令和5年度修了! 元気を取り戻した1年間でした!!

まだまだ朝晩寒い日が続きますが、少しずつ春の陽気が近づいていることを感じるようになりました。1月1日石川県能登半島で発生した地震で被災した方々のことを思うと心が痛みます。被災地の一日も早い復興と平穏な日々が戻ることを祈念いたします。宇川小学校においては、お陰様をもって、令和5年度の終わりを無事迎えることができました。昨日の卒業証書授与式では、4名の卒業生たちが宇川小学校を巣立っていきました。6年間をしっかりと締めくくり、春からの新生活に向けて、全職員・全在校生で祝福すると共に、中学校での活躍を祈念しつつ、盛大に送り出すことができました。
さて、新型コロナウィルス感染症が分類上5類相当となり、令和5年度はコロナ禍以前の教育活動を取り戻す1年間となりました。学習面においては、従来から大切にしてきた「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けた授業研究をはじめとする研究推進、基礎的な学力の定着と向上を目指した計算チャレンジや家庭学習頑張り週間などの定期的・継続的な取組を行ってきました。と同時に、地域での学びを活性化させました。経ヶ岬灯台の見学や宇川加工所、吉野の里などでの校外学習では、地元地域をより深く知るということをねらいとして、たくさんのことを学ぶことができました。川の水質や生息する生き物について、地域の方をゲストティーチャーとして招聘し、実物を見せていただきました。そこには、教科書では学べない新しい発見や感動があったことと思います。そうした学習は、子ども達の心に深く残るものがあります。また、少人数学級の良さを活かしたフィールドワークにも出掛けました。海岸沿いに自転車を走らせ、袖志の棚田を訪れたり、今は閉校した虎杖小学校跡地へ行ってきたりしました。当時、たくさんの子ども達が、元気に生活していたであろう校舎を見て、地域の歴史の一端を垣間見ることができました。そして、宇川地区のよさをまとめることができました。さらに、毎年お世話になっている上山地区でのコメ作りでも貴重な体験をさせて頂きました。地域の方の多大なる協力によってこうした学校だけではできない教育活動を取り戻すことができました。改めて感謝申し上げます。
児童の主体性を育む教育については、児童会活動やチーム活動で子ども達が大活躍でした。「SMILE」をキーワードにしたスローガンを掲げ、新しい取組や全校遊び、あいさつ運動など意欲的に展開し、「自分たちの力で自分たちの学校生活をよりよく楽しいものにしよう」と頑張りました。その集大成となった大縄大会や6年生を送る会は大成功でした。その陰には、子ども達の可能性を信じ、そして任せてやり切らせるということを共通確認した教職員集団の指導・支援があったからこそだと考えています。そうしたことを実行していける宇川小学校であり続けたいと思います。他にも学習用端末の活用がずいぶん進み、当たり前のように授業で活用できるようになりました。タイピング検定では、大きく成長したスキルを確認できました。久し振りの海での遠泳記録会では、子ども達のたくましい姿を見ることができました。ご協力いただいた保護者の皆様、ありがとうございました。
新年度のスタートに備え、学校は明日より約2週間の春休みとなります。この間、子ども達は家庭・地域で過ごすことになります。交通安全・健康安全に留意していただき、生活リズムを崩すことなく、気力・体力を充実させて新学期を迎えられるようお願い申し上げます。一年間ありがとうございました。
校長

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