学校紹介
 

9/26(金)に元JICA海外協力隊の山口郁未さんをお招きし、企画科の2年生を対象として講演会を行いました。

京都すばる高校の企画科では、学校が独自に設置している科目「グローバルビジネス」があり、2年生と3年生がこの科目を学んでいます。

グローバルビジネスは、2年生ではまずは海外の事を広く知ることを目標とし、今回は、元JICA海外協力隊としてベトナムで活動されており、現在はご自身で起業された会社、その名も株式会社mazuWA(まずは)の代表取締役社長としてご活躍の山口郁未さんにお越しいただき、講演会を実施しました。

山口さんは、江崎グリコ株式会社でキャリアをスタートされ、セールスや人事をご経験後、JICA海外協力隊としてベトナムでマーケティングアドバイザーとして活動されました。帰国後に独立起業され、現在も人事とマーケティング分野を専門としてコンサルティング業務をなさっています。

今回の講演では、企画科の生徒たちにベトナムでの経験をもとにマーケティングの基本的な考え方について教えて頂きました。マーケティングの基本はいかに相手の目線で、相手の立場に立って、相手にとって何が良いのかを考えることから始まります。

そして、ベトナムの人々との関わりを踏まえ、まずは「違いを受け入れる」ことの大切さを教えて頂きました。さらに、「ベトナム人は思っていたほど違わなかった。そして、日本人は思っていた以上に違っていた。」という言葉から、「同じである」ことを無意識に前提としている私たち日本人の特性にハッと気づかされることもありました。

行ったこともない海外のことを理解するのは本当に難しい事ですが、それでも前向きに学び、海外の問題も「じぶんごと化」しようと努力する企画科の生徒たちの姿勢はとても素晴らしかったです。知らないことでも、まずはチャレンジするその姿勢が大きな成長の第一歩となります。

 
 
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