分の人生を振り返ってみると、この寄宿舎で学習だけに集中できた時間の積み重ねが、その後の自分の勉強に向かう基礎を作ってくれたように思います。高校も学校まで9km以上ある通学距離でしたので、部活動で疲れて帰るとなかなか普通の日に勉強する時間がありませんでした。自転車で山の上の方まで帰るのは大変でした。日頃勉強できない分、テスト前の土曜日や日曜日には10時間以上勉強だけに集中していました。寄宿舎で勉強だけに集中できた時間・経験があったことが、勉強をしなければならない時に、そこへ向かうことができたんだと思っています。この勉強だけに集中できる環境を自分で作ったわけではないのですが、でもこの環境があったことに感謝しています。

今の時代、ゲームやSNSやいろいろな物が周りにはあって、2時間勉強だけに集中するのは難しいのかもしれませんが、そういった時間を積み上げることで、また勉強しかできない環境に自分の身を置くことで、人生が開けることがあるかもしれません。図書室に勉強しに行くとか、家で何もない一人の場所を作って勉強するとか、塾に行っている人なら自主学習室を利用するとか。

3年生は今、朝早く登校して、20人くらいの人が30分だけでも、この勉強だけに集中できる時間を過ごしています。

2学期を振り返ってのアンケートでも、3年生だけは家庭学習時間が増えていました。それは受験期で当たり前なのかもしれませんが、勉強をしなければならない時は、必ずあります。3年生にとっては次の市の学力検査まで、明日から勝負の17日間が始まります。体調管理に注意しながら、学習に励んでください。1・2年生の皆さんも、自分の夢に近づく希望進路を実現するために、今から1年後、2年後を見据えて、勉強だけに集中できる、家庭学習習慣をしっかりと作ってください。

 

結びに、今日の終業式は第2学期の締めくくりであるのと同時に、令和3年、2021年の締めくくりでもあります。「1年の計は元旦にあり」と言われるように、今年1年間を振り返り、1年後のなりたい自分をイメージしながら、新年の目標をしっかりと持てる冬休みにしてほしいと思います。少し厳しいことも言いましたが、本当によく頑張った2学期でした。心と体を上手に休めながら、またエネルギーを蓄えてください。1月7日、全員が元気に3学期始業式を迎えられることを願い、2学期終業式の式辞とします。

 

       京丹後市立峰山中学校 

          校 長  上田 隆嗣


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