11月13日(月)、中丹管内の小・中学校の特別支援教育コーディネーターを対象として、「みんなの笑顔」特別支援教育研修会を実施しました。
本研修会は、「特別の支援を必要とする児童生徒はどの教室にもいる」という観点で、誰一人取り残さない特別支援教育のあり方や組織づくりについての理解を深める機会としました。
講演では、京都教育大学教育学部教授 小谷 裕実 様から「特別支援教育コーディネーターを中心とした校内の特別支援教育の推進」をテーマに、長年小児科医として子どもの診療に関わってこられた経験を交えて話をしていただきました。「対人関係のトラブル」や「不登校」等の学校の今日的課題には、発達面での障害が関わっている場合があることや、子どもの問題に早期に気付き適切な対応をすることが二次障害を生みにくくすることについて話をされました。また、子どもの問題の早期発見には、学校における気付きがきっかけとなることも多いことから、「機能的な校内委員会の持ち方」や「チーム学校として多職種連携」を実現するために、コーディネーターが役割を果たす重要性についてご教示いただきました。 小谷教授から、「特別支援教育コーディネーターは重要な任務であるが、コーディネーターとしての素養があり選ばれておられるので、自信をもって取り組んでほしい。」と温かいメッセージをいただきました。

