令和5年度最終章、確かな目標に向けて!

いよいよ、令和5年度第3学期がスタートしました。新年を迎えたということもあり、子ども達の気持ちもまっさらになって、希望とやる気に満ちていることと思います。このやる気をもって、自分が取り組みたいと思うこと、今しなければいけないことをよく考え、日々の活動に全力で取り組んでほしいと考えています。3学期は51日間です。新しいことを学ぶことと同時に、次の学年への進級(進学)に向けて憂いを残さぬよう、苦手なことを少しでも克服する総まとめも頑張る期間となります。大きな節目となる年度末に向けて、学校生活をより活気あるものにしていきたいと、教職員一同力を合わせて指導・支援にあたる所存です。本年もどうぞよろしくお願いします。
さて、今年は辰(龍)年です。(正確には甲辰「きのえ・たつ」。)甲辰の年は、「成功という芽が成長していき、姿を整えていく年」「春の日差しが、あまねく成長と変化を招く年」といった縁起のよさを表しているそうです。天にかけ昇る龍のように急成長が見られる年になるかもしれません。これはとても楽しみなことですね。だからと言って、何も考えないでいてはどこに向かってどう成長していくかわかりませんし、方向性が定まりません。今日の始業式では、子どもたちに「夢や目標をもとう」という話をしました。高学年であれば、就きたい職業ややってみたい仕事がだんだん明確になってきているのではないかと思います。低・中学年であっても漠然とした将来の夢や「こんな大人になりたい」という目標があるのではないでしょうか。そうした夢や目標をもつこと、そしてそれをだんだんはっきりとさせて、そこに向かって努力することは、生きていくうえで何より重要なことではないかと考えています。今、学校で取り組んでいることは、すべて将来の自分の生活に関わることばかりです。何のためにやっているのかを意識しながら取り組むことで、より確かな力が備わるのだと考えます。また、「粘り強く努力する」という力も備わります。これは将来のあらゆることにおいて大事な力となります。こうした力を全ての教育活動の中で意図的に伸ばしていけるよう工夫したいと思います。各家庭におかれましても、折に触れ、そうした話題で話をしていただけるとありがたく存じます。
ところで、干支の中で龍だけが架空の動物です。他は全て実在する動物なのになぜなのでしょう?海外にも干支の風習がある国や地域がありますが、少しずつ内容が違っていて、龍の代わりにクジラだったりワニだったりするようです。こうした文化の違いを調べてみるのも面白いかもしれません(←ここは、子ども向けです。)
さあ、短い3学期の間に、たくさんの行事があります。早速、今週末にはスケート教室(5・6年)があります。大縄大会や6年生を送る会などの特別活動は、現児童会最後のビッグイベントであり、次の学年へリーダーのバトンを渡すことになります。公民館主催の意見発表大会や2分の1成人式(仮)では、自己を見つめ直し、自分の考えや気持ちをはっきりと意識するきっかけになるのではないかと思います。体験入学・入学説明会、卒業に向けた取組では、「進級・進学」ということをことさら考えることになります。充実した3学期、そして令和5年度のいい終わりを迎えられるよう精進してまいります。家庭・地域におかれましては、なお一層のご理解とご支援をいただけますよう、どうぞよろしくお願いいたします。
最後になりましたが、新年早々、大きな災害に見舞われた方々には、本当に大変なことでした。一日も早い復興と平穏な日々が戻りますことを、心よりお祈りいたします。
校長

タイトルとURLをコピーしました