チャレンジの夏に!

 令和4年度第1学期が終了しました。コロナ禍でのスタートではあったものの、学校教育活動が確実に通常を取り戻しつつあると感じた1学期でした。計画した時期に例年に近いコースで実施できた丹後学園連合修学旅行。新たに生まれ変わったはごろも陸上競技場(旧途中ヶ丘公園)で市内小学6年生全てが集い躍動した京丹後市小学校陸上運動記録会。地域のことを学ぶ活動では、経ヶ岬灯台の見学や上山の実習田でのコメ作り体験、大学生と共に学ぶ宇川を知るフィールドワーク、丹後ちりめんについての見学など教室をとび出して展開する教育活動ができるようになりました。特にうれしかったのは、3年ぶりに保護者の皆さん参観の下で親子運動会が開催できたことです。運動場いっぱいに精一杯頑張るお子様の姿を直接見ていただくことができました。3年生以下の児童については、運動会での活躍を初めて披露することができたということになりますので、本当に開催できてよかったと感じます。惜しむらくは、海での遠泳記録会が、今年度も実施できなかったということです。新型コロナの影響ではなく、水不足という自然が要因なので避けようがありませんでしたが、本当に残念でした。教職員、児童ともに準備・練習を着々と進めていただけに無念でした。PTAプールも同様の事情から実施できなくなったこと、大変申し訳なく思っています。依然として市内での新型コロナ感染は予断を許さぬ状況ではありますが、コロナ対策をきちんと講じたうえで、地域と共に歩む宇川小学校の教育を今後も推進していきたいと考えています。
 1学期にすっかり見慣れた学習スタイルがあります。それはオンライン授業。諸事情により登校できない児童が、学校と教室をオンラインで結ぶことによって教室にいる友達と一緒に授業を受けるというものです。自宅待機中に学習の遅れが出たり、教室との心の距離が離れたりしないよう、担任や友達と繋がることができました。また、遠隔地にいるゲストティーチャーたちとオンラインで交流しました。へき地の極小規模校ではありますが、こうした技術を活用して新たな学習スタイルを生み出すことができればと期待しています。
 さて、明日から39日間の夏休みとなります。この間、子ども達は学校を離れ、家庭・地域で過ごすことになります。病気や事故なく健康で安全に過ごしてほしいと願っています。そして、この39日間をさらに有意義なものにするため、生活目標や何か継続して取り組んだり挑戦してみたりすることを家族と一緒に考えてみるのもよいかもしれません。熱中症や水の事故など、気をつけてほしいことはたくさんありますが、とにかく楽しく元気な夏休みを過ごし、始業式にはまた元気な顔を見せてくれることを楽しみにしています。1学期間、ありがとうございました。
                         宇川小学校 校長
タイトルとURLをコピーしました