今週(6月16日~)からの2週間を「人権旬間」と設定し、1学期の人権学習を実施します。この期間は、生徒一人ひとりが「人権」について深く考え、互いを尊重し合う心を育む大切な機会としています。
本校では、学年ごとに以下のようなテーマで人権学習を行っています:
- 1年生:「インターネット社会と人権」
インターネット上の様々な情報には危険性があることを知り、必要な情報を選択できる力(情報リテラシー)を身に付けるとともに、互いの人権を尊重し合う態度を育みます。 - 2年生:「外国人の人権」
外国人が日本に住んでいる歴史的経緯や社会背景について知り、互いの文化を尊重し、共に協力し合える多文化共生社会をめざす態度を育みます。 - 3年生:「同和問題」
同和問題についての正しい理解や認識を培い、自分の課題としてとらえ解決しようとする態度を育てる。



今年度は、本日(6月17日)より3年生の人権学習からスタートしました。
3年生は冊子「じんけん」(綾部市教職員人権教育研究会)を活用し、資料を読み込んだり、意見を交わしたりする中で、部落差別の不条理さを知り、差別を許さない態度を育んでいきます。
本校では人権学習の大きな柱として「みかつ(見つめる・語り合う・つながる)」を大切にしています。互いの存在を認め、積極的に関わり、思いを伝え合うことで、よりよい人間関係を築いていく姿勢を育みます。
また、6月22日(日)には豊里コミセンで、豊里地区人権教育研究大会(豊里地区福祉推進協議会)が開催されます。「戦争は最大の人権侵害」をテーマに舞鶴引上記念館の方から「引き揚げの歴史と平和の願いを世界へ!未来へ!!」という演題での講演です。本校PTA(教職員・保護者)からも参加をします。豊里の地域全体で人権について考える貴重な機会となります。